第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)は30日、パデル競技の女子ペア準々決勝が行われ、日本代表の小澤琴巳・佐藤千文ペアがインドネシア代表ペアと対戦。立ち見が出るほどの大勢のファンが詰めかけ、両チームの熱狂的な声援が飛び交う中、力強い攻撃を見せる相手に対して日本ペアも粘り強い守備で果敢に挑んだが、セットカウント0-2(0-6、1-6)で敗れ、ベスト4進出(メダル獲得)はならなかった。
前日の初戦とは一転、インドネシアペアの強力なショットに対して日本が守備に回る展開が目立つ立ち上がり。序盤から相手の果敢な攻めにリードを許すものの、小澤と佐藤は冷静に声を掛け合いながら立て直しを図る。
小澤が回転をかけた巧みなショットで相手のミスを誘えば、佐藤も粘り強く拾ってロングロブで時間を作り、チャンスで小澤がスマッシュを叩き込むなど、デュースに持ち込む粘りを見せる場面も。しかし、要所で強力なスマッシュを打ち込むインドネシアの勢いを止めきれず、0-6で第1セットを落とした。
挽回を期す第2セット、相手の猛攻に押し込まれて序盤の2ゲームを連取される厳しい流れとなるが、第3ゲームで日本ペアが意地を見せる。ネット際での激しい攻防を制して40-0とリードを広げると、この試合初めてのゲームを獲得し、会場の大歓声を集めた。
続くゲームでも、果敢に前へ出てコート外まで飛んでいく相手のスマッシュに喰らいつくなど、最後まで諦めないプレーを見せる。相手の強打をガラス壁に当てて返す技ありのショットやスライスで崩しにかかったが、最後まで攻撃の手を緩めないインドネシアの猛攻の前に一歩届かず、1-6で試合終了。日本女子の挑戦はベスト8で幕を閉じた。
■選手コメント(ミックスゾーンより)
小澤琴巳
「相手の出足が非常に良く、思い切って向かってきたのに対して自分たちが守りに回ってしまった。長いラリーになっても最後は相手に決めきられてしまったり、自分たちのネットキープができなかったりと、決定力の差を感じた。相手の攻勢に対して、足元を突くショットや高いロブで時間を作って変化をつけようと打開策を話し合ったが、単調になってしまい流れを変えることができず悔しい。ただ、客席から大勢の応援が聞こえてすごく力になった。個人としては世界ツアーを回り、ランキング100位以内を目指しながら、世界と対等に戦えるプレーを磨いていきたい」
佐藤千文
「相手の決定力やプレッシャーに対して、自分たちの流れに変えるための『もう一歩』が足りず、悔しい結果となった。コートに立った時に見えた客席からの大きな声援は本当に温かく、励みになった。アジアのレベルも年々上がっていて、私たちが長年築いてきた日本のパデルをさらに発展させていかなければいけないと痛感した。今大会で得た経験と悔しさを糧にして、次の世界選手権や今後の国際大会に向けて、また一からチームで高め合っていきたい」
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【特別インタビュー&Special Video】アジアから世界トップ100へ。誰も歩んだことのない道を切り拓き、パデルの未来を創る開拓者(パデル・小澤琴巳)
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