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2008.01.15 選手強化

伊調千春・伊調馨選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業

伊調千春・伊調馨選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業
緊張しながらも笑顔で後輩たちを激励する二人

日本オリンピック委員会(JOC)は、オリンピックを目指す次世代の子供たちに夢を与えることを目的に、「JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業〜オリンピアンからのメッセージ〜」を実施している。

バレーボールに続く第5弾は、1月10日、青森県八戸市の三八教育会館で開催された「JOCジュニアオリンピックカップ第31回全日本ジュニアスピードスケート選手権大会兼2008年世界ジュニアスピードスケート選手権大会代表選考会」の開会式時に実施。大会参加選手及びその指導者・保護者、スケート関係者など約200名を対象に、レスリングの伊調千春・伊調馨両選手が講話を実施した。

講話の中で馨選手は、「自分は、世界のトップ選手と戦えることを誇りに思いながらいつもマットにあがっているので、皆も全日本ジュニアトップ選手たちと一緒に滑れることを誇りに精一杯戦ってほしい」とコメント。さらに「勝ち負けにあまりこだわり過ぎず、今まで自分が必死に練習してきたことを全て出し切る気持ちでスタートラインに立ってほしい」とエールを送った。

千春選手は、「勝ったり負けたり、いろんな事があるが、自分の“夢”や“目標”を心に強く思い続けることが大切。26歳になって、最近ようやくわかってきたことは、監督をはじめコーチ、親など、周りの人々への“感謝”の気持ち。皆もスケート靴やリンクがなければ滑ることはできないのだから、そういった全てのことに感謝して、自分の夢や目標に向かってほしい」とエールを送るとともに、「8月、北京の空で、今度こそ姉妹揃って金メダルを獲り、皆に笑顔で“ありがとう”と言えるように頑張りたい」と力強く北京オリンピックへの意気込みを語った。

講話の後、「つらい練習の中で何を意識しているか」という選手からの質問に対し、千春選手は「毎日の練習は確かにつらいが、オリンピックや世界選手権大会で金メダルを獲るという目標を持つことを意識している」、馨選手からは「嫌いな練習こそやらなければいけないもので、無駄な練習は1つもないという意識を持つことが大切」と、それぞれ練習への取り組み方について、先輩としてのアドバイスを送った。

伊調千春・伊調馨選手が子供たちにエール!JOCジュニアオリンピックカップ大会支援事業
伊調選手たちを囲んで写真撮影をする選手たち

開会式終了後、伊調姉妹よりアテネオリンピックで獲得した金・銀両メダルが披露され、選手たちとの写真撮影等が実施された。メダルに触れた選手からは、「初めてオリンピックのメダルを見て、実際に触ることができて本当に感動した」という感想が聞かれたほか、小林眞八戸市長からは「八戸市出身の伊調姉妹がオリンピックで活躍することを全市民が期待している」と伊調選手たちに激励の言葉が贈られた。また、スケート連盟関係者からは、世界ジュニア選手権の選考会を兼ねた今大会に、伊調選手たちが来て花を添えてくれた。是非今後もこの事業を継続してほしい」という声が聞かれた。

この講話は、今後2月9日〜10日に苫小牧市で開催される、アイスホッケーのJOCジュニアオリンピックカップ大会/U18ジュニアオールスターゲームでも実施される。

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