日本オリンピック委員会(JOC)は、9月8日に鹿児島県の鹿児島市立武岡中学校にて、「JOCオリンピック教室」を開催した。JOCオリンピック教室は、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発を目的とした取り組みで、オリンピアン(オリンピック出場選手)を講師として招き、オリンピズム(オリンピック精神)やオリンピックの3つの価値「オリンピックバリュー=卓越(Excellence)、友情(Friendship)、敬意/尊重(Respect)」を体験的に学ぶ授業だ。中学生を対象に、運動と座学を通して、オリンピックバリューを身近に感じてもらうことを目的としている。
何事も無理だと決めつけずに挑戦しよう
新体操の坪井保菜美先生(北京2008大会出場)の運動の時間では、冒頭に、初めてやることや難しいことに取り組む時には、最初からできないと決めつけず、また、無理だと思わずに、どんなことにも挑戦してほしい。新体操に必要な柔軟性を高めるために現役時代から実践しているストレッチを紹介。体を柔らかくするためには、毎日継続して行うことが大切だ。その後、2人組になりボール取り競争を実施。瞬発力や集中力に加え、相手にぶつからないように注意し相手を思いやる気持ちも持ってほしいと話す。主運動は3チームに分かれて8の字跳びを実施し、各チームが作戦を立て、回し手や順番、テンポを工夫しながら記録向上を目指した。挑戦を重ねる中で、生徒同士の声掛けや励まし合いが増え、協力して目標に向かう姿勢が見られた。授業で得た学びを今後の学校生活や行事、学習、部活動に活かしてほしいと伝えた。
自分の好きなこと、得意なことを見つけよう
座学の時間は、坪井先生が新体操を始めてからオリンピック出場までの経験を通して感じた、夢や目標に向かって努力し続ける大切さを伝えた。新体操は美しさだけでなく、正確さや集中力、仲間との協力が常に求められる競技であり、団体種目ではライバルでもある仲間との友情と思いやり、1人1人の責任感が必要になる。挑戦する前から諦めず、後悔しない選択をすることが大切だ。グループワークでは、夢や目標を実現するために何が必要かを考え発表した。最後に坪井先生は、年齢に関係なく、好きなことや得意なことを見つけ、目標に向かって努力してほしいと話した。
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