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JOCとJICAがスポーツを通じた国際貢献、国際協力の推進に関する連携協定を締結

カテゴリ:その他活動
2020.08.05
JOCとJICAがスポーツを通じた国際貢献、国際協力の推進に関する連携協定を締結
JOCとJICAが連携協定を締結(左から北岡伸一JICA理事長、山下泰裕JOC会長)

 公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は7月27日、Japan Sport Olympic Squareにて、独立行政法人国際協力機構(JICA)とスポーツを通じた国際貢献及び国際協力の推進に関する連携協定を締結しました。

 今回の連携協定締結は、新型コロナウイルス感染症が世界各国で社会生活に大きな影響を与え、スポーツ活動を含む各種国際的な活動も大きな制約を受ける中、スポーツが社会や人々のつながりに与える価値の重要性を再認識し、スポーツの価値をより広く社会に活用することを目的としています。

 連携協定書署名式には山下泰裕JOC会長、北岡伸一JICA理事長が出席し、署名が交わされました。


JOCとJICAがスポーツを通じた国際貢献、国際協力の推進に関する連携協定を締結
「ますます協力を深めていきたい」と語る北岡JICA理事長(左)

 署名を終えた北岡JICA理事長は「2つの機関で協定を結べたことを大変うれしく思っております。私たちの活動は非常に親和性があると思っています。全ての人にはスポーツを楽しむ権利があるというのが大原則。オリンピックにももちろんその精神があり、スポーツを通じての平和、友好、相互理解は非常に大事なものだと思っています」と挨拶。そのJICAによるスポーツ支援の例として、部族対立が絶えなかった南スーダンでは、全国スポーツ大会をきっかけに1つの国民だという意識が生まれ、また、その大会の出場者がオリンピックに出場したことなどを挙げました。
 そして、スポーツの究極の目的は勝ち負けではなく、相互理解、敬意であると語った北岡JICA理事長は「途上国の生活を支援していくJICAの仕事とJOCの精神は共通するものがあります。これをきっかけにますます協力を深めていきたい」と意欲を述べました。


JOCとJICAがスポーツを通じた国際貢献、国際協力の推進に関する連携協定を締結
山下JOC会長(右)は「それぞれの力を持ち寄ることによって新しい取り組みが生まれると思います」と期待の言葉を述べた

 続いて、山下JOC会長は今回の協定締結に関して喜びと感謝の言葉を述べた後、「近代オリンピックの父」と呼ばれるピエール・ド・クーベルタン男爵や、日本で初めてオリンピックに日本代表選手団を派遣した嘉納治五郎初代JOC会長が、スポーツやオリンピックを通じて国際交流を推進し、異文化交流や相互理解を深め、平和な社会の建設、青少年の健全育成に寄与することを目標として掲げていたことを紹介。これら先人たちの意志をJOCが受け継ぎ、「スポーツを通した国際交流、あるいは国際貢献に真剣になって取り組むことは至極当然のことであろうと考えております」と強調しました。
 また、コロナ禍を受けて、「人々にとってスポーツが希望になるという、スポーツの純粋で大きな価値にも改めて気づかされました。分断された社会がこの困難を乗り越えるときに、スポーツがもたらす尊敬、友情、信頼、団結、相互理解といった価値はより大きな意味を持つと思っております」と語った山下JOC会長。それらを踏まえ、JICAとの協定締結について「国際交流、国際貢献に関して、JOCが単独でできることは限られています。それぞれ異なる分野を担う団体が、それぞれの力を持ち寄ることによって新しい取り組みが生まれると思います」と今後の展望を語りました。
 さらに、JOCが率先してこのような取り組みを行うことによって、各競技団体や日本のスポーツ界全体が個別の勝ち負けだけに終始するのではなく、「スポーツやオリンピックが人と人をつなぎ、国際交流、友好の架橋としての役割をこれまで以上に担うという流れを作っていきたい。今回の締結を契機に様々な可能性を模索していきたいと思っております」と、スポーツ界全体に相乗効果が生まれることへ期待の言葉を寄せました。

 JOCはオリンピック・ムーブメント推進のため、国際競技力の向上、オリンピアンの育成とともに国際社会との協調、協同に取り組んでおり、関係機関と連携して発展途上国の選手強化支援など、スポーツを通じた国際貢献を行っております。
 一方、JICAはミッションである「人間の安全保障の実現」を目指し、JICA海外協力隊事業を通じた競技の普及や競技力向上の支援、スポーツ大会を通じた平和促進や女性の社会進出支援など、「スポーツと開発」事業を推進しています。

 両機関の取り組みはいずれも平和な社会を目指すものであり、親和性も高く、今回の連携協定の締結を受けてJOCとJICAは、JICA海外協力隊事業における連携、発展途上国に向けたオリンピアンの情報発信強化など、双方の持つネットワークを生かしつつ、スポーツを通じた国際貢献活動をいっそう推進していきます。





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