写真:アフロスポーツ
愛知・名古屋アジア大会 日本代表選考会 男子トラディショナル65kg級 決勝(写真:アフロスポーツ)
1980年代に日本の初代タイガーマスク・佐山聡氏が創設したシューティング(現・修斗)で開発されたオープン・フィンガー・グローブ(OFG)の誕生や早期の競技化が基礎となり、世界中へ普及した比較的新しいスポーツです。海外関係者の間でも「日本発祥の競技」として捉えられている側面を持ちます。
日本代表チームは、2025年にバーレーンで開催されたアジアオリンピック評議会(OCA)主催の「第4回アジア・ユース・ゲームズ」に初参加し、女子モダン54kg級で高田暖妃選手が銀メダルを獲得。さらに2026年5月の「第4回アジアMMA選手権大会」でも銀メダル・銅メダルを獲得するなど、国際舞台での躍進を続けています。
愛知・名古屋アジア大会 日本代表選考会 女子モダン54kg級 決勝(写真:ロイター/アフロ)
アジア大会で採用されるのは、アジアMMA協会が2023年から運用している「AMMAルール」です。プロ大会で一般的なケージ(金網)やリングではなく、試合会場の汎用性を考慮した囲みのないマット上で試合が行われます。
道着なしで戦う「モダン」に加え、道着を着用して戦う「トラディショナル」という独自の試合形式が採用されている点が大きな特徴です。また、安全面にも配慮されたルール整備が進められており、スポーツとしての進化と公平性が徹底されています。
愛知・名古屋アジア大会 日本代表選考会 男子トラディショナル65kg級 決勝(写真:アフロスポーツ)
最大の魅力は、打撃技や投げ技、そしてグラウンドでの関節技や絞め技が交錯する中で展開される、高度で多様な攻防の応酬です。
特にアジア大会で採用される「AMMAルール」では、一般的な「モダン」形式だけでなく、道着を着用して攻防を繰り広げる「トラディショナル」形式も実施されるため、従来の総合格闘技とは一味異なる戦術や技の攻防を楽しむことができます。囲みのないマット上という広々とした空間で、選手たちが持ち前のバックボーンや技術をいかに発揮し、優位な展開を作り出していくかという緻密な戦略の駆け引きが見逃せません。
愛知・名古屋アジア大会 日本代表選考会 女子モダン54kg級 決勝(写真:アフロスポーツ)
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