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アスリートキャリアプログラムを体験 「JOCキャリアデザインセミナー」を実施

カテゴリ:就職支援
2019.01.28
アスリートキャリアプログラムを体験 「JOCキャリアデザインセミナー」を実施
「JOCキャリアデザインセミナー」を開催(写真:フォート・キシモト)
アスリートキャリアプログラムを体験 「JOCキャリアデザインセミナー」を実施
中村裕樹キャリアアカデミー事業ディレクター(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は11月19日、「JOCキャリアアカデミー キャリアデザインセミナー」を味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)で開催しました。

 本セミナーはアスリートのキャリアに対するサポートを目的として「JOCキャリアアカデミー事業」が主催。今回は「IOCが世界のアスリートを支援する『アスリートキャリアプログラム』を体験しませんか?」をテーマに行われ、現役アスリートと指導者ら合わせて10名が参加しました。

 はじめに、中村裕樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクターが「キャリアデザインの勧め」と題した講義を行い、本セミナーのゴールを「職業を中心とした生き方を描く能力を身に付けること」と説明しました。また、この能力を身に付けるための手段の一つとして「経験を積むこと」を挙げると、「私が推奨しているのは、短い期間でもいいのでインターンをしてくださいということです。それぞれの産業や業種業態の中でどのような職業観を持っている人が、どのような生きがいを持っているのか。それを目の当たりにすることで、自分の引き出しを増やすことに役立ち、結果としてキャリアデザイン力を身に付けるのに役立つと思います」とアドバイスしました。


アスリートキャリアプログラムを体験 「JOCキャリアデザインセミナー」を実施
自身の経験談を交えて講演を行った田島寧子さん(写真:フォート・キシモト)

 この日のセミナーは2部構成で行われ、第1部は「オリンピアン講話」として、2000年シドニーオリンピックの競泳女子400m個人メドレー銀メダリストで、現在はアデコ株式会社に所属する田島寧子さんが登壇。「ライフキャリアをデザインする」をテーマに、自身の経験を交えて講演を行いました。田島さんはまず、アスリートとしてのキャリアは、生涯に及ぶトータルキャリアの一部であることを説明。その上で、現役時代は競技に集中するあまり、引退後のキャリアまで考えが至らなかったという自身の経験から、「私のようにアスリートとしての自分しか見ていないと、引退した時に『あれ、何も見えていない』となります。この先のことを考えて生きましょう」と呼びかけました。

 また、ビジネスシーンで用いられる「PDCA(Plan、Do、Check、Action)」を「成功へつなげるサイクル」として紹介し、このPDCAは競技生活ですでに実践されていること、それは日常生活にも生かせること、さらに今を生きるために必要な「目標を達成する能力」はアスリートとしてすでに身に付いているものであることなどを説明しました。そして最後に、「スポーツで培ったものは体力や精神力だけでなく、社会にも持っていける能力、そのまま変換できる能力です。変換のやり方が今は分からないかもしれませんが、スポーツの中では当たり前にできていることが社会に出ても役立つということを忘れないでください」とメッセージを送りました。


アスリートキャリアプログラムを体験 「JOCキャリアデザインセミナー」を実施
初めてACPを用いたセミナーを実施。田島さんがファシリテーターを担当した(写真:フォート・キシモト)

 休憩を挟んで行われた第2部は、「JOCアスリートキャリアプログラム(ACP)体験会」と題したセミナーが行われました。ACPは国際オリンピック委員会(IOC)が2005年から保有しているプログラムで、「エデュケーション(教育)」、「ライフスキル(職業を全うするための能力)」、「エンプロイメント(働く力)」の全てを統合させた部分にフォーカスしたもの。JOCでは、本プログラムを日本向けにローカライズする作業を進めており、今回がACPを用いた初めてのセミナー開催となります。

 ファシリテーターとして引き続き登壇した田島さんはまず、「人としての人生と、アスリートとしての人生は切り離してはいけないというのが基本」と、第1部に続いてその重要性を訴えました。その後、参加者は自己診断テストや10項目の価値観の重要度を順序付けするワークなどを実施。その中で、自身のパーソナリティーのタイプやそれに合った適職・天職を学び、それが自身が希望する職業とマッチングしているかどうかを分析しました。参加者は積極的に意見を交わしたり、自身のパーソナリティーに合った適職を熟考したりして、キャリアデザインについての理解を深めた様子でした。





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