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2020.02.04 イベント

小塚崇彦さん、室伏由佳さんがゲスト参加「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」名古屋公演を開催

小塚崇彦さん、室伏由佳さんがゲスト参加「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」名古屋公演を開催
「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」名古屋公演を開催(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2月2日、愛知県芸術劇場コンサートホールで「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」名古屋公演を開催しました。

 オリンピックコンサートは、全世界で行われているオリンピックデーイベント(オリンピックデーは6月23日)の一環として日本独自に開催しているイベントです。スポーツファンのみならず、普段スポーツやオリンピックに親しみのない方にもオリンピックの価値や素晴らしさを実感してもらうことを目的に、JOCのオリンピック・ムーブメント事業として1997年より毎年開催しており、感動的なオリンピック映像と壮大なシンフォニーオーケストラの共演は、毎年多くの方にご好評いただいています。

「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」は、およそ半年後に迫った東京2020大会への機運醸成と日本代表選手へのエールを全国で呼び起こすべく、JOCゴールドパートナーである株式会社三井住友銀行のご協力の下、全国6都市での開催を予定しており、名古屋では今回が初開催となります。

小塚崇彦さん、室伏由佳さんがゲスト参加「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」名古屋公演を開催
過去のオリンピックの名シーンや奮闘するアスリートの姿がスクリーンに映し出された(写真:フォート・キシモト)

 本公演は昨年のオリンピックコンサートに続き「輝く夢に向かって」をテーマに、指揮は海老原光さん、演奏は「THE ORCHESTRA JAPAN」が担当。オリンピアンで俳優の藤本隆宏さん(水泳/競泳・1988年ソウルオリンピック、1992年バルセロナオリンピック出場)がナビゲーターを務め、ゲストオリンピアンとして小塚崇彦さん(スケート/フィギュアスケート・2010年バンクーバーオリンピック8位入賞)と室伏由佳さん(陸上競技・2004年アテネオリンピック出場)が参加しました。

 コンサートは2部構成で行われ、1964年10月10日の東京オリンピック開会式のために今井光也が作曲した『オリンピック東京大会ファンファーレ』で開幕。オリンピックの過去大会の映像とともに、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲の歌劇『運命の力』序曲、映画『E.T.』からジョン・ウィリアムズ作曲の“地上の冒険”などが演奏され、オリンピックの感動と興奮が呼び起こされる演出となりました。

小塚崇彦さん、室伏由佳さんがゲスト参加「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」名古屋公演を開催
トークコーナーでは小塚崇彦さん(右)、室伏由佳さん(中央)が思い出話やエピソードを披露(写真:フォート・キシモト)

 第2部は、ジャック・オッフェンバック作曲の喜歌劇『天国と地獄』序曲でスタート。続いて行われたオリンピアンによるトークコーナー「輝く夢に向かって」では、ゲストオリンピアンの小塚さん、室伏さんがステージに登壇。ともにアスリート一家で育つ中でオリンピックを意識し始めたキッカケや、オリンピックを通じて学んだことなど、現役時代の思い出やエピソードなどを交えて語りました。

 そして、この日で残り173日と迫った東京2020大会に向けて、小塚さんは「4年に1度の舞台に向けて選手は練習しています。その姿をなかなか見ることはできませんが、それを実際に競技をやっている時に感じてもらうことはできると思います。皆さんもぜひ、(選手の)顔を見たり真剣な表情に注目していただけるとよりオリンピックを楽しんでもらえるんじゃないかなと思います」、室伏さんは「本当にわずかな人たちが出られる大会ですから、その人たちを支えてほしいと思います。今はライバルと選考会で争いをしていますから、そこからぜひご覧いただいて、『この人たちがオリンピックに出るんだ』という応援の熱を込めて、皆さん楽しみにしていただけたらと思います」と観客の皆さんにメッセージを送りました。

小塚崇彦さん、室伏由佳さんがゲスト参加「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」名古屋公演を開催
『オリンピック讃歌』の華々しい合唱でフィナーレ(写真:フォート・キシモト)

 トークコーナーが終わると、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー作曲の幻想序曲『ロメオとジュリエット』、映画『ミッション』からエンニオ・モリコーネ作曲のメインテーマの情感あふれる演奏に乗せて、夢を諦めずに奮闘した日本人アスリートのレジェンドや、東京2020大会に向けて努力を重ねるアスリートたちの姿が次々と映し出されました。そして、最後は、愛知県立明和高等学校合唱部、名古屋市立北高等学校音楽部、名古屋少年少女合唱団がスピロ・サマラ作曲の『オリンピック讃歌』を合唱し、美しい歌声とともにフィナーレ。鳴り止まない拍手に応えて、アンコールではモリコーネ作曲の映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のテーマが演奏され、盛大な拍手とともに2時間に渡るコンサートは幕を閉じました。

「オリンピックコンサート2020 プレミアムサウンドシリーズ」の次回公演は、2月11日(火・祝)広島文化学園HBGホールで開催します。


■プログラム内容
○第一部
・オリンピック東京大会ファンファーレ(今井光也)
・オリンピック・マーチ(古関裕而)
・歌劇「運命の力」序曲(ヴェルディ)
・映画「E.T.」から“地上の冒険”(ジョン・ウィリアムズ)
・歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(グリンカ)
○第二部
・喜歌劇「天国と地獄」序曲(オッフェンバック)
・オリンピアン等によるトークコーナー〜輝く夢に向かって
・幻想序曲「ロメオとジュリエット」から(チャイコフスキー)
・映画「ミッション」からメインテーマ(エンニオ・モリコーネ)
・オリンピック讃歌(スピロ・サマラ) ほか

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