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2022.12.22 キャリア支援

「第10回アスナビ選手研修会」をオンラインで開催

「第10回アスナビ選手研修会」をオンラインで開催
「第10回アスナビ選手研修会」をオンラインで開催
「第10回アスナビ選手研修会」をオンラインで開催
中村裕樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクター

 日本オリンピック委員会(JOC)は12月1日、オンラインで「第10回アスナビ選手研修会」を開催しました。
 アスナビは、アスリートの生活環境を安定させ、競技活動を続けることのできる環境を整えるために、アスリートと企業をマッチングする無料職業紹介事業です。2010年から各地域の経済団体、教育関係機関などに向けて本活動の説明会を行い、これまでに、216社/団体、359名(2022年12月2日時点)の採用が決まりました。
 本研修会はアスナビを通じて採用されたオリンピック・パラリンピックを目指すアスリートを対象に『キャリア』をテーマに自己理解・自己成長を考えることや参加した選手同士のネットワークづくりを目的として開催され、当日は25名のアスリートが参加しました。
 研修会の冒頭、中村裕樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクターが挨拶に立ち、アスナビの実績や近況を説明したうえで、「競技を越え、横の繋がりを大切にして関係性を築いてほしい」と話しました。

「第10回アスナビ選手研修会」をオンラインで開催
鈴木統也JOCキャリアアカデミー事業アシスタントディレクター

 続いて司会進行を務める鈴木統也JOCキャリアアカデミー事業アシスタントディレクターが研修会のテーマに「主体性」を掲げ、「社会人としての強みを見つける」と「横の繋がり」の2つを本日のゴールにすることを説明し、JOCスタッフおよび参加した選手25名が一人ずつ簡単な自己紹介を行いました。
 プログラムの開始に先立ち、鈴木統也JOCキャリアアカデミー事業アシスタントディレクターが「社会人の強みとは?」というテーマで、社会で求められる『社会人基礎力』の重要性について図解資料を用いて解説しました。

「第10回アスナビ選手研修会」をオンラインで開催
小松 巧さん

今回の研修会は2部構成で実施され、第1部の「先輩アスリート講話」ではアスナビを通じて2017年4月に郵船ロジスティクス株式会社に入社し、2020年3月に競技引退をし業務に専念している元水泳/競泳選手の小松巧さんが登壇しました。
小松さんは現役時代と引退後の業務内容を紹介し、人生曲線を用いて自身の競技人生を振り返り、企業に所属するアスリートとして感じたことや引退して感じたこと、引退後に描いているキャリア目標を語ったうえで自身がスポーツで培った社会人基礎力について話しました。
 その中で小松さんは、アスリート時代に培った、物事に対し興味を持って学び続ける姿勢が仕事で役立ったと話し、顧客との関係構築がしやすいことや、競技以外の社会を知ることができることが企業で働きながら競技を続けることの魅力だと話しました。
最後に「今だからこそできる“アスリート”を楽しんでください。そして、この環境を当たり前と思うのではなく、サポートしてくれる会社があって、応援してくれる人がいるからこその自分の競技であることを忘れないでください。そして、競技人生から競技以外に生かせる考え方や知識を学び続けていってください。会社の皆様はそういった『人間力』を磨いているアスリートに対し、きっと味方でいてくれます」とメッセージを送りました。

続く第2部では参加者がグループに分かれ、「スポーツで培った力を社会でどう生かせるか?」をテーマにワークショップが実施されました。
 グループワークでは競技人生におけるターニングポイントや成功体験から培われた社会人基礎力を各自がシートに記入し、それぞれ克服したい社会人基礎力とそのためのアクションプランを策定する時間が設けられ、グループメンバー内で意見が共有されました。

 全てのワークショップ終了後、アスリートたちによるアスナビ選手交流会が開催され、研修が終了しました。

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