写真:YUTAKA/アフロスポーツ
パリ2024大会 飛込 女子10m高飛込 予選(写真:藤田孝夫/フォート・キシモト)
飛込の種目は、3mのジュラルミン製でできた飛板を使い、反発力を利用して演技を行う「飛板飛込」と、10m高さの台から飛び込む「高飛込」の2種類が行われ、それぞれ個人種目とシンクロ種目があり、男女合わせて合計8種目が実施されます。飛板飛込、高飛込ともに男子は6回、女子は5回演技を行って合計点数を競っていき、予選、準決勝、決勝の順に進んでいきます。
パリ2024大会 飛込 男子3m飛板飛込 準決勝(写真:藤田孝夫/フォート・キシモト)
飛込の見どころは演技がスタートして2秒弱で勝負が決まる「一瞬の美」にあります。5種類の踏切の方法と、前後の回転の方向に加えた捻りに、回転時の身体の形を組み合わせて演技を行い、その美しさとダイナミックさが採点されます。入水時の水しぶきをどれだけ抑えられるかも採点基準のひとつで、世界のトップ選手たちはほとんど水しぶきを上げません。特に、入水したかと思えば、全くしぶきが上がらず、ぼこぼこと泡が水面に見えるだけの「リップ・クリーン・エントリー」とよばれる入水は美しく、最も得点が高くなります。採点は10点満点からの減点法で行われます。また2人同時に飛び込むシンクロ種目では、2人の演技がどれだけ同調(シンクロ)しているかも採点対象になり、目が離せません。
杭州アジア大会 飛込 女子10mシンクロ高飛込 決勝(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
日本人選手が初出場したのはロサンゼルス1932大会で、パリ2024大会以前の最高位はベルリン1936大会における柴原恒雄選手(男子3m飛板飛込)と大沢礼子選手(女子10m高飛込)の4位でした。東京2020大会では玉井陸斗選手(男子10m高飛込)が初出場にして同種目では21年ぶりとなる入賞を果たしたのを始めとして、日本人選手が8種目中5種目で入賞。また翌年2022年に行われた世界水泳選手権大会では玉井選手が男子10m高飛込で、三上紗也可選手・金戸凜選手が女子シンクロダイビング3m飛板飛込で銀メダルを獲得するなど活躍を見せました。そしてパリ2024大会でついに、玉井選手が男子10m高飛込で日本初となる銀メダルを獲得。日本における飛込の歴史が動きました。
パリ2024大会 銀メダルを獲得した玉井陸斗選手(写真:藤田孝夫/フォート・キシモト)
| 競技初回実施大会 | セントルイス1904大会 |
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| TEAM JAPAN初出場大会 | ロサンゼルス1932大会 |
| 競技別累計メダル数 |
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2024年8月21日時点
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