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陸上競技・室伏広治選手の成績変更の記者会見行われる

カテゴリ:オリンピック
2004.08.30

8月29日18時30分(現地時間)、室伏広治選手の金メダルへの成績変更の記者会見が行われた。この会見は同日18時15分にIOCから「ハンマー投、ハンガリーのアドリアン・アヌシュ選手を薬物違反によりアテネ大会から除外する」と正式に発表されたリリースを受けて行われた。

JOC竹田恆和会長は、これまでの経緯について、「男子ハンマー投は8月22日に競技が行われ室伏選手の2位が決定した。その後日本陸上競技連盟からアヌシュ選手について薬物違反疑惑の話があり、25日にアヌシュ選手の尿検査の手順について、綿密な調査を国際オリンピック委員会(IOC)に対して要請した。26日にロゲ会長からIOCとしても関心を持っているとの返答があった。日本オリンピック委員会(JOC)はIOCメディカルディレクターのサマシュ氏とコンタクトを取り状況を聞いた。27日、IOCはハンガリーオリンピック委員会に対して、2日の猶予をハンガリーに与え、その間に検査を受けるよう指示をした。もしこの検査を受けなければ失格となる可能性があると伝えた。その後IOCからJOCへは進行中ということだけで何も知らされなかったが、本日 18時15分に正式な結果が出た。 JOCはIOCと世界アンチドーピング機構(WADA)の迅速な対応に敬意を表する。 これで日本の獲得した金メダルは東京大会と並ぶ16個となった。室伏選手に祝福の言葉を贈る」とコメントした。

室伏広治選手はこの結果について 「精一杯努力し練習に耐えてきたことが、金メダルという形で残せて本当に嬉しく思っている。日本の、そして世界からの応援があってはじめて自分が闘えたと思っている。アテネ大会のメダルの裏に彫られた古代ギリシャ語の詩が印象に残っているので、ここで発表したい。
『真実の母オリンピアよ あなたの子供達が競技で勝利を勝ちえた時 永遠の栄誉(黄金)をあたえよ それを証明できるのは 真実の母オリンピア―古代詩人ピンダロス』

金メダルの期待は嬉しいが、金メダルよりも重要なものが他にもたくさんあるということ、この詩の中の「真実」という言葉が印象に残った。 どういう結果であろうと自分が一生懸命努力したことは確かなこと。今回の大会ではドーピングやジャッジに問題が起きたことがあった。本当の真実の中で試合が行われることが大切なことだと感じた。IOC、WADA、JOCの関係者の方々の努力に感謝している」とコメントした。

日本陸上競技連盟専務理事でもあるJOCの櫻井孝次理事は「8月23日円盤投げの選手が表彰式の時点で失格になると聞いた。その選手とアヌシュ選手が同じコーチから指導を受けていたことから何らかの関連があるのではないかと疑問を抱いた。その後、この疑惑についての各種報道が行われ、真実を明らかにするためにはIOCに調査の依頼をすることが一番良いと判断し、竹田会長の名前で調査の要請をIOCに対して行った」と日本陸連の立場からのコメントを行った。





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