HOMEニュース2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催

ニュース

2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催

カテゴリ:選手強化
2019.04.25
2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催
2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催(写真:アフロスポーツ)
2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催
大塚眞一郎JOC理事・マーケティング委員会副委員長(写真:アフロスポーツ)

 JOCは4月16日、2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催しました。本研修会は、ネクストシンボルアスリートに選ばれたアスリートが、ネクストシンボルアスリートとしての自覚を持ち、世界で活躍するアスリートに成長することを目的としています。研修会にはネクストシンボルアスリート36名のうち、大会に出場している選手らを除く20名が参加しました。

 最初に大塚眞一郎JOC理事・マーケティング委員会副委員長が登壇し、JOCが行っている事業について説明しました。まず、JOCの使命を果たすための「3つの役割」、さらにその役割を具現化するものとして掲げた「JOCの5つの活動」を紹介。続けて、ネクストシンボルアスリートの意義、それらを支える仕組みなどについて説明し、「皆さんには、精神的にも人間的にも、アスリートである前に社会人としても素晴らしい人間になってもらいたい。そのためにお手伝いすることがJOCの大きな仕事ですので、皆さんも思ったこと、こうしてほしいということをJOCに伝えていただければと思います」と呼びかけました。


2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催
宮下純一さんが講演(写真:アフロスポーツ)

 次に、2008年北京オリンピックの競泳男子4×100mメドレーリレーで銅メダルを獲得した宮下純一さんが「出会いに感謝〜思い続けたオリンピック〜」と題した講演を行いました。
 宮下さんは水泳を始めたきっかけや学生時代、2004年アテネオリンピックの日本代表選考会で3着に敗れ代表を逃した挫折、オリンピックの舞台裏など、自身の競技人生で得たものを伝えました。その中で、日本代表の座に手が届く実力がありながらアテネオリンピック出場を逃した原因を「覚悟がなかったから。代表に選ばれた選手のような覚悟で臨めていなかった」と振り返った宮下さん。その後、社会人スイマーとなり競技に専念したものの、人生初のスランプも経験。もう逃げ出したい気持ちで北京オリンピックの半年前を迎えたとのことでしたが、母から言われた「今、水泳楽しんでる? あと半年も水泳できるんだよ。楽しんで水泳人生を終えなさい」という言葉で気持ちが前向きに切り替わり、これが後のメダル獲得につながったと話しました。
 このような自身の体験を踏まえ宮下さんは、オリンピック出場とメダル獲得を目指すネクストシンボルアスリートに向けて、「これからのスポーツをさらに盛り上げていくのは、間違いなく現役のアスリート。まさにネクストシンボルアスリートである君たちがその盛り上がりを引っ張っていく存在だと思います。僕の話を何かのヒントにして、この中から一人でも多くの選手がオリンピックに出場して、たくさんのメダルをとってくれることを期待しています」と激励の言葉を送りました。


2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催
オリンピックメダリストによるトークセッション(写真:アフロスポーツ)
2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催
左から本橋麻里さん、平慎士さん、金藤理恵さん(写真:アフロスポーツ)

 次にオリンピックメダリストによるトークセッションが行われました。ゲストスピーカーとして、北京オリンピック陸上男子4×100mリレー銀メダリストの平慎士さん、2016年リオデジャネイロオリンピック競泳女子200m平泳ぎ金メダリストの金藤理恵さん、2018年平昌オリンピックカーリング女子銅メダリストの本橋麻里さんが参加。ファシリテーターを務めたフリーアナウンサーの福澤朗さんの進行のもと、「オリンピック出場、メダル獲得までの道のり」「世界で活躍するために必要なこと」「コーチの存在」「逆境を乗り越えるためのポイント」などをテーマに約1時間、3名のメダリストがそれぞれ経験したことや考えを話しました。
 まとめとして、メダリストたちはネクストシンボルアスリートたちへ「目標を明確に、そして今この瞬間を全力で楽しむ。これが大きな夢への第一歩かなと思います」(本橋さん)、「オリンピックやメダルを目指す中で味わえる興奮、緊張感を超えるものはこれからなかなか出会えないと思います。その瞬間、その瞬間、今自分がスポーツをできていることを大事にしてほしいと思います」(平さん)、「今の自分の限界を超えないと結果や記録は残せないと思います。そのためにはやりたくないことほど積極的にやることが大切。後になって、やって良かったと思うときが来ると思いますので、ぜひ皆さん頑張ってください」とエール。未来のメダリストを目指すネクストシンボルアスリートたちも、先輩たちの話を熱心に聞き入っていました。


2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催
上田大介JOC選手強化本部インテグリティ教育ディレクター(写真:アフロスポーツ)
2019年JOCネクストシンボルアスリート研修会を開催
細倉浩司JOC事務局長(写真:アフロスポーツ)

 続いて、「JOCネクストシンボルアスリートに求められるインテグリティとは」をテーマに、上田大介JOC選手強化本部インテグリティ教育ディレクターが講義を行いました。上田ディレクターはインテグリティ(誠実、真摯、高潔など)の意味とともに、アスリートを取り巻く環境、それに伴うリスクマネジメントなどを説明。アスリート自身の価値、スポーツの価値を守るための行動として「自分の判断基準を持つことが大切。日々、自身の環境の変化に対応し、判断基準をアップデートしてください」と述べました。

 最後に細倉浩司JOC事務局長が閉会の挨拶に立ち、「皆さんが取り組んでいる競技は、自分のためにやっているということをまず基本に置いていただき、その中で皆さんが成功すれば、それを支えていただいている人たちも楽しい気持ちになりますし、皆さんが一生懸命に取り組むことがそうした共感を呼びます。皆さんが夢をかなえられるように、周りのみんなが応援しています。頑張ってください」と締めくくりました。





ページトップへ