平昌オリンピックの選手村を公開するメディアツアーが6日と8日に行われました。今大会の選手村は、雪上競技やそり系競技が行われる平昌エリアと、氷上競技が行われる江陵エリアの2カ所に分かれて建てられており、それぞれ3,500人、2,400人が宿泊可能。大会後は分譲マンションとして販売される予定になっています。
江陵エリアの選手村は、メインエントランスから一歩中に入るとすぐに、今大会に参加する全ての国・地域の旗が選手を迎えます。色とりどりの国旗が青空をバックにはためく様子はまさに壮観の一言。これだけでも「オリンピックに来た!」という感覚を味わうことができます。
居住エリアに入ってすぐ左手ににあるのは選手達の食生活を支える「アスリートダイニング」。
24時間利用可能で、韓国料理をはじめ、うどんや中華などアジア料理、ピザなどの洋食、ハラルフードなど多様なメニューから料理を選べるほか、サラダなどのビュッフェエリア、パンやシリアル、飲み物、フルーツ、デザートなども充実しています。
写真撮影の人気スポットとなっているオリンピックシンボルの前を通って少し奥に進むと、日本代表選手団の居住棟に到着。入口にはリオデジャネイロオリンピック日本代表選手からの応援メッセージが書かれたJOC旗が掲げられ、選手たちを勇気づけています。ちょうど食事に出るところだったスピードスケート女子の髙木菜那選手、押切美沙紀選手、佐藤綾乃選手はリラックスした表情でテレビのインタビューに答えていました。
村内にはバイクやランニングマシンを使った有酸素運動やウエイトトレーニングができるフィットネスルーム、テレビゲームや卓球台、ビリヤードなどが楽しめるレクリエーションルーム、ポリクリニック(総合診療所)などがコンパクトにまとまっており、居住棟と気軽に行き来ができます。また入口近くの「ビレッジプラザ」には美容院やネイルサロン、銀行、花屋、韓国文化体験コーナー、ミニスーパーなどがあり、不自由なく選手村での生活が送れる環境が整っています。
選手団の主将を務めるスピードスケートの小平奈緒選手は「部屋もすごくきれいで清潔感があり、食堂でもアジアの料理が食べられるので、コンディションを整えるのにすごくいいと思います」と住み心地に満足している様子。選手村での快適な生活は、本番での好パフォーマンスを引き出す重要なポイントの1つとなりそうです。
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