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2020.11.26 お知らせ

アスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止の取り組みに関してスポーツ庁長官へ協力要請

アスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止の取り組みに関してスポーツ庁長官へ協力要請
アスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止の取り組みに関して、JOCをはじめ7団体がスポーツ庁へ協力を要請(写真:アフロスポーツ)
アスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止の取り組みに関してスポーツ庁長官へ協力要請
7団体を代表して山下泰裕JOC会長(右)が室伏広治スポーツ庁長官にステートメント・要望書を渡した(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は13日、日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会、大学スポーツ協会、全国高等学校体育連盟、日本中学校体育連盟、日本スポーツ振興センターと合同で、アスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止の取り組みに関するスポーツ庁長官への協力要請を行いました。

 室伏広治スポーツ庁長官にステートメント・要望書を手交、また意見交換した後に開かれた合同記者会見で、山下泰裕JOC会長は「本日、7団体の連名で、アスリートへの盗撮による性的ハラスメントの防止に関するステートメントを発信させていただきました。盗撮あるいはアスリートの写真や動画を使用した性的目的のSNS投稿によるウェブ掲載の被害が発生していることから、全てのアスリートが競技に集中し、また子供から大人まで全ての人がスポーツを心から楽しめる環境を守るために、スポーツ界全体でこのような卑劣な行為の撲滅に取り組んでいくという決意表明をしました」と経緯を説明。続けて、この日を皮切りに、各競技団体が大会などで行っている防止策の情報共有や、また卑劣な行為の実態を把握するとともに関係機関への情報共有などを行っていくとした山下JOC会長は、「この7団体ができることを何でもやっていく、卑劣な行為は許さないという雰囲気を作っていきたいと思っております。スポーツ庁を中心として我々7団体が協力して、この問題の撲滅に向けて取り組んでいきたい」と言葉に力を込めて述べました。

アスリートへの写真・動画による性的ハラスメント防止の取り組みに関してスポーツ庁長官へ協力要請
「卑劣な行為は許さない。撲滅に向けて取り組んでいく」と力を込めた山下JOC会長(右)(写真:アフロスポーツ)

 これを受けて室伏スポーツ庁長官も「アスリートが性的意図をもって撮影されたり、画像を拡散されたりする被害を訴える声があることに関しては看過できない問題だと考えております」と全面協力の姿勢を打ち出しました。また、ステートメント発信に加え、JOCをはじめとする6団体から、関係団体とスポーツ庁との情報交換会の機会の設定、競技会場などで実施している被害防止策の情報共有、そして、性的意図を持った写真撮影や画像の拡散はスポーツ界だけに限ったことではないことから法務省、文部科学省、内閣府などとの連携、の3点について協力要請があったことを説明。そのうえで「スポーツ庁としましても、いただいた要望について取り組んでいきまして、関係団体の皆さまと連携しながらアスリートが安心して競技ができる環境づくりを進めていきたいと思います」と、性的ハラスメント防止に取り組んでいくことを表明しました。

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