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第16回アジア競技大会(2010/広州)

第16回アジア競技大会結団式(2010/広州) 日本代表選手団結団式



チームジャパンが集結した結団式
挨拶する竹田会長(写真提供:アフロスポーツ)

平成22年11月6日(土)、グランドプリンスホテル新高輪において、秋篠宮同妃両殿下の御臨席を賜り、JOCは第16回アジア競技大会(2010/広州)日本代表選手団の結団式を行った。会場には、選手団と関係者、来賓など、約1100名が出席した。

「オリンピック東京大会ファンファーレ」で開会した結団式は、航空自衛隊航空中央音楽隊の生演奏による国歌斉唱に続いて、JOC竹田恆和会長からの主催者挨拶の後、日本代表選手団全員の顔写真をスクリーンで紹介した。

次に団旗授与が行われ、JOC竹田会長より日本代表選手団の市原則之団長へ、市原団長より村上幸史主将介添えのもと、潮田玲子旗手に授与された。その後、秋篠宮殿下から日本代表選手団へお言葉をいただいた。

秋篠宮殿下お言葉

「本日、中華人民共和国の広州市において開催される、第16回アジア競技大会の日本代表選手団結団式にあたり、選手ならびに役員の皆さんとお会いできましたことを大変嬉しく思います。また選手の皆さんには、厳しい選考を経て日本の代表となられたことを心からお慶び申し上げます。

このたびは、「Thrilling Games, Harmonious Asia」という大会ビジョンの下、過去最多となる42競技476種目が実施されると伺っております。皆さんには、文化や歴史など多様性に満ちたアジアの各地域から参加される多くの人々と真摯に競い合うとともに、それぞれに交流を深めながら親交を深め、国際親善に寄与されることを願っております。

また今回特筆すべき事柄として、1000名を超える過去最大の規模となる、日本代表選手団の日常の体調管理やコンディションの維持に万全を期するため、医師やトレーナー等の専門家が常駐するマルチサポートハウスを設けると伺っております。国際大会でのこの初の試みが大きな成果につながることに期待したく思います。

終わりになりますが、皆さんには、くれぐれも健康に留意されますとともに、日ごろの練習の成果を存分に発揮されることを祈念し、結団式に寄せる言葉といたします。

来賓の鈴木寛文部科学副大臣からは「日ごろの成果を思う存分に発揮し、日本代表としての誇りと自覚を持って、世界に通ずる素晴らしい成績をあげられるようベストを尽くしていただきたいと思います。文部科学省では、8月に策定しましたスポーツ立国戦略をふまえ、世界で競いあうトップアスリートを支援する施策を総合的に推進して参りたいと思います。

団長挨拶を行う市原団長

日本として初めて、選手村のほかに日本選手団のためのサポート拠点を設置いたします。積極的に活用していただき、最高のパフォーマンスをしていただきたいと思います」との祝辞をいただいた。また程永華中華人民共和国駐日本国特命全権大使は「中国国民を代表して、これから広州に赴く日本代表選手団の皆さまに対して熱烈な歓迎の意を表します。スポーツ交流のたえまない発展は、スポーツ競技レベルの発展につながるだけでなく、両国の相互理解と友情を深める上で重要な役割を果たすと確信しております。日本の選手の皆さんの素晴らしい活躍をご期待しております」と祝辞を述べた。

市原団長は「選手は1人1人が全力を尽くし、また行動規範を遵守し日本代表選手団として恥じることのないよう行動しなければなりません。各国地域の文化や伝統を再認識し、将来世界に通用する国際人として成長することを期待しています。監督・コーチには、選手が全力を出し切れるよう万全のサポートをお願いいたします。国の実施するマルチ・サポート事業を活用し、ロンドンオリンピックへのトライアルとしてサポート・ハウスが選手村の近くに設置されます。ぜひ有効活用し、ロンドンオリンピックにつなげていただきたいと思います」と挨拶。そして、結団式は村上主将の決意表明で終了した。

村上主将の決意表明
(写真提供:アフロスポーツ)
村上幸史主将の決意表明

私たちはアジア競技大会の名誉ある日本代表選手団に選ばれたことを誇りとし、自覚と責任を持ってチームジャパン一丸となり全力で競技に挑みます。また行動規範を遵守するとともに、参加各国地域の選手団と交流を深め、国際親善を働きかけて参りたいと思います。

 
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