日本オリンピック委員会(JOC)選手強化本部は、全日本柔道連盟女子ナショナルチームに関わる問題を受け、オリンピック実施の夏冬合わせて31競技団体の強化責任者に対し、ロンドン、ソチに向けた強化現場における暴力、パワーハラスメントについて、個別ヒアリングを実施しました。
このヒアリングを受けて、広く現場の強化スタッフを対象とした「第2回コーチ会議」を14日、味の素ナショナルトレーニングセンターで緊急開催しました。この件に関わる経緯と経過、強化責任者に実施したヒアリングの結果を報告し、170名の参加者との情報提供や意見交換を実施しました。会議の中では、IOC憲章の再確認を行うとともに、体操・水泳の取り組みも紹介し、暴力指導撲滅のため、スポーツ界が一丸となり積極的に取り組んでいくことを確認しました。
一方、アイスホッケー女子がソチ冬季オリンピックの出場権を4大会ぶりに獲得するなど、選手が真摯に競技に挑む姿や直近の競技結果が報告され、どのような環境にあっても、強化は休むことができない。アスリートファーストを第一に指導者は委縮せず、強化活動に邁進していくことを誓い合い、会議を締めくくりました。
※ヒアリング対象は、柔道と資格留保中のクレー射撃を除く31競技団体
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