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2018.07.28 震災復興支援

金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート

金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート
「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」(写真:アフロスポーツ)
金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート
先﨑さんが「手つなぎ鬼」にチャレンジ(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は2018年7月21日、宮城県気仙沼市の気仙沼市総合体育館ケー・ウェーブで「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」を開催しました。

 オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。

 気仙沼市での開催は2回目となり、金藤理絵さん、先﨑洋三さん、山本隆弘さん、淡路卓さん、馬渕智子さん、清水徹郎さんの6名のオリンピアンが参加。気仙沼市の小中学生80名といっしょに、運動会形式のスポーツプログラムや文化プログラムで交流を深めました。

 開会式では、オリンピアンを代表して先﨑さんが「今日、6人のオリンピアンがこの気仙沼に参りました。Face to Face、Take my hands. 充実した、楽しい時間をもって、20年、30年後にまた皆さまとお会いしたいです。今のアンチエイジングは125歳まで大丈夫だそうなので、僕も間に合います(笑)。まずは今日一日を充実したものにしましょう」と挨拶しました。

金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート
清水さん(左)、山本さんのオリンピアンコンビで「大玉ころがし」(写真:アフロスポーツ)
金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート
金藤さんと参加者がいっしょになって「花は咲く」を合唱(写真:アフロスポーツ)

 仙台弁のラジオ体操でウォーミングアップをした後、スポーツプログラムでは「手つなぎ鬼」「大玉ころがし」「デカパン競争」「5色玉入れ」の4種目を実施。6名のオリンピアンをキャプテンにオリンピックカラー5色のチームに分かれ、力を合わせて表彰台を目指しました。各種目で熱戦が展開された結果、山本さんのブラックチームと金藤さんのレッドチームが金メダル、清水さんのブルーチームが銀メダル、先﨑さんと馬渕さんのイエローチームが銅メダルを獲得しました。

 スポーツプログラム終了後は、全員で記念撮影と「花は咲く」の合唱。続いて文化プログラム「オリンピアンとのQ&A」では「競技を始めたきっかけはなんですか」、「どうしたら強いサーブが打てるようになりますか」など様々な質問が寄せられました。

 閉会セレモニーでは、オリンピックデー・フェスタの聖火として各会場を巡る「つながる火」を清水さんが紹介。次の開催会場の宮城県東松島市へとつなげていくことを伝えました。

金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート
「オリンピアンとのQ&A」では淡路さん(左から4人目)らオリンピアンが質問の1つ1つに答えた(写真:アフロスポーツ)
金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート
笑顔で子どもたちとふれあう馬渕さん(写真:アフロスポーツ)

 最後のオリンピアン全員からの挨拶では、金藤さんが「人は日々いろいろな気持ちがあるから頑張ろうと思います。競技にしてもうまくいくこともあれば、うまくいかないこともある。反省をして次につなげていければまた、素晴らしいことがあると思います。頑張ってください」、山本さんは「今日のフェスタは大成功だと思います。みんなで一つ一つのゲームにチャレンジできたこと。勝ったときのうれしさ。負けたときのくやしさ。この気持ちを共有できたからこそ最高の笑顔になったのだと思います」、そして淡路さんが「今日のうれしさやくやしさを次につなげて、目の前のことを全力で取り組んでほしいと思います」と、それぞれ子どもたちに向けてエールを送りました。

 閉会セレモニー終了後は、オリンピアンが一人ひとりハイタッチで参加者を見送りました。その際、金藤さんがリオデジャネイロオリンピックの金メダル、馬渕さんが北京オリンピックの金メダル、淡路さんがロンドンオリンピックの銀メダルを披露。参加者が直にメダルに触れ、オリンピアンとの会話を楽しむなど貴重なふれあいの時間となりました。また、ハイタッチ終了後にはサイン会を実施し、最後まで交流を深めました。

金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート
被災地視察として「リアス・アーク美術館」を訪問(写真:アフロスポーツ)
金藤理絵さん、先﨑洋三さんらが参加 「オリンピックデー・フェスタ in 気仙沼」レポート
前日には宮城県気仙沼高等学校、宮城県立気仙沼支援学校を訪問し、生徒たちと交流を深めた(写真:アフロスポーツ)

 フェスタ終了後、オリンピアンたちは被災地視察として、気仙沼市総合体育館ケー・ウェーブに隣接している「リアス・アーク美術館」を訪問。学芸員に説明を受けながら、震災当時のままに残されている物や新聞、写真を見学し、震災の悲惨さ、壮絶さに思いを寄せました。

 また、フェスタ前日の20日には宮城県気仙沼高等学校、宮城県立気仙沼支援学校にオリンピアンが訪問し、生徒たちとのクロストークなどで交流。その後は被災地視察として「すがとよ酒店」を訪問し、震災の語り部としても活動している店主の菅原さんから、復興への道のりを伺いました。

■参加オリンピアン
・金藤理絵(水泳/競泳)
  2008年北京オリンピック       7位入賞
  2016年リオデジャネイロオリンピック 金メダル
・先﨑洋三(ボート)
  1956年メルボルンオリンピック    出場
・山本隆弘(バレーボール)
  2008年北京オリンピック       出場
・淡路卓(フェンシング)
  2012年ロンドンオリンピック     銀メダル
・馬渕智子 (ソフトボール)
  2008年北京オリンピック       金メダル
・清水徹郎(カーリング)
  2018年平昌オリンピック       8位入賞

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