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塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催

カテゴリ:イベント
2019.08.06
塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催
「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は7月27日、長野県の長野市芸術館メインホールで「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催しました。オリンピックコンサートは、全世界で行われているオリンピックデーイベント(オリンピックデーは6月23日)の一環として日本独自に開催しているイベント。感動的なオリンピック映像と壮大なシンフォニーオーケストラの共演は、毎年多くの方にご好評いただいています。

 昨年に続き長野では2度目の開催となる本公演は「輝く夢に向かって」をテーマに、指揮は粟辻聡さん、演奏は「THE ORCHESTRA JAPAN」が担当。元NHKエグゼクティブアナウンサーでオリンピックでも数々の名実況を生んだ工藤三郎さんがナビゲーターを務め、ゲストオリンピアンとして塚原直貴さん(陸上競技・2008年北京オリンピック銀メダル)、金藤理絵さん(水泳/競泳・2016年リオデジャネイロオリンピック金メダル)、渡部暁斗選手(スキー/ノルディック複合・2014年ソチオリンピック銀メダル、2018年平昌オリンピック銀メダル)が出演しました。


塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催
東京1964大会の貴重な映像が数多く映し出された(写真:アフロスポーツ)
塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催
地元の人たちには思い出深い長野オリンピックの映像も展開(写真:アフロスポーツ)

 コンサートは、1964年10月10日の東京オリンピック開会式で高らかに鳴り響いた今井光也作曲『オリンピック東京大会ファンファーレ』で開幕。続いて、同じく東京1964大会開会式の選手入場行進の際に演奏された古関裕而作曲『オリンピック・マーチ』に合わせて、ゲストオリンピアンの塚原さん、金藤さん、渡部選手が入場しました。

 続く3曲目はジュゼッペ・ヴェルディ作曲の歌劇『運命の力』序曲。オペラ屈指の名曲として名高い調べに乗せて、日本が東京1964大会を通して世界に示した戦後からの真の復興の様子を当時の映像で紹介。高速道路や新幹線に代表される高度成長期の社会をはじめ、旧国立競技場の建築や聖火リレー、また世界各国のアスリートを迎え入れる準備の様子、そして東京1964大会で活躍した日本人アスリートたちが次々と映し出されました。

 4曲目は、映画『E.T.』からジョン・ウィリアムズ作曲『地上の冒険』。映画で描かれた異星人と地球の子供たちの時空を超えた交流のストーリーをなぞるように、映像では東京1964大会以降のメキシコオリンピックから、金藤さんが競泳女子200m平泳ぎで金メダルを獲得した前回のリオデジャネイロオリンピックまで、世界中を熱狂させた歴代アスリートたちの名シーンが時を超えて共演。かつてのオリンピックの興奮がよみがえる演出で、第1部が終了しました。


塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催
渡部暁斗選手(写真:アフロスポーツ)

 第2部は、セルゲイ・ラフマニノフ作曲『交響曲第2番ホ短調作品27から第3楽章』でスタート。ここでは冬季オリンピックをテーマに、渡部選手が2大会連続で銀メダルを獲得したソチオリンピック、平昌オリンピックをはじめ、日本で初めて冬季オリンピックが開催された1972年札幌オリンピック、スキー・ジャンプ団体やスピードスケートなど日本代表選手団が5つの金メダルを獲得した1998年長野オリンピックなど、夏季オリンピックに負けない冬季競技のオリンピアンたちの熱い戦いが美しいメロディーに乗せて紹介されました。

 次に行われたトークコーナー「輝く夢に向かって」では、ゲストオリンピアンの塚原さん、金藤さん、渡部選手がステージに登壇。オリンピックへの思いやこれからのスポーツ界に向けたメッセージなどを語りました。


塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催
金藤理絵さん(写真:アフロスポーツ)
塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催
塚原直貴さん(写真:アフロスポーツ)

 長野県白馬村出身の渡部選手は、長野オリンピックのスキー・ジャンプを会場で見たことがオリンピックを目指すきっかけになったことを明かすと、2022年北京オリンピックに向けて「これまで銀、銀ときているので、次のオリンピックで金メダルをとれるようにこれからしっかり準備をして、全力を尽くして戦っていきたいと思います」と抱負を述べました。

 一方、今年4月に長野県内に建設中の高地トレーニング用プールのPR大使に就任し、現在、長野市内在住の金藤さんは「水泳が苦手な子どもたちに、泳ぐのが速くなってほしいというよりは水泳を好きになってほしい、また苦手なことでも取り組むことが大切なんだよという気持ちを伝えることも含めて、水泳の活動を続けていきたいと思います」と、水泳を通じて子どもたちにスポーツの楽しさ、夢を持つ素晴らしさを伝えていく活動への意欲を語りました。

 また、長野県岡谷市出身の塚原さんは、東京2020大会の陸上競技男子4×100mリレーで活躍が期待される後輩たちに向けて「ファイナルの舞台には当然行くものと僕たちは思っています。あとはメダルの色ですね。色を考えられるくらいのチームになってきていますので、ぜひ一番輝かしい色のメダルをとっていただければ、次代につながるバトンパスになると思います」とエールを送りました。


塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催
コンサートの後半は東京2020大会を目指すアスリートたちにスポット(写真:アフロスポーツ)
塚原直貴さん、金藤理絵さん、渡部暁斗選手がゲスト参加「オリンピックコンサート2019 in 長野」を開催
フィナーレでは『オリンピック讃歌』を合唱、金のテープが華やかに舞った(写真:アフロスポーツ)

 オリンピックコンサートも残すところ3曲となり、この日の6曲目に演奏されたのはピョートル・イリイチ・チャイコフスキー作曲の幻想序曲『ロメオとジュリエット』から。2008年北京オリンピックで銀メダルを獲得した塚原さんら当時の陸上競技男子4×100mリレーメンバーをはじめ、柔道、競泳、レスリングなど、夢を諦めなかった日本人アスリートのレジェンドたちにスポットを当てた映像がドラマチックに展開され、さらに、東京2020大会を目指すアスリートをはじめ、すべての人たちの夢が輝くようにという願いを込めて7曲目に演奏されたのは、映画『ミッション』からエンニオ・モリコーネ作曲のメインテーマ。情感あふれるオーボエの旋律や後半パートの歌声と、卓球、バスケットボール、フェンシングのほか、新たに実施される空手道、スポーツクライミング、サーフィンなど東京2020大会に向けて懸命に努力するアスリートたちのシーンが見事に融合し、会場からは大きな拍手が送られました。

 最後は、長野・上田・軽井沢少年少女合唱団と仲間たちが、スピロ・サマラ作曲の『オリンピック讃歌』を合唱。クライマックスでは客席前方から金のテープが勢いよく飛び出し、華やかにフィナーレを迎えました。

 鳴り止まない拍手の中、アンコールで演奏されたのはモリコーネ作曲の映画『ニュー・シネマ・パラダイス』から。ピアノの美しい旋律とともに、映像は東京2020大会開催決定への道のりから始まり、陸上競技の小出義雄さん、アーティスティックスイミング日本代表の井村雅代ヘッドコーチ、柔道男子日本代表の井上康生監督ら指導者やトレーナー、家族の視点で展開。東京2020大会はアスリートのみならず、それを支えるすべての人たちの輝く夢であるというメッセージを伝え、2時間に渡るコンサートは盛況のうちに幕を閉じました。


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