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2019年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講

カテゴリ:選手強化
2019.07.03
2019年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講
2019年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月3日、味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)で「2019年度JOCナショナルコーチアカデミー開講式」を開催しました。

 JOCナショナルコーチアカデミーは、オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を育成・指導する真のエリートコーチや各種スタッフの養成を目的に、JOC専任コーチングディレクターや各競技団体の強化スタッフ等を対象に実施。平成29年に策定された「第2期スポーツ基本計画」に明示され、JOCの長期的国際競技力向上計画の一環として位置づけられており、今年度は各競技団体から新たに28名の指導者が正規コースを受講します。


2019年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講
星野一朗JOC選手強化副本部長(写真:フォート・キシモト)

 主催者を代表して挨拶に立った星野一朗JOC選手強化副本部長は「指導者が選手とともに世界と戦っていくために必要なことは何かを学ぶ場として本会は開催されています。各競技別で指導方法など異なることがあると思いますが、共通して根付く部分はあるはずです。集まっていただいたメンバーは同期となりますので、ぜひ競技を越えて、チームジャパンとして一緒に頑張っていただければと思います」と激励しました。そして、「現在は団体競技だけではなく、個人競技でもチームで戦う時代になりました。その中で指導者の皆さんは選手よりも一歩、また半歩でも前に出て、どのようにすれば勝てるかを考えていってください」と呼びかけました。


2019年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講
スポーツ庁の平野誠競技スポーツ課長(写真:フォート・キシモト)

 続いて、来賓を代表してスポーツ庁の平野誠競技スポーツ課長が登壇。「東京2020大会が近づき、国民のスポーツへの関心が日に日に高まっている中、大会を成功に導くために、関係機関と連携して、国際競技力向上のため環境整備に注力してきました。そしてメダル獲得の最大化に向け、大会開催1年前となる今年度より、東京支援重点競技を設定し、柔軟かつ集中的に支援を行うことを考えています」と、スポーツ庁が行っている現在の取り組みについて紹介。さらに2022年北京冬季オリンピックに向けて、来年度より重点支援競技に対してサポートを実施することを説明しました。また人材育成について「世界トップレベルのコーチ育成をJOCや中央競技団体だけではなく、海外のコーチ育成関係機関と連携し、必要な体制整備やプログラムの開発、実施を通じて支援していくことにしています」と今後の考えを述べると、受講者へ向けて「自身のコーチング能力を磨かれるだけではなく、ぜひ競技の枠を越えた連携、交流を通じて、チームジャパンとしての絆を深めていただきたいです」と期待を寄せました。


2019年度 JOCナショナルコーチアカデミーが開講
前原正浩JOCナショナルコーチアカデミー事業ディレクター(写真:フォート・キシモト)

 最後に、前原正浩JOCナショナルコーチアカデミー事業ディレクターが本アカデミーの概要説明を行いました。前原ディレクターは目的や位置づけ、創設の経緯といった基本的な情報に加え、目指すべき人材像、プログラムの考え方、どのようなカリキュラムが用意されているか、過去の受講者の声などを紹介。最後はサッカーの元フランス代表監督、ロジェ・ルメール氏の「学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない」という言葉を引用しながら、「1年365日、選手と向き合って同じことを選手に言っていても、なかなか耳を傾けてくれません。指導者の皆さんは常に新しいこと、役に立つことを学び、選手に何度も問いかけていくことが必要です。この8週間を新たなことを学ぶ機会にしてください」とメッセージを送りました。

 本アカデミーは、(1)オリンピック日本代表選手団の一員としての品性・資質を兼ね備えた真のトップコーチを養成する『エリート(Elite)』、(2)職業観・倫理観・社会的責任において、専門家としての誇りを持つコーチを養成する『プロフェッショナル(Professional)』、(3)日本としての戦い方を追求するとともに、「国際基準」を踏まえた戦略、強化指導を行うことができ国際舞台で勝負ができるトップコーチを養成する『グローバル(Global)』、(4)知識や情報の一方通行ではなく、受講者と講師、受講者間の双方向による情報交換を主体とし、また指導現場において選手及び指導者間との双方向を意識できるトップコーチを養成する『インタラクティブ(Interactive)』、(5)競技及びスポーツの枠を超えた交流・連携を通し、日本スポーツ界及び日本社会の発展を目指す『チームニッポン(Team NIPPON)』の5つのコンセプトを掲げており、今年度は同日から6月27日及び9月2日から10月3日の期間で実施されます。





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