日本オリンピック委員会(JOC)は6月20日、21日、22日の3日間、日本オリンピックミュージアム(JOM)で「オリンピックデーウィーク 2023 in JOM」を開催しました。
本イベントは、6月23日のオリンピックデーを目前に控えた3日間でオリンピアンが来館し、館内の展示紹介や記念撮影を通じて来館者がオリンピアンと交流を楽しめるイベントです。1日2名のオリンピアンが来館し、20日は2002年ソルトレークシティー、2006年トリノ、2010年バンクーバーの冬季オリンピックに出場した小口貴久さん(リュージュ)と、2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドンの夏季オリンピックに出場した髙平慎士さん(陸上競技)、21日は髙平さんと2008年北京、2012年ロンドンの夏季オリンピックに出場した田中琴乃さん(体操・新体操)、22日は小口さんと田中さんがそれぞれ来館し、来館者への展示紹介や記念撮影を行いました。
※オリンピックデーとは、1894年6月23日の国際オリンピック委員会(IOC)創設を記念して定められている記念日です。
■日本オリンピックミュージアムを見学・展示紹介
イベント前半ではミュージアム2階のEXIBITION AREAの2か所でオリンピアンが来館者をお出迎えし、展示紹介や自身の競技経験を踏まえた話題で交流しました。「世界とオリンピック」のエリアではオリンピックの成り立ちや、オリンピックシンボルにこめられた意味、参加国・地域数の推移などについてクイズを交えながら紹介しました。また、各大会の聖火トーチの展示では「一番好きなデザインは?」と問いかけ、自身が出場した大会のものや好きなデザインのトーチも発表したりして、様々な話題で交流を楽しみました。
過去大会のピクトグラムやマスコットを紹介しているディスプレイでは、出場した大会のデザインを一緒に見ながら、自身がオリンピックを目指すきっかけを話したりしました。オリンピアンは自身がオリンピックに出場した経験から来館者にむけて「夢にまっすぐ進んでほしい」とエールを送っていました。
後半は1階のWELCOME AREAに移動し、来館者とオリンピアンで記念撮影が行われました。
■オリンピアンにとっても良い経験に
6月21日のイベント終了後には、髙平さんと田中さんからコメントをいただきました。髙平さんからは来館者と直接触れ合ったことについて「オリンピックのことは大学時代に勉強したつもりでも、アップデートされていることがあるので非常に勉強になります。オリンピックの大会中はファンの方と接する機会はほぼ無いのでオリンピックミュージアムがあることによってこのようなことが実現できるのは良い機会だと思います」、田中さんからは「東京2020大会を終えて、今回来館した学生さんがミライトワ、ソメイティのマスコットを見て『僕たち、私たちが小学生の頃に投票したやつだ!』と言っていたことが印象的でした。その子どもたちと本日会うことができて、時の流れの速さを感じましたし、今後もオリンピックに関する知識を勉強してもっと伝えられるようにしていきたいと思います」とコメントいただきました。
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