MENU ─ ニュース
2023.08.04 イベント

パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催

パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催
パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催(写真:アフロスポーツ)
パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催
オープニングを飾るブレイキンのデモンストレーション(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は、パリ2024オリンピックまであと1年となった7月26日、「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを東京ミッドタウン日比谷アトリウムで開催しました。

「TEAM JAPAN SUMMER FEST」は『TEAM JAPAN SOCIAL ACTION』の一環として、オリンピック開催をきっかけに、スポーツを通して社会課題の解決に貢献していくために、環境保全などのSDGsに寄与する活動をTEAM JAPANのアスリート自らが積極的にアクションを起こしていくもので、7月26日から8月11日まで開催しております。

まずはパリ2024オリンピックから正式競技となったブレイキンのデモンストレーションが本イベントのオープニングを飾り、迫力のパフォーマンスで会場を沸かしました。

パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催
水谷隼さん(写真:アフロスポーツ)
パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催
土井レミイ杏利選手(写真:アフロスポーツ)

 続いてはゲストオリンピアンの高橋尚子さん(陸上競技)、登坂絵莉さん(レスリング)、土井レミイ杏利選手(ハンドボール/JOCアスリート委員)、水谷隼さん(卓球)が登場し、オリンピアントークショーが行われました。
オリンピックの舞台は自分にとってどのようなものだったかという質問に対して、水谷さんが「ちょうど2年前の7月26日に、東京2020オリンピックの卓球混合ダブルスで金メダルをとりました。自分が左手に持つものがラケットからマイクに変わるきっかけになった日かもしれないと考えると、非常に思い出深いです」と会場を盛り上げる回答をし、続けてパリ2024オリンピックに向けた選考争いを繰り広げているアスリートに向けて「継続して頑張ることが結果に繋がると思います。日本の競技レベルが高く、日本代表になることができれば、オリンピックでメダルを獲得することも十分期待できると思うので、出場を目指して頑張ってほしいと思います」とエールを送りました。
続けて、フランスのトップチームでプレーした経験もある土井選手が、日本とパリで競技を行う上での違いについて「暑さという面についてはパリの方がプレーしやすい環境だと思います。日本に比べるとフランスの夏の方が湿気が少なく過ごしやすいので、特に屋外競技の選手はプレーしやすいのではないでしょうか」と語りました。
オリンピックの1年前のアスリートの気持ちについて質問された登坂さんは「自分は1年前からオリンピックに焦点を合わせて金メダルを取るんだというつもりでいました。

パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催
登坂絵莉さん(写真:アフロスポーツ)
パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催
高橋尚子さん(写真:アフロスポーツ)

レスリングの場合は大体1年前にはオリンピック代表に内定していることが多いですが、まだまだ成長できるという気持ちと、一方で大きい怪我をしたらどうしようという気持ちも出てくるので、アスリートにとっては難しい1年ではないかと思います」と答えました。
また、高橋さんが、アスリートにとってオリンピックはどういったものかという質問に対して「私たちアスリートはもちろん目の前の一戦一戦を必死に戦いますが、やはりオリンピックは特別に感じます。4年ごとにしか開催されないというのもありますし、国を代表しているので国民の皆さんの想いが会場の雰囲気と一体となって伝わってきます。他のオリンピアンの方からも、他の大会は緊張しないのにオリンピックでは緊張したと聞きますし、それだけオリンピックは特別な舞台だと思います」と語りました。
続けて、トークショーのテーマは『TEAM JAPAN SOCIAL ACTION』と関連し、環境問題や社会課題に関するものとなりました。まず、高橋さんが「東京2020オリンピックでもマラソンと競歩の会場が札幌市になったりスタート時間が変更になるなど、暑さの影響を大きく受けているので、スポーツと環境は密接な関係にあると思います」と語ると、続けて土井選手が「自分は室内競技ですが、以前よりも冷房完備の施設が増えたと感じます。選手としてはありがたいのですが、環境にはあまり良くないと思うので、自転車移動を心がけるなど個人的にできることに取り組んでいます」と述べました。また水谷さんは「ラケットや卓球台は木材でできているので、使い終わった道具を寄付しています」と自身の取り組みについて語ると、登坂さんは「10年以上同じ施設で練習を続けていて、そこには冷房がないのですが、暑さの影響で集中できないと思うことが年々増えていきました。温暖化が進むとスポーツにも影響が出ると思うので、節電や空調の設定温度を見直すなど、些細なことですが自分にできることを積み重ねて行っています」と述べました。
トークショーの最後には『TEAM JAPAN×三井不動産&EARTH 衣料支援プロジェクト』が紹介され、4人のゲストオリンピアンが自身の使用しなくなった衣類を回収BOXに入れました。

パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催
水谷隼さんのサーブを返球した高橋尚子さん(写真:アフロスポーツ)
パリ2024オリンピック1年前カウントダウンイベント「TEAM JAPAN SUMMER FEST」のオープニングイベントを開催
ジャンプシュートを披露する土井レミイ杏利選手(写真:アフロスポーツ)

 トークショーに続けて、来場者参加型コンテンツが行われました。まずは『卓球チャレンジ』として、4名の来場者と高橋さん、登坂さん、土井選手が、水谷さんのサーブを打ち返せるか順番に挑戦しました。水谷さんの変幻自在のサーブに来場者やオリンピアンが苦戦する中、「せめてラケットには当てたい」と語っていた高橋さんがレシーブに見事に成功すると、会場からは大きな歓声が沸き起こりました。
続けて行われた『ハンドボールストラックアウト』では、来場者とオリンピアンが2つのチームに分かれ、撃ち抜いた枚数を競いました。土井選手が豪快なジャンプシュートで3枚抜きを披露すると、来場者やオリンピアンから驚きの声が上がりました。

本イベントの最後には、高橋さんから、今年9月に中国の杭州で開催されるアジア大会にも触れ、TEAM JAPANへの応援を参加者に呼びかけを行うとともに、ゲストオリンピアンから、改めてパリ2024オリンピックに向けたメッセージをいただきました。

登坂絵莉さん(レスリング)
「パリ2024オリンピックまであと1年となりましたが、皆さんの応援が選手の力になります。苦しいときに、最後の最後に背中を押してくれるのは皆さんの声なので、ぜひ選手の応援をよろしくお願いします」

水谷隼さん(卓球)
「皆さんの応援のおかげで東京2020オリンピックでは金メダルを獲得することができました。パリ2024オリンピックでは、選手たちが夢や感動を与えてくれるようなスーパープレーをたくさん見せてくれると思いますので、一生懸命応援しましょう」

土井レミイ杏利選手(ハンドボール/JOCアスリート委員)
「現在、全ての競技の全てのアスリート達が切磋琢磨しております。オリンピック期間中だけでなく、そこまでに至るそれぞれのドラマをぜひ追いかけてほしいと思います。皆さんの応援は想像以上にアスリートにとって力になりますので、ぜひ一緒に盛り上げていけたらと思います」

高橋尚子さん(陸上競技)
「パリ2024オリンピックまでのこの1年が非常に大切です。選手たちが精神的に追い詰められながらも、数少ない枠を獲得するために挑むその過程を、ぜひ応援していただきたいと思います。最後の最後には、皆さんの応援が選手の背中を押してくれます。ぜひ皆さんの熱い応援をパリにも届けてください」

ページをシェア

関連リンク


CATEGORIES & TAGS


イベント の最新ニュース

    最新ニュース一覧