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2006.11.27 国際総合競技大会

ドーハアジア競技大会結団式開催

11月25日、東京都内のホテルで第15回アジア競技大会(2006/ドーハ)の日本代表選手団結団式が行われた。

ドーハアジア競技大会結団式開催
主催者を代表して挨拶を述べる竹田JOC会長 写真提供:アフロスポーツ

結団式では秋篠宮同妃両殿下ご臨席のもと、竹田JOC会長が主催者を代表して「アジア地域の競技力は世界トップレベルまで向上してきたことから、2008年の北京オリンピックを控え、国内外の関係者が注目するとともに国民の関心がおおいに寄せられる大会となります。選手の皆さまはコンディショニングに万全を尽くし、自らの実力を遺憾なく発揮して、悔いの残らない成績を収められるよう健闘を祈ります」と挨拶をした。

司会者より日本代表選手団の紹介が行われた後、故・秩父宮殿下よりご下賜の団旗が、竹田JOC会長より林務団長へ、林団長より北島康介主将介添えのもと、吉田沙保里旗手へ授与された。その後、秋篠宮殿下からお言葉を頂き、選手たちはいっそう引き締まった表情になった。

来賓として出席した池坊保子文部科学副大臣は「日本代表としての誇りと自覚を持って、これまでの練習の成果を発揮して下さい」と祝辞を述べ、また開催国である駐日カタール国特命全権大使のリヤド・アリ・アルアンサーリ閣下は「人々の記憶に残る大会となるよう総力をあげて務め、最適な環境で皆さんをお待ちしています」とホスト国として選手団を温かく迎え入れる準備が整っていることを述べた。

来賓祝辞を受け、林団長は「今回の大会は北京オリンピックにつながる重要な大会と位置づけられており、我々総勢907名の日本代表選手団は誇りと気概を持って、チームジャパンとして一致団結して、多くのメダル獲得を目指して全力を尽くして競い合うとともに、アジア諸国・地域の人々との国際親善に努めます」と挨拶をした。

主将を務める水泳の北島康介選手は、緊張しながらも堂々とした決意表明を行った。

結団式後に行われた記者会見で福田富昭副団長は、
「オリンピック種目の競技は北京オリンピックへの情報収集に努め、北京への試金石とする。オリンピック種目以外の競技にとっては最高レベルの国際大会となるので、しっかり戦うこと」と述べた。

市原則之総監督は、今大会のメダル獲得目標数などについて、
「日本は世界ランキングなどから44から57個のメダル数が予想されるが、その7割が相場と思われる。またアジア大会では参加各国の情報が極端に少ない。特に中国の情報が得にくいが、おそらく若手を送り込んでくるだろう。メダルの数だけではなく北京オリンピックに向けて、アジア各国にどういう選手がいるかしっかり把握し、日本の選手からも北京につながる選手を見つけていく」と述べた。

大会での目標について北島主将は、「金メダル以外は考えていない。まずは自分の競技のキャプテンでもあるので、水泳でいい成績を残して他の競技にいい影響を与えられるよう頑張りたい」と、また吉田旗手は「体調管理に気をつけて北京まで持っていきたい」とコメントした。

日本代表選手団の本隊は11月26日に日本を出発。27日には日本代表選手団の選手村入村式、12月1日には開会式が行われ、4年に1度のアジア最大の国際総合競技大会が開幕する。

ドーハアジア競技大会結団式開催
結団式後の記者会見に臨んだ福田副団長、林団長、北島主将、吉田旗手、市原総監督(写真左より) 写真提供:アフロスポーツ

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