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JOCの就職支援「アスナビ」:東京都と説明会を共同開催

カテゴリ:就職支援
2020.11.13
JOCの就職支援「アスナビ」:東京都と説明会を共同開催
星野一朗JOC理事
JOCの就職支援「アスナビ」:東京都と説明会を共同開催
東京都オリンピック・パラリンピック準備局の鈴木研二スポーツ推進部長

 日本オリンピック委員会(JOC)は10月29日、トップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」の説明会をオンライン形式により実施しました。

 アスナビは、アスリートの生活環境を安定させ、競技活動に専念できる環境を整えるために、アスリートと企業をマッチングする無料職業紹介事業です。年間を通じて「説明会」を複数回実施し、企業に対してトップアスリートの就職支援を呼びかけています。2010年から各地域の経済団体、教育関係機関に向けて本活動の説明会を行い、これまでに204社/団体324名(2020年10月29日時点)の採用が決まりました。

 説明会は東京都との共催で行われ、15社19名が参加しました。

 最初に、主催者を代表して星野一朗JOC理事が挨拶し、「アスリートがひたむきに頑張る姿、困難に打ち勝ち壁を乗り越えていく姿は、御社の皆さまにも勇気や感動を感じていただけているものではないかと思っています」と述べると、「毎日の練習の中で課題を見つけ、克服し、昨日の自分に勝つために努力を惜しまない彼らアスリートの経験や知見は、採用された後には必ず御社のお役に立つものであると確信しております。ぜひ彼らの背中を押していただき、我々といっしょにその可能性を高めていただくようお願い申し上げます」と、参加企業に向けてアスリート採用を呼びかけました。

 続いて共催者を代表して、東京都オリンピック・パラリンピック準備局の鈴木研二スポーツ推進部長がビデオメッセージで「アスリートが国際舞台で活躍するためには仕事との両立など安定した生活環境が必要です。このため東京都では2015年度からJOCと連携してアスリートキャリアサポート事業を展開しております。1社でも多くの企業の皆さまにアスリートの活動を支援いただくご縁がありますことを願っております」と挨拶しました。

 次に、中村裕樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクターが、動画を用い、アスナビの概要と、過去にアスナビを通じて採用されたアスリートと採用企業の担当者のコメントを紹介。さらに資料をもとに夏季・冬季競技それぞれの採用人数、採用された競技などを説明しました。


JOCの就職支援「アスナビ」:東京都と説明会を共同開催
小谷実可子さんが応援メッセージ

 続いて、オリンピアンからの応援メッセージとして、1988年ソウルオリンピックにおいて水泳・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)のソロ、デュエットで銅メダルを獲得した小谷実可子さんがリモートでスピーチしました。
 小谷さんは「新型コロナウイルスでまだまだ大変な状況ですが、こんな時だからこそ気が付いた、時間があったからこんなことができたという声を多く聞きます」と、後輩のアーティスティックスイミング選手や他競技の選手たちが話していた自粛期間中の収穫や成果のエピソードを紹介。そして、小谷さん自身もソウルオリンピックでマイナスをプラスに変えてメダルを獲得した経験があったと話すと、「きっと、今日お集りのアスリートの皆さんも、前を向いて進んでいく人生の方程式をお持ちなのではないですか? 企業の皆さんも大変な時だと思いますが、こんな時だからこそいつも元気で活力のあるアスリートがそばにいると、きっと社内も明るくなると思います。ぜひ、自分の会社を元気にしたいと思う方には本日、どなたかアスリートを選んでいただけるとありがたいです」と述べました。

 最後に、就職希望アスリート7名がそれぞれの場所からリモートで、または事前に収録したビデオメッセージでプレゼンテーションを実施。スピーチをはじめ、映像での競技紹介などで自己アピールしました。


JOCの就職支援「アスナビ」:東京都と説明会を共同開催
溝畑樹蘭選手
JOCの就職支援「アスナビ」:東京都と説明会を共同開催
岡崎遥海選手

■溝畑樹蘭選手(水泳/競泳)
「私は水泳を通して得た経験から、自分にとって不利な状況になっても気持ちを切らさずに冷静に判断し、焦らずに今できる現状に対して最善を尽くすこと、そして、結果を残すために最大限の力を発揮することが出来ると考えています。競技で結果を残すことが応援してくださっている方、支えてくださっている方に対する一番の恩返しだと考えます。採用していただける企業に対して、競技に取り組む姿勢や良い結果を出せるように努め、全力で応えたいです。社員の皆さまにも盛り上がっていただきたいですし、刺激を感じてもらいながら、一人の社会人として会社の力になれるように尽力させていただきます。逆境を乗り越えていける力を、企業の中でも発揮したいと考えております」

■岡崎遥海選手(カヌー/スラローム)
「競技を始めて、今年で16年目になります。私の夢は競技を始めてからずっと変わらず、カヌーでオリンピックに出てメダルをとることです。そのために日々トレーニングを重ねています。私が16年間、ほかの競技に目もくれず一途にカヌーをしてきたのは、私が相当な負けず嫌いな性格だからです。そして、明日はこうしていこうと常に目標に向かってひたむきに努力できるところが私の強みだと思います。企業に入社後は、競技はもちろんですが、仕事にも専念し、人との関わりを大切にして生活します。私はアスリートですが、一人の人間として、仲間として見ていただけるよう努力いたします。そして、ワールドカップやオリンピックに出場し、企業を世界にアピールします。そうすることで企業に貢献します。ご採用お願いいたします」


JOCの就職支援「アスナビ」:東京都と説明会を共同開催
手計岳隆選手
JOCの就職支援「アスナビ」:東京都と説明会を共同開催
渡部晃大朗選手

■手計岳隆選手(スキー/スノーボード)
「私の強みは強い信念を持ち、夢や目標に向かって最後までやり遂げることです。時には挫折し、何度も競技をやめようと思ったことがあるのですが、自分の自慢の気合と元気で乗り切ってきました。2022年には北京オリンピックがあります。もちろん、私もそこを目指し、さらにその先の2026年のオリンピックも見据えて競技を続けていくつもりです。ワールドカップでも戦える実力をつけてきたので、オリンピックまでもう少しというところまで来ることができました。小さいころからの夢だった、オリンピックの大舞台で活躍するという夢をここで諦めるわけにはいきません。採用していただけましたら、スノーボード競技を通して培ってきた気合と元気で仕事に全力でぶつかっていき、これまでの経験を生かして企業に貢献できるよう努力していきたいと思います」

■渡部晃大朗選手(トライアスロン)
「トライアスロンはどのような天候でも実施されます。まさに、自然との戦いであり、非常に過酷なスポーツと言われています。私は競技を通じ、試合に向けて入念な計画・準備をすること、予想外のアクシデントにも臨機応変に対応し迅速な意思決定を下すこと、そして、どんな状況でも最後まで諦めずにやり抜くことを学びました。私はこの経験を通じて、仕事において何事にも積極的に取り組み確実に成果を出すこと、また、競技活動を通じて社員の方々の士気を高め、企業のイメージアップにも貢献出来ると確信しております。自分自身がオリンピックに向かいながら、企業の理解をいただき、仕事と競技の両立を図り、より良い環境の中で最大限に打ち込みたい、そして社業の面でも、社員の方々と一緒に成長していきたいと考えております」


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相原大聖選手

■相原大聖選手(陸上競技)
「やり投を始めて、今年で10年目になります。高校の時からオリンピックに出たい、日本記録を更新したいという思いを胸に練習を行ってきました。もし、私を採用していただけましたら、大学院で学んだことや、高校の外部コーチを務めた経験を生かし、社員のダイエットや筋トレのアドバイスをしたいと思っております。また、私は怪我の影響で3年前まではやり投ができない状態にありましたが、この3年間で知識をつけ、体を鍛え上げ、怪我を克服しました。この経験は企業に迎えていただく際に必ずや役に立つことを約束します。応援してくださる皆さまのためにも、迎えていただく企業の方のためにも、必ずや2020年の東京オリンピック、2024年のパリオリンピックに出場し、感動を与えられる選手になります」

■岩井真幸選手(カーリング)※メッセージ代読
「私はオリンピックでメダルを獲得することを目標にしています。また、カーリングという競技を通して、企業、および地域社会に貢献できるような活動をしていきたいと考えております。ご支援いただければ幸いです」

■宿谷涼太郎選手(カーリング)※メッセージ代読
「現在、北京、ミラノ・コルティナダンペッツオオリンピック出場、メダル獲得を目指して頑張って活動しています。カーリングはチームワークが重要なスポーツです。チームはこれまで少人数でのチームビルディングやコミュニケーションを通して目標を達成してきました。これらで培った能力を活用し、業務、そして競技での活躍、メディアへのアピールで企業に貢献していければと考えております」

 説明会終了後には、選手と企業関係者との情報交換会がオンラインで行われ、企業と選手がそれぞれ交流を深めました。





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