2023/5/22~2023/5/28
日本オリンピック委員会(JOC)は1月8日、「JOCオリンピック支援自販機」における飲料購入を通じたアスリート支援プログラムの実施を発表し、東京体育館で記者発表会と第1号機の除幕式を行いました。
ワールドワイドパートナーであるコカ・コーラの協力のもとでスタートした「JOCオリンピック選手強化支援プログラム with コカ・コーラ」は、同自販機で購入された飲料の売り上げの一部をオリンピックを目指すトップアスリートの強化支援に当てる、という取り組みです。対象となる売り上げ(清涼飲料水1本につき数円程度)はコカ・コーラの各ボトリング会社よりJOCに寄付され、寄付金はJOCがリオデジャネイロオリンピック実施競技団体へ分配するほか、オリンピック・ムーブメントの推進事業にも活用。1号機は東京体育館の敷地内に設置され、その後JOCや各競技団体の関連施設、自治体施設、学校、オリンピックパートナー企業、空港、駅などの公共施設に設置される予定です。
主催者を代表してあいさつに立った竹田恆和JOC会長は、コカ・コーラ各社をはじめ、東京体育館を管理する東京都スポーツ文化事業団などの関係者に感謝を述べ、「このプログラムは選手の強化に役立つだけでなく、大勢の方々の暖かい声援によりアスリートが背中を押されるようになるものと確信しています。国際舞台におけるアスリートの活躍は、多くの国民の皆さんに感動と夢、そして大きな勇気をわき起こし、活力ある社会の実現に大きな力になります。8月のリオデジャネイロオリンピックに向けて、我々JOCは各競技団体とともに総力を結集し、コカ・コーラ社のご協力のもと、日本代表選手が活躍し目標に達することができるよう最善の努力をして参りたいと思っております」と、日本代表選手団への応援と支援を呼びかけました。
続いて日本コカ・コーラ株式会社のティム・ブレット代表取締役社長が登壇。「オリンピックのワールドワイドパートナーとしての活動の歴史に新たな1ページを刻むことができ、大変光栄です。このような自販機をこれから日本中に設置させていただく中で、アスリートの皆さんが個人的な目標を達成することはもちろん大切ですが、それと同時に東京2020大会に向けて努力し、成果を上げて下さることを期待しています」とオリンピックを目指すアスリートにメッセージを送りました。
ボトリング会社を代表してあいさつをしたコカ・コーライーストジャパン株式会社の井上豊常務執行役員は、「このプログラムには私どもコカ・コーライーストジャパンのみならず、全国のボトリング会社が参加しております。2020年までに少なくとも3000台の設置を目標にして、取り組んで参りたいと思っております」と、具体的な目標を発表。また、今回の自販機には15カ国語に対応した製品や硬貨などの説明機能を加えたとし、「日本人が持つおもてなしの心を忘れずに、東京オリンピックを盛り上げるお手伝いをさせて頂きたい」と意気込みを語りました。
そして、アテネオリンピックと北京オリンピックで2大会連続2冠に輝いた北島康介選手(水泳・競泳)がスペシャルゲストとして登場しました。自国開催となる東京2020大会について問われ「オリンピックが東京にやってくるということ自体に興奮しますし、それを見て一緒にスポーツを楽しめる場ができるということで、夢のある大会になってほしいなと思います」と語った北島選手。支援を受ける選手の立場として、「こういう形でサポートをしてもらえるということは、オリンピック出場を夢見る選手にとっても力になりますし、励みにもなります。未来の金メダリストを育てるという意味でも、是非買って下さい」と力強くアピールしました。
最後に行われた除幕式では、オリンピック競技をアスリートの躍動する姿で彩ったオリジナルラッピングの自販機がお披露目され、北島選手が“1人目のお客様”としてペットボトル飲料を購入。笑顔で記念撮影に応じました。