第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)は29日、今大会から正式種目に採用されたパデル競技の女子ペア予選(1回戦)が行われ、日本代表の小澤琴巳・佐藤千文ペアが登場。壁を巧みに利用するパデル特有の高速ラリーと息の合ったコンビネーションを発揮し、セットカウント2-0(6-1、6-4)でカタール代表ペアを下して見事初戦を突破した。
序盤からハイペースなラリーが展開される中、日本ペアは強打やロブ、ドロップショットを自在に使い分けて主導権を握る。自陣後方のガラス壁に跳ね返ったボールを巧みに捌く好プレーや、相手の隙を作ってからの連携でポイントを重ね、第1ゲームを粘り強く獲得。
第2ゲーム以降も佐藤の安定したディフェンスと、小澤の力強いショットが噛み合い、ゲームを有利に進める。小澤がコート外へ飛び出すほどの強烈なスマッシュを叩き込めば、佐藤も角度のないゾーンに落とす技ありのショットで応戦。回転をかけて壁からの跳ね返りを自在にコントロールした日本ペアが6-1で第1セットを先取した。
第2セットに入っても、勢いに乗る日本ペアの攻撃手数は衰えない。佐藤のサービスエースやネット際での攻防を制して着実にゲームを連取。第4ゲームではデュースの連続となる激しい攻防となったが、佐藤の粘り強い連打と小澤の意表をつく鋭いドロップショットで勝負どころを締め、リードを広げる。
終盤、意地を見せるカタール代表ペアにゲームを奪われる場面もあったが、日本ペアは声を掛け合って冷静さをキープ。第10ゲームでは佐藤の強力なスマッシュで先制すると、小澤が相手の強打を完璧に吸収する絶妙なドロップショットを決めて40-0とし、そのまま押し切ってマッチポイントを獲得。セットカウント2-0で快勝を収めた。
■選手コメント(ミックスゾーンより)
小澤琴巳
「初戦ということで少し緊張もあったが、佐藤選手が後ろでしっかりディフェンスを固めて流れを作ってくれたので、私は前衛で思い切って攻撃に集中することができた。2人で声を掛け合いながら、良いパフォーマンスをコートで表現できたと思う。国内でこれだけ素晴らしい屋内施設で、多くのお客さんの前でプレーできる環境を作っていただけたことに感謝している。次の相手はよりスピードもあってアグレッシブな強敵になるが、自分たちの良いプレーを出して勝ちにいきたい」
佐藤千文
「自国開催のアジア大会で、女子最初の試合でまず1勝を届けることができてとても嬉しい。会場の皆さんの声援や、チームメイト、コーチからの声がすぐ近くから届いて大きな力になった。第2セットの途中で相手に押し込まれる展開もありましたが、2人で『もっと新しいプレイに挑戦してみよう』とコミュニケーションを取った結果だったので、ポジティブに捉えて修正することができた。パデルは子供からお年寄りまで世代を超えて一緒に楽しめるのが魅力なので、この大会を通じて多くの方に魅力を知ってもらえたら嬉しい」
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【特別インタビュー&Special Video】アジアから世界トップ100へ。誰も歩んだことのない道を切り拓き、パデルの未来を創る開拓者(パデル・小澤琴巳)
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