MENU ─ ニュース
2015.03.11 震災復興支援

スポーツこころのプロジェクト:2014年度「スポーツ笑顔の教室」全日程を終了

 日本オリンピック委員会(JOC)は、日本体育協会、日本サッカー協会、日本トップリーグ連携機構との共催で、「スポーツこころのプロジェクト」の「スポーツ笑顔の教室」を実施し、2014年度の全日程を終了しました。

 「スポーツこころのプロジェクト」は、日本のスポーツ界が一丸となって、東日本大震災で被災した“すべての”子どもたちの、“こころの回復”を応援するためのプロジェクトです。
 スポーツ笑顔の教室は、熱きこころを持ったアスリートが夢先生として小学校を訪問し、「夢を持つことやそれに向かって努力すること、仲間と助けあったり、思いやりの気持ちを持つことの大切さ」を東日本大震災の影響で生活が激変した地区の子どもたちに伝えるために、「スポーツこころのプロジェクト」の活動のひとつとして、2011年から実施してきました。

 2014年度は計51自治体で519回実施。サッカー、アイスホッケー、ラグビー、陸上競技、水泳、柔道など、さまざまな競技のアスリートが夢先生を務めました。
 福島県出身で、夢先生を務めたブラインドサッカー日本代表の加藤健人選手は、「プロジェクトの実施対象地区は、青森・岩手・宮城・福島・茨城・千葉の6県のうち、東日本大震災における津波災害および原発事故の影響で、子どもたちの生活が激変した地区です。その子どもたちは、今も“こころの回復”の途中にあると思います。“こころの回復”には、誰かがきっかけを作ってあげることが必要です」と子どもたちのこころのケアの重要性に触れ、「何かをしなければという人々の気持ちは、日が経つにつれ、薄れていくものだと思います。でも、現状でも、まだまだ足りないものがたくさんあります。1回限りのイベントではなく、一つひとつの学校、一つひとつのクラスに時間をかけて丹念に回っていくこの活動は、とても意義のあることだと思います」と話しました。

ページをシェア

関連リンク


CATEGORIES & TAGS


震災復興支援 の最新ニュース

    最新ニュース一覧