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2018.02.23 オリンピック

【平昌リポート】メダル展示、競技体験コーナーが楽しめる「平昌広報館」

【平昌リポート】メダル展示、競技体験コーナーが楽しめる「平昌広報館」
江陵パークから車で10分程の場所に位置する「平昌広報館」

 大会もいよいよ終盤を迎えた平昌オリンピック。華やいだオリンピックパークの外にも、オリンピックを楽しめる施設があります。
 江陵オリンピックパークから車で10分程。穏やかな風景が広がる鏡浦湖の湖畔にあるのが「平昌広報館」です。3度目の挑戦で招致・開催が実現した平昌オリンピック・パラリンピックを記念してつくられました。

【平昌リポート】メダル展示、競技体験コーナーが楽しめる「平昌広報館」
スホラン&バンダビとハイファイブ(ハイタッチ)をする子どもたち

■来場者注目のメダル展示コーナー

 赤、黄色、青……鮮やかな色のコンテナ風の建物がその「平昌広報館」です。入口前には、平昌オリンピックのマスコットキャラクターであるスホランと、平昌パラリンピックの公式キャラクターであるバンダビ、スピードスケートやスキー・アルペンなど冬季競技の選手をイメージしたオブジェが並ぶフォトスポットがあります。来館者はいろいろなポーズで撮影してさっそく大会気分を味わっていました。

 各国の「ようこそ」の言葉が書かれたボードに出迎えられ館内に入ると、大きなモニターがある円状のスペースを中心に、4つの方向に行き先が分かれています。

【平昌リポート】メダル展示、競技体験コーナーが楽しめる「平昌広報館」
金、銀、銅と展示されたメダルデザインを見つめる来場者たち
【平昌リポート】メダル展示、競技体験コーナーが楽しめる「平昌広報館」
メダルの側面にはハングル語の子音がデザインされている

 まず目立つのは、入館して左側に伸びた展示スペースの一番奥。ここにはオリンピックのメダルレプリカが、デザインの説明とともに並べられています。
 今大会のメダルは、表面には不規則な斜線とオリンピック・シンボルが、側面には“記号”がデザインされています。側面に並ぶ“記号”のデザインは「平昌冬季オリンピック」を表すハングル語の子音。表面の斜線は、側面に並んだ各文字を3次元に伸ばして立体的にし、それを円形に切り出したのが今回のメダルデザインなのだそうです。
 来場した人々は、金・銀・銅と並んだメダルを表から横からじっと眺め、メダルを近くで見られる貴重な機会を味わっていました。
 またメダル展示コーナーの前後には、スホランのイラスト入りフレームがあるフォト撮影スポットが並びます。メダルとスホラン、大会をイメージできる背景で、多くの人が記念撮影を楽しんでいました。

【平昌リポート】メダル展示、競技体験コーナーが楽しめる「平昌広報館」
カーリング(手前)とアイスホッケーの体験コーナー

■カーリング&アイスホッケー体験には行列も

 入場口のほぼ正面には競技体験コーナーがそろいます。カーリングとアイスホッケーのミニ体験コーナー前にボランティアガイドが立ち、来場者に声を掛けると一気に行列に。小さなゴールが用意されたアイスホッケーコーナーでは、体験者のゴールが決まると、順番待ちの列の中からも歓声が起こっていました。
 その隣には、4D映像で楽しむ疑似体験コーナーもあります。まず映画館のような暗闇の部屋に入り、可動式のいすに座って、専用のメガネをかけます。スキー・ジャンプ“体験”では、ジャンプ台の上から勢い良く加速をつけてジャンプする映像がスクリーンに流れます。地面が近づくと来場者が座るいすも着地の衝撃をイメージしたかのように振動し、最後まで疑似体験を楽しめるようになっていました。
 ボランティアガイドを務める大学生は「家族連れの来場者は多いですね。体験コーナーは盛り上がります」と、館内の様子を話しました。
 そして、会場中央から右側は出口への通路。ここのスペースにも、ボブスレーをイメージしたフォトスポットが準備されていました。

 広大なエリアの江陵オリンピックパークに対して、コンパクトにオリンピックを体験できる平昌広報館。館内の中で外で、気軽に楽しく“思い出”を残せるスペースとして来場者を迎えていました。

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