日本オリンピック委員会(JOC)は、東京都内で第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)のTEAM JAPAN結団式を、佳子内親王殿下ご臨席のもと、行いました。式典には選手932名、監督・コーチ等352名のTEAM JAPAN総勢1,430名(9月11日時点)のうち、海外での遠征・合宿等に参加している選手を除く約549名が出席しました。
最初に国歌斉唱が行われた後、主催者を代表して橋本聖子JOC会長が登壇。「初めに先般の熊本地震におきまして、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された、そしてなお今、大変なご苦労をされている皆さまに深くお見舞いを申し上げます。また、先週起きました千葉県を中心とする豪雨災害でお受けになられた皆さまにおかれましても、心よりお見舞いを申し上げます」と哀悼の意とお見舞いの言葉を述べました。続けて、「開催が決定されてからおよそ10年にわたり準備が進められてまいりました。そして今、アジア最大のスポーツの祭典を自国で開催する時を迎えています」と語り、「大会に臨むTEAM JAPANの皆さんが一堂に会するのが本日の結団式となります。競技の枠を超えて心を一つにし、日本代表としての誇りと使命を共有するとともに、国民の皆様から寄せられる期待と応援を力に変えていくための大切な第一歩となります」と挨拶しました。
続いて、TEAM JAPANの井上康生団長をはじめ、藤波朱理旗手ら各競技の選手団を紹介。団旗授与では、故秩父宮殿下よりご下賜の団旗が橋本会長より井上団長へ、井上団長より藤波旗手へと授与されました。
その後、佳子内親王殿下がおことばを述べられ、TEAM JAPANを激励されました。
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はじめに、「令和8年熊本地震」と「令和8年8月千葉豪雨」により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。被災した地域の復旧が進んでいくこと、安心して暮らせるようになることを願っております。
本日、「第20回アジア競技大会」の結団式にあたり、TEAM JAPANの皆様にお会いできたことを、たいへん嬉しく思います。このたび日本代表に選ばれた選手の皆様、選手をサポートしてこられた皆様、おめでとうございます。
今回のアジア競技大会は、愛知県名古屋市を中心に開催されます。日本での開催は、1994年の広島大会以来32年ぶりです。アジアの各地から多くの参加者が集い、新たな競技を含む43の競技が実施されます。
TEAM JAPANの皆様が、これまでの努力の成果を存分に発揮できるよう応援しています。また、この大会が、各地からいらっしゃる方々との交流を深める機会になることを願っています。
おわりに、皆様のご活躍をお祈りし、結団式に寄せる言葉といたします。
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次に、来賓を代表して松本洋平文部科学大臣から祝辞が述べられ、「選手の皆さまにはこれまで積み重ねてきた練習の成果を思う存分に発揮し、TEAM JAPANとしての誇りを胸にベストを尽くしていただきたいと願います。皆さまが全力で挑む姿は、必ず日本中に夢と希望を届けるものと確信しています」とTEAM JAPANへの激励の言葉を述べました。
続いてTEAM JAPANから井上団長が代表して挨拶に立ち、「TEAM JAPANのコンセプトである『ともに、一歩踏み出す勇気を。』をもとに大会に臨んでまいります。この一歩踏み出す勇気というものは選手それぞれ違うと思いますが、それぞれの掲げたものをしっかりと達成していけるように、我々としても後押ししていきたい」と抱負を述べました。また、「皆さまの声援が大きな力になります。ぜひ会場に足を運んでいただき、応援していただければと思います」と語りました。
最後に、選手団を代表して藤波旗手が登壇し、「このような役割を任せていただいたことを光栄に思います。TEAM JAPANのコンセプトのように勇気を持って試合に挑みたいです。また、自分のレスリングを通して、見てくださる方に一歩踏み出す勇気を与えられるような最高のパフォーマンスができるように準備したいと思います」と力強く決意表明を行いました。
続いて、応援セレモニーが行われました。代表選手たちが大会に向けた熱いコメントを寄せました。ブレイキンの半井重幸選手(Shigekix)は「リアルタイムで楽しんでもらえると思うので、最高の姿を見せたい」、半井彩弥選手(AYANE)は「いつも通り自分らしく過ごすことが大舞台での力になる」と語りました。体操の橋本大輝選手が「日本の『美しい体操』で金メダルを獲得する」と強い決意を口にすると、7大会連続出場となるソフトボールの上野由岐子選手も「自分を必要としてくれて、プレーをする場所があるということに感謝し、ソフトボールを楽しみながらプレーしたい」と感謝の気持ちを語りました。
さらに、チーム最年少11歳でプレイヤー名「ゆうき」の栗原悠輝選手(eスポーツ)が「TEAM JAPANに金メダルを持ち帰れるよう優勝したい」とフレッシュに宣言したほか、中山大地(NOBI)選手(eスポーツ)、早稲昭範選手(テックボール)、貴田菜ノ花選手(武術太極拳)らも「チームの勝利に貢献したい」「躍動感あるプレーで金メダルを目指す」と意気込みをコメント。会場は大会開幕に向けた熱気と確かな手応えに包まれました。

次に、愛知・名古屋アジア大会TBSスペシャルアンバサダーを務める二宮和也さんからのビデオメッセージが上映されました。二宮さんは「視聴者の皆様、現地で応援される皆様と同じ目線に立って、選手の皆様の活躍を余すことなくお伝え出来たらと思います。最高のプレーを届けることで選手の皆さまの力になれるよう応援していく」とTEAM JAPANへエールを送りました。
結団式後には記者会見が行われ、井上団長、水鳥寿思副団長、三宅宏実副団長、藤波旗手が登壇しました。
最初に井上団長が「最高成績を収めていけるように努力する。そのため、コンディショニングガイドを使用して競技力向上につなげていってほしい」と述べました。続いて藤波旗手は「違う競技でもチーム一丸となって精進していきたいという気持ちになった」と語りました。また、昨今課題となっているSNS等での誹謗中傷対策について問われると、三宅副団長は「選手を守るための対策を万全にして大会に備えたい」と語り、水鳥副団長も「ウェルフェアオフィサーやセーフガーディングオフィサーを配置し、現地で精神的な不安を感じた時にサポートできる体制を構築する」と話し、選手が安心して競技に集中できる環境づくりに努めていることが説明されました。
アスリートや関係者それぞれが大会への想いを新たにし、愛知・名古屋大会へ向けたチームの結束を強く印象付ける結団式および応援セレモニーとなりました。
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