第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)

【閉幕に寄せて】日本代表選手団コメント(3)

2012.08.13  カテゴリ:オリンピック

ロンドンオリンピック日本代表選手団の今大会の感想や今後に向けた抱負など、閉幕に寄せるコメントを一斉配信します。

■サッカー
・清武弘嗣選手
 このチームでやれたことは良かったです。本当に楽しかった。充実したオリンピックだったと思います。2年間でいいチームができ上がりました。正直、誰もここまで来るとは思っていなかっただろうし、最後に負けはしましたが、胸を張って帰りたいです。

・大津祐樹選手
 ここまで来られたのは実力だと思っています。ただ、これ以上行けなかったことも実力です。あとひとつレベルを上げるために、個々が能力を上げないといけないと思います。

・福元美穂選手
 金メダルでなくて銀だったのは残念だが、それが実力というか、すべてプレーした結果だったので、後悔はない。決勝戦を戦ったアメリカはとてもスピーディで人数をかける前にやられてしまった。ボールも持てていたし、チャンスもあったが、早い時間帯での失点が痛かった。

・近賀ゆかり選手
いい6試合だった。銀メダルで悔しい思いもあるが、メダルの重みを感じて、獲れてよかったと感じている。このメンバーでやってこられたことも良かった。今まで女子サッカーを支えてきてくれた方々に、このメダルを見せたい。佐々木監督は長くやってきただけあって、ちょっと暗い雰囲気になるところを持ち上げてくれた面は多分、たくさんあると思う。それに乗っかってくれる、チームのムードメーカーもいた。いいバランスが取れたチームだったんじゃないかなと思う。

・岩清水梓選手
決勝戦では立ち上がりの失点で、勢いに乗っていけなくなった。ただ、試合内容は良かった。ボールを回す時間も増えたし、チャンスもほんとにあったので、決めるところを決めていたら、結果が付いてきたかもしれない。でも、それがサッカーだと思う。最後に負けて悔しかったが、最高の仲間と最高の戦いが出来て悔いはない。岩手にメダルを持って行きたい。

・熊谷紗希選手
決勝戦で勝てるチャンスはあったと思う。結果は負けてしまったけど、ここ2、3試合で一番日本らしいサッカーができたんじゃないかと思う。一年前(のワールドカップ)とは、臨む段階で違ったけれど、チャレンジャーという気持ちは変わらなかった。自分自身がチャレンジできた部分も多く、手応えもあった大会だった。でも結果として、本当にあと一歩及ばなかったので、そこはまだまだ足りないなと思う。ここで終わりではない。この悔しさをばねに次のステージへチャレンジしていきたい。

・鮫島彩選手
自分たちはまだまだチャレンジャーだなと思った。自分の特徴である攻撃参加はできなかった部分もあり、自分の実力はまだまだ。ただ一試合一試合コミュニケーションをとりながらできたし、この状態のなかでやるべきことはできたと思う。銀メダルは複雑な気持ち。表彰式でアメリカ女子代表が喜んでいるのを見て、金メダルが欲しかったと思った。でもメダルを獲るのと獲らないかで、女子サッカーの未来が変わってくるので、そういった意味で獲れてよかったと思う。

・阪口夢穂選手
チームが1試合1試合、少しずつ成長していった大会だったかなと思う。ビデオを見たり話しあったり、そういうので一つになっていった感じがする。金メダルを目指してきたので、銀で終わったのは悔しいですが、このチームで戦えたのは嬉しい。感謝したい。

・安藤梢選手
これまで3度の五輪に出てきて、アテネの時から成長してきている、なでしこを感じる。先輩たちの戦いがあって今があると感じた。先輩たちから築きあけてきてもらったものを、今大会で「金メダルを取るんだ」という気持ちでチーム一丸となってやっていた。金メダルは獲れなかったが、チームとしては力を出し切ったと思う。

・宮間あや選手
仲間のことを誇りに思う。決勝戦を戦ったアメリカとは今までの対戦のなかで、試合自体は一番コントロールできたと思う。あとは決めるところや、失点のところだけの差だったと思う。勝ちたかったという本音はあるが、胸を張りたい。ここまで来られたことに、仲間とバックアップの選手、スタッフ一同に感謝している。

・川澄奈穂美選手
決勝戦は大会の中では一番、自分たちのリズムでサッカーができた試合だったんじゃないかと思っている。試合中に、「USA、USA」というのと、「ニッポン、ニッポン」というのが交互に聞こえて、本当にどちらの国もすごく応援されているんだと感じた。そういう雰囲気の中でプレーできたことはとても幸せ。遠くまで応援に来てくださった方々と日本で応援してくれていた方々にも、感謝したい。

・澤穂希選手
日本代表入りしてから19年、ずっとオリンピックのメダルを目指して、やっと獲れたので、ワールドカップ優勝と同じくらいの重みを感じる。金メダルを獲れなかったのは悔しいけれど、最高の選手、最高のスタッフ、最高の相手とできた。よかったです。決勝戦でも1点取ってからも最後の最後まで走り続けて、みんな点を取る気持ちが感じられた。 ワールドカップの頃と比べて、日本はゲームコントロールもよりできるようになったし、昨年からの成長を感じた。

・大野忍選手
金メダルを獲りたかったですけど、自分たちが精いっぱいやった結果が銀メダルなので、しっかり受け止めている。決勝戦では、試合にいい入り方ができた。失点したのが痛かった。決定力のところで差が出たかと思う。大会を経験して自分自身ではすごく手応えを感じたので、もっともっと世界でやりたいと感じた。

・矢野喬子選手
金メダルを取れなくて少し悔しいが、仲間と戦えたことを誇りに思う。ロッカーから選手を試合へ送り出すのに、選手たちを盛り上げるのに3回ほどネタを披露させてもらった。すべて楽しい時間だった。

・丸山桂里奈選手
なかなか試合に出る機会はなかったが、今回だけじゃなく、北京からワールドカップまでつながって、そのワールドカップがあって今回の銀メダルだと思っている。今のなでしこの良いところは、一人一人がチームの力になれるところ。今の代表での自分の役割は果たしたつもりでいる。仲間と戦えてうれしかった。応援してくれた方たちに感謝したい。

・田中明日菜選手
決勝でピッチに立ってプレーすることができて、すごくいい経験ができた。チームとして金メダルを目指してきたので、やっぱり悔しさの方が大きい。また次につなげていきたい。応援してくれた方々に感謝したい。

・瀬愛実選手
先輩の背中をみてやってきて、今回は貴重な経験ができた。4年前の北京オリンピックで悔しい思いをした先輩たちを、また4年後にこういう場で見て、その人たちの思い入れの強さに、自分の思いも強くなった。若い選手はみんな、心に誓ったものがあると思うし、みんな先輩から受け継がれているなと思った。控え選手の立場として、コンディションでも気持ちの面でもしっかり準備することが、ピッチに立つひとを支えることだと思っていた。昨年のワールドカップのときよりは胸を張れるかな、と思う。

・岩渕真奈選手
決勝戦でのシュートは、決めなきゃ意味がないので、まだまだ下手くそだなと思った。このオリンピックの舞台に立てたことをいろんな人に感謝したいし、このチームの一員としてゲームに出られて結果を残せたのは誇りに思うことなので、本当に次に生かさなきゃいけない。個人的には悔しさが残る大会だったので、しっかり万全の状況で準備して、こういう大きな大会をまた迎えたい。

・大儀見優季選手
自分たちが準備してきたことを1試合1試合やる中で、チームとして成長してこれたことが、一番大切な経験になった。それがこの銀メダルの価値だと思うので、嬉しい。アメリカ戦はゲームの流れや相手を感じながら戦うことの面白さや、局面での相手の駆け引きをやっていて、すごく楽しかった。ここまで来るのに、自分自身にとって、試行錯誤しながら歩んできたプロセスというのが大きな財産になった大会だったかなと感じている。

・海堀あゆみ選手
このメンバーでこの舞台に立ったことを幸せに思う。いろいろな人の思いを感じて、このメダルに関わった人たちに感謝したい。

■テニス
・錦織圭選手
 オリンピックは日本を背負って戦う重みやプレッシャーもあるので、いつもと違いましたが、こうやって結果を出すことによって自分の経験にも自信にもつながると思います。大舞台で結果を出すことは大きな意味があります。確実に前回よりも自信がついているし、メンタルも強くなっています。まだ4年後のことは考えられないですけど、もっともっと強くなってメダルを狙えるくらいの実力をつけていきたいです。

■ホッケー
・村上藍選手
 予選リーグでは自分らしいプレーができず辛い時もありましたが、たくさんの方々の応援のおかげで最後は笑顔で終えることができました。
 今大会は世界との壁の厚さを感じました。やはり基本的な技術や戦術の習得を徹底し、国際試合で実践的な経験を増やすことの必要性を痛感しました。
 初めてのオリンピックのため緊張と不安でいっぱいでしたが、自分らしく思い切って、悔いのない大会にしようと決心して挑みました。目標である6位入賞には届きませんでしたが、最後まであきらめずに頑張れたと思います。

・中川未由希選手
 目標としていた結果が出せず悔しい思いをしましたが、2勝できたことで4年間の努力が少しだけ報われた気がします。オリンピックで勝つことの厳しさや1点の重みを痛感しました。勝つことの喜びも知りました。
 オリンピックの最高の舞台でプレーができたことの幸せを噛みしめています。今まで支えてくれた方に感謝の気持ちでいっぱいです。
 今後、日本ホッケーの競技レベルを向上させなければ世界では戦えないと思います。そのためにも全面的なバックアップの必要性を訴えたいと思います。

・林なぎさ選手
 私自身、初のオリンピック出場だったのですが、毎試合1点・1勝の重みを痛感しました。チームとして結果には満足していませんが、中国、南アフリカに勝利したということは、とても大きな意味があると思っています。それと同時に、日本が世界に勝つために足りないものも肌で感じました。
 今後、オリンピックを経験した選手として、他国の戦術、スキルなど、これまでの知識にとらわれず新たな考えを取り入れながら、日本が世界に通用するホッケーを考えたいです。
 本当にたくさんの方々のご支援をいただき、自分がどれだけ幸せな環境にいるか実感しました。こうしたことを忘れることなく感謝の気持を忘れずに、さらに精進して前進していきたいと思います。

・田中泉樹選手
 今回のオリンピックでは、目標としていた6位入賞を果たすことが出来ませんでしたが、自分にとってとても良い経験することができました。
 大会に向けてトレーニング方法をもっと工夫できたらよかったです。自身にとっては体力的なトレーニングも大切だが、戦術や技術的な練習にも重点をおけばよかったと思います。4年後に今回のオリンピックで得たものを繋げていきたいです。

・三橋亜記選手
 6位入賞という目標を達成することができず残念でした。今大会に出場して、他国とのフィジカル面や基本技術の差が明確になりました。今後は、それらを考慮したトレーニングを徹底的に行っていきたいです。最後に、たくさんの方々への感謝の気持ちを忘れず、更に努力を重ねレベルアップしていきたいと思います。

・佐藤雅子選手
 私は今回初めてのオリンピック出場でした。今大会に出場して、チーム目標である6位入賞は果たせず、結果的にとても悔しいですが、9位という成績には少なからず喜びを感じています。
 今大会で世界の強豪チームのレベルを肌で感じることができ、本当にいい刺激を受けることが出来ました。強豪チームとの対戦で得たものを、これからの競技生活の中で発揮し、代表チームを引っ張っていけるレベルの高い選手になりたいです。

・駒澤李佳選手
 9位で終わった事についてはこれが日本の現状だと思います。技術面、戦術面が上位国よりも劣っていたと思います。今大会に出場して、ポジション別で専門的なスキルを行い、個人スキルと戦術のレベルを上げる必要性が見えてきました。それと同じくチーム戦術をもっと充実させるべきだと思いました。私たち選手は、与えられた環境、状況の中で一生懸命トレーニングに励むことしか出来ないので、この世界との差を協会によく考えて頂いて、今後に活かしてもらえればうれしいです。

・山本由佳理選手
 今大会は、北京大会の10位から一つ上げて9位に順位を上げことができたので少しは満足しています。大会前には国際試合を経験する機会が少なかったので、多くの国際ゲームを行い、経験を積むことが必要だと感じています。(オリンピック予選後は海外遠征や国際試合がなかった)
 オリンピックで6位以内の目標を達成することができなかったものの、順位決定戦では勝利を収めて最後はみんなで笑って終わることが出来たので良かったと思っています。

・柴田あかね選手
 初めてのオリンピックでしたが、自分達の実力を充分に発揮して上位の結果を残すことの難しさと、世界のレベルは改めて高いと感じました。今後は、このオリンピックでの経験を生かして、リーグ戦一つ一つの試合の戦い方を考えていきたいです。私の思いは、オリンピックの舞台は観戦するものではなく、選手として出場すべき場所だと思います。

・大塚志穂選手
 競技を終えての感想は、チームとして6位以内を目標として試合に挑みました。前半は調整不足から調子が上がらないまま初戦で強豪の英国に圧倒されてから連敗が続きました。しかし、終盤は全体的に攻守のバランスがよくなり中国に勝利することができました。コンディション調整が、もっと早い段階からうまくいっておれば9位ではなく、もう少し上位の成績を収めることができたと思います。
 今回大会に出場して、今後はもっと海外遠征などの計画性をもってトレーニングを行い、戦術練習、セットプレーなどの練習をもっと多く取り入れるべきだと感じました。
 指導者、仲間、そして家族の応援、支援があって、オリンピックの夢舞台に立つことができたのだと改めて思いました。

・浅野祥代選手
 今大会のチーム目標の6位以上を達成出来なかったことが非常に残念です。オリンピックを通して、1点の重みを改めて痛感しました。
 大観衆の中で、日本チームの代表GKとしてパフォーマンスを発揮できたことはすごく幸せです。こうした場での経験を後輩たちに伝えていくのも大事な使命だと思っています。

・藤尾香織選手
 競技を終えての感想は、目標が達成できず非常に悔しい思いでいっぱいです。今大会に出場して、上位国のスピードや個人技のレベルの高さに少し差を感じました。大会前に国際ゲームを経験できずに本戦に出場したので、そのスピードに慣れるのに時間がかかってしまいました。今後はもっと国際ゲームを多く経験し大会に出場したいです。

・岩尾幸美選手
 女子ホッケーチームは、4月末の世界最終予選後、6位以上の目標を設定し、オリンピックに向け準備をして来ました。目標に対して9位という結果は、不甲斐ないものとなりました。オリンピック本番前に、Aランクのチームとの対外試合(真剣勝負)の出来る環境があれば、苦戦した前半の戦い方に改良の余地があったかと思います。しかし、大会後半戦での追い上げは、これまでの強化の成果であると自負できます。今後、ホッケーもサッカー、卓球、バレーのような飛躍が出来るよう、新たな強化体制の構築に努めて行きたいと思います。

・眞鍋敬子選手
 私の初出場であるオリンピックの結果は9位でした。6位以内入賞と言う目標は達成できませんでした。この結果はしっかり受け止めなければならない現実であると感じています。しかしそんな中でも、個の競技力の向上は感じる事ができました。この環境にいさせてもらえた事、磨いてもらえた事、チャンスを与えてもらえた事は、本当に幸福な体験であり多くの関係者の方々に心より感謝したいと思います。
 そして、普段関われない他競技の方の勝負に臨む顔、世界で勝つ為に必要なもの、メダリストの気迫などを直に感じる事ができたのも、同じアスリートとしてとても良い刺激となりました。
 今後、この刺激を感じただけにせず、日本のホッケーの競技力向上に繋げられるよう行動していきたいと思います。またそれが、オリンピック上位入賞という成績に繋がると信じて競技に臨んでいきたいと思います。

・加藤明美選手
 チーム目標であった6位以内を達成できなく残念ですが、試合を重ねるごとに自分達らしさが出せたと思います。予選プール前半の戦いで勢いを出してもっと競った試合ができていればもう少し上に行けたはずだと思います。
 今大会に出場して、オリンピックの舞台で勝つことの難しさを痛感しました。私達は与えられた環境の中でやるしかないですが、ここで勝つためには計画的に強化を進めていく必要があるのかなと感じました。
 ホッケーが行われたリバーバンクアリーナは観客が多く、会場も盛り上がり、こんな中で試合ができたことをとてもうれしく思います。

・阿久津智恵選手
 大会全日程を終えて、オリンピックは最大のスポーツイベントであることを痛感しました。一流選手がオリンピックに自分の人生を懸けて臨んでいる事が、身近に感じられ刺激を受けました。私は初めてのオリンピック出場でした。世界との壁は厚くメダルには現段階で届きませんでしたが、勝つ為にできる事を最大限取り組み4年後に挑みたいと思いました。