第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)は20日、名古屋市稲永スポーツセンターでコンバットスポーツ/総合格闘技(MMA)競技が行われ、女子モダン54kg級に出場した日本代表の片山智絵が初戦に臨んだ。多くの観客が大声援で後押しするなか、強豪相手に果敢な攻めを見せるも惜しくも判定で敗れ、上位進出はならなかった。
第1ラウンド、静寂の中でゴングが鳴ると、片山は序盤から果敢にタックルを仕掛けて相手の懐に潜り込もうとする。しかし、相手の巧みなディフェンスにかわされ、探り探りの緊張感漂う展開へ。相手の鋭い膝蹴りを受けながらも素早く立て直した片山は、その後も粘り強くタックルを狙い続けたものの、相手のガードを崩し切ることができず膠着状態のまま第1ラウンドが終了。ポイント判定は9―10とわずかにリードを許す形となった。
巻き返しを図る第2ラウンド、片山は再びタックルで打開を試みるが、徹底して対策を練ってきた相手にかわされ、カウンターの打撃を受ける苦しい展開に。終盤にかけて相手の手数が増えるなか、最後まで喰らいついたものの自慢の持ち味を発揮しきれず無念のタイムアップ。悔しい敗戦となったが、会場からは惜しみない温かい拍手が送られた。
■試合後のコメント(ミックスゾーンより)
片山智絵
「相手にしっかりと対策されていて、自分が何をしてくるかがバレていて、自分の足りないところが明確になった試合でした。試合までの調整は順調でうまく行っていたのですが、持ち味が出せず、相手の方がしっかりと自分のプレイを研究していたなと感じました。入場した時の声援がすごく、日本人が勝つところを見せなきゃいけないと思っていたのですが、本当に感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。今回の自分の負け方が前回と同じで、持ち味を封印されてしまったようなところがあるので、もっと武器を増やして、また代表として戦うことができる時があれば、その時は絶対にみんなに勝つところを見せられたらなと思います」
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