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JOCの就職支援「アスナビ」:日本陸上競技連盟と説明会を共同開催

カテゴリ:就職支援
2020.10.15
JOCの就職支援「アスナビ」:日本陸上競技連盟と説明会を共同開催
尾縣貢JOC常務理事

 日本オリンピック委員会(JOC)は10月8日、陸上競技選手に焦点をあてたトップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」の説明会を、オンライン形式により実施しました。

 アスナビは、アスリートの生活環境を安定させ、競技活動に専念できる環境を整えるために、アスリートと企業をマッチングする無料職業紹介事業です。年間を通じて「説明会」を複数回実施し、企業に対してトップアスリートの就職支援を呼びかけています。2010年から各地域の経済団体、教育関係機関に向けて本活動の説明会を行い、これまでに204社/団体324名(2020年10月8日時点)の採用が決まりました。

 今回の説明会は日本陸上競技連盟との共催で行われ、4社5名が参加しました。

 最初に主催者を代表して、日本陸上競技連盟専務理事でもある尾縣貢JOC常務理事がビデオメッセージで挨拶し、陸上競技選手はこれまでに競技別で最多となる約60名がアスナビを通じて採用されている実績を紹介。その理由について「陸上競技の特性と社員アスリートを取り巻く環境の親和性が非常に高いのではと思います」と述べると、「アスリートが色々な壁を乗り越えていく姿は社員の皆さんの感動、勇気につながり、アスリートたちの課題解決能力は、採用していただいた際には御社の大きな力になると信じています。ぜひアスリートたちの背中を押して、私たちとともにアスリートの可能性を広げていただきたいと思います」と、参加企業に向けてアスリート採用を呼びかけました。

 続いて、中村裕樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクターが、動画を用い、アスナビの概要と、過去にアスナビを通じて採用されたアスリートと採用企業の担当者のコメントを紹介。さらに資料をもとに夏季・冬季競技それぞれの採用人数、採用された競技などを説明しました。


JOCの就職支援「アスナビ」:日本陸上競技連盟と説明会を共同開催
澤野大地選手

 次に、オリンピアンからの応援メッセージとして、2004年アテネオリンピック、08年北京オリンピック、16年リオデジャネイロオリンピックに出場した陸上競技・棒高跳の澤野大地選手がビデオで登場。澤野選手も企業に所属して活動しているアスリートであることから、「競技を続けていくうえで、企業のサポートは絶対に必要なことだと思っています。対して企業側としてはその選手をサポートするにあたり、企業にとってどんなメリットがあるのか、ここを一番に考えられていると思います。だからこそ皆さんは企業にとってどんなメリットがあるのか、また、どんな価値が見いだせるのか、しっかりと考えていただきたいと思います」と強調しました。
 そして、競技で結果を出すことはもちろん、それ以外のプラスアルファの部分で企業に対して何が還元できるのかを常に考えながら競技を続けているという経験談を話すとともに、就職を希望する陸上選手の後輩たちに向けて「企業の皆さん一人ひとりを大切なファンとして、そのファンの方々に何を還元できるのか、しっかりと考えながら競技を続けていただきたいと思います」とアドバイスを送りました。

 最後に、就職希望アスリート5名がそれぞれの場所からリモートでプレゼンテーションを実施。スピーチをはじめ、映像での競技紹介などで自身をアピールしました。


JOCの就職支援「アスナビ」:日本陸上競技連盟と説明会を共同開催
坂本達哉選手
JOCの就職支援「アスナビ」:日本陸上競技連盟と説明会を共同開催
都康炳選手

■坂本達哉選手(やり投)
「私の強みは問題の原因を分析し、課題解決していく改善力です。困難な問題に対しても粘り強く取り組み、結果を出してきました。採用していただけましたら、これまで培ってきた経験を生かし、日々の業務で生じる問題を解決するため、粘り強く取り組むことはもちろんのこと、社員の方々と意見を交わし、一丸となって問題に取り組み、企業のさらなる発展に貢献できるよう、日々努力をしたいと思います。最後に、私の今後の目標である東京2020大会、パリオリンピックに出場するためには、現在の自己記録を更新していかなければなりませんが、大学院で学んだことを継続していくことと、自らの強みである改善力をもって、目標を達成していきます。仕事と競技を両立することは、これまでにない多くの刺激を受けることができ、さらに成長していけると考えていますので、その環境をいただけたらと思います」

■都康炳選手(400mH)
「私はこれまでの競技人生において、どんな時でも諦めずに、目標達成に向けて継続する力を身につけることができました。これまでの経験から、どんなに小さなことでも地道にコツコツと継続していくことによって、大きな目標を達成することが可能であることを、身をもって感じることができました。そして、ここまで10年間、陸上競技に打ち込んできた私にとって、世界の舞台で活躍するという夢が手に届くところに来ているため、ここで競技を終えるわけにはいきません。応援したいと思える選手になれるよう、支えてくれる方々への感謝の気持ちを忘れずに、世界陸上、オリンピック出場を目指し、社員の方々へ感動を与えられるよう精進してまいります。また、勤務時間が短くなってしまっても、他の社員の方々に負けないよう、仕事にも全力で取り組んでいきたいと考えています。仕事と競技、どちらも全力を尽くしますので、どうか私を採用してください」


JOCの就職支援「アスナビ」:日本陸上競技連盟と説明会を共同開催
古旗崇裕選手
JOCの就職支援「アスナビ」:日本陸上競技連盟と説明会を共同開催
森口諒也選手

■古旗崇裕選手(ハンマー投)
「私の強みは柔軟な発想で物事を考え、何事にも根気強く挑戦することです。高校1年生からハンマー投を始めて、今年で9年目になります。私は陸上競技を通して、競技面だけでなく、生活面、また、ともに競う仲間の存在がいかに大切かなど、様々な経験を積み重ねることで成長してきたと思っています。採用していただけましたら、成果を挙げるために諦めず、根気強く挑戦する姿勢を崩しません。そして、今まで自身が培ってきた能力や経験を生かして、企業に貢献できるように努力していきたいと思っております。私は今の自分よりもさらに成長すれば、オリンピック出場も可能であると信じ、日々練習に励んでおります。今まで必死に努力してきたこの道を、ここで諦めるわけにはいきません。幼いころからの夢、今の私にとってはそれが一番の原動力になっています。そのために仕事と競技を両立させていく覚悟です。どうか私を採用してください」

■森口諒也選手(十種競技、110mH)
「私の強みは、疑問に思ったことを徹底して追求していく貪欲さと向上心です。大学在学中に自身のパフォーマンスが完成することはないと考え、基礎的トレーニングに時間を費やしてきました。ここから、より専門的なトレーニングを組み込んでいくことで記録は一気に飛躍し、日本だけでなく、アジア、世界の舞台で戦えると考えています。しかし、この目標を達成するのも、一人では厳しいのが現状です。陸上競技は個人種目ですが、十種競技は応援やサポートの力なしでは全力を発揮することができません。どうか私と一緒に、この競技で戦ってはいただけませんでしょうか。採用していただけましたら、業務面でも陸上競技を通して培ってきた姿勢を生かし、柔軟な思考や的確な判断で全力で挑みます。このまま中途半端な記録で終わってしまっては、一生後悔してしまいます。来たるオリンピックに向け、仕事と競技を両立させていく覚悟です。よろしくお願いいたします」


JOCの就職支援「アスナビ」:日本陸上競技連盟と説明会を共同開催
岡崎一輝選手

■岡崎一輝選手(円盤投)
「私が記録を更新できるようになった理由は3つあります。1つ目は失敗を恐れず挑戦し続けたこと、2つ目は課題を明確にして克服する方法を考えることができること、3つ目はチームマネジメントを学んだことです。この3つの学びは、仕事にも十分に生かせると考えております。仕事で壁にぶつかっても、失敗と修正を繰り返しながら挑戦し続け、乗り越え、企業に貢献します。また、私が先輩になった時、チームマネジメントで学んだことを生かし、後輩と情報共有をしながらコミュニケーションをとり、後輩の成長に貢献します。また、アスリートとして日本記録の更新、世界大会に挑戦し続け、活躍することで社員の方々に感動と活力を与えられるように精進します。ぜひ私をご採用ください。ご検討のほどよろしくお願いいたします」

 説明会終了後には、選手と企業関係者との情報交換会がオンラインで行われ、企業と選手がそれぞれ交流を深めました。





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