2014年冬季オリンピック開催地はソチ(ロシア)に決定

国際オリンピック委員会(IOC)は現地時間の7月4日、グアテマラで第119次総会を開催し、2014年の第22回オリンピック冬季競技大会の開催地を、ソチ(ロシア)に決定した。

ロシアでのオリンピック開催は、旧ソ連時代を含め、1980年モスクワ大会に続く2回目。冬季オリンピックは初となる。

2014年の冬季オリンピック開催には、当初7都市が立候補していたが、昨夏のIOC理事会でソチ、平昌(韓国)、ザルツブルク(オーストリア)の3都市に絞られていた。この日、3カ国の招致演説のあとIOC委員による１回目の投票が行われたが、平昌が36票、ソチ34票、ザルツブルク25票で過半数を獲得した都市がなく、ルールにより最下位のザルツブルクが落選。続いて行われた決選投票で、ソチが51票、平昌47票となり、ソチが逆転した形での決定となった。

開催地に決まったソチは、ロシア南西部のグルジア国境に近い黒海沿岸のリゾート地。開催計画によると、黒海沿岸部にはスケートなどの氷上競技会場や選手村、約50キロ離れた内陸の山間部にスキーなど雪上競技会場を配置する。