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「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」を開催

カテゴリ:イベント
2018.04.25
「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」を開催
「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」が開催された(写真:フォート・キシモト)
「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」を開催
オーケストラの迫力ある音楽と平昌オリンピックの感動が見事に融合(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は4月14日、長野県の長野市芸術館メインホールで「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」を開催しました。

「オリンピックコンサート」は、オリンピック映像とオーケストラ演奏を融合させ、スポーツファンのみならず、普段スポーツやオリンピックに親しみのない方にもオリンピックの価値や素晴らしさを実感してもらうことを目的に、JOCが1997年から毎年開催しています。

 今回は長野オリンピック・パラリンピック20周年を記念して、長野市及び長野市文化芸術振興財団との共催で、株式会社ブリヂストン(ワールドワイドオリンピックパートナー)協力のもと開催。指揮、冨田篤さん、演奏はブリヂストン吹奏楽団久留米が担当し、司会には、JOCラジオ企画番組の「MY OLYMPIC」を2012年まで12年間担当した蒲田健さんが務めました。

 コンサートはJ・グラステイル作曲の『ブリヂストン・ファンファーレ』で幕を開けると、続くエクトル・ベルリオーズ作曲の『ローマの謝肉祭』では、荘厳な調べとともに古代のオリンピックに始まり、ピエール・ド・クーベルタン男爵が提唱した近代オリンピック、そして現在へと続くオリンピックの歴史が映像で映し出され、クライマックスでは日本選手がこれまでの大会でメダルを獲得した名場面が次々と展開されました。

 続いて、リオデジャネイロオリンピックの雄姿をテーマに演奏されたのはアレクサンドル・ボロディン作曲の歌劇「イーゴリ公」より『だったん人の踊り』。いまだ記憶に新しいリオデジャネイロオリンピックで活躍した世界各国・地域のオリンピアン、メダリストたちの躍動と、徐々に盛り上がっていく音楽が見事にマッチし、再びリオの興奮がよみがえったかのような雰囲気に会場は包まれ、第1部は終了しました。


「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」を開催
トークコーナーではゲストオリンピアンが登壇(写真:フォート・キシモト)
「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」を開催
小平奈緒選手(左)と渡部暁斗選手(写真:フォート・キシモト)

 ブリヂストンのCMソング『どこまでも行こう』で第2部がスタート。おなじみのメロディーに乗せて、ゲストオリンピアンの小平奈緒選手(スピードスケート)、渡部暁斗選手(スキー・ノルディック複合)、荻原健司さん(スキー・ノルディック複合)、荻原次晴さん(スキー・ノルディック複合)、鈴木世奈選手(アイスホッケー)、浮田留衣選手(アイスホッケー)、久保英恵選手(アイスホッケー)、竹田恆和JOC会長がステージに登壇し、平昌オリンピック、長野オリンピックの思い出などを語りました。

 まず、女子500mで見事に金メダルを獲得した小平選手が「本当に皆さんの前でこのような結果を残すことができて良かったと思います。皆さんが吹かせてくれた応援の風が、すごく私の力になりました」と、地元長野県民の皆さんに向けて喜びのコメント。続いて、個人ノーマルヒルにおいて2大会連続で銀メダルを獲得した渡部選手は「平昌で取れなかった金メダルを4年後の北京で目指していきたいですし、そこでは確実に取れるように、さらに強い自分になっていきたいなと思います」と、4年後の目標を語りました。また、女子アイスホッケー日本代表「スマイルジャパン」はメダルに手は届きませんでしたが、歴史的なオリンピック初勝利を含む2勝を挙げて6位入賞。鈴木選手、浮田選手ともに悔しい思いとともにチームとしての成長、手応えをつかんだオリンピックだったことを振り返ると、久保選手は「徐々に世界との差は縮まっています。次こそはメダルを狙えるようなチームに仕上がっていると思いますので、また4年後、さらにレベルアップをして良い報告ができるようになればと思います」と、北京オリンピックへ向けた抱負を語りました。


「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」を開催
竹田恆和JOC会長(写真:フォート・キシモト)

 一方、長野オリンピックに出場した荻原兄弟は当時を思い返し、個人4位だった健司さんは「もし競技人生でやり直せるとしたら、長野オリンピックに戻りたいですね」と明かしました。これに対し、弟の次晴さんは「オリンピックはテレビで見るものと思っていましたが、双子の兄がメダルを取ったことによって、頑張れば自分も出場することができるかもしれないという夢に変わりました」と20年前の思い出とともに、その時の心境を振り返りました。
 最後に、竹田会長は高校生当時に見た1964年東京オリンピックをきっかけに馬術でのオリンピック出場を本格的に目指したことや、スポーツディレクターとして運営に携わった長野オリンピックでの思い出深いエピソードなどを紹介。そして、東京2020大会に向け「4年に1度のスポーツの最高の祭典ですので、選手にとって最高の舞台を作ることが重要だと思いますし、そこで選手が最高のパフォーマンス、記録を出し、選手同士がリスペクトし合って友情を作る。そして、それを見た世界の人々が大きな感動や夢を得る。そういう舞台にぜひしたいと思います」と述べました。


「長野オリンピック・パラリンピック20周年記念 ウィンドシンフォニーオーケストラ meets オリンピックコンサート」を開催
最後は長野ジュニアコーラスの皆さんが『オリンピック讃歌』を合唱した(写真:フォート・キシモト)

 オリンピアントークコーナーが終わると、湯浅譲二作曲『冬の光のファンファーレ〜長野オリンピックのための』、セルゲイ・ラフマニノフ作曲『交響曲第2番第3楽章から』の2曲を続けて演奏。スクリーンには清水宏保さんが金メダルを獲得したスピードスケート男子500m、同じく金メダルを獲得したジャンプ男子団体、また、荻原兄弟のノルディック複合団体など、20年前を彩った懐かしいシーンとともに、カーリングの観戦に来ていた当時の両角友佑選手・公佑選手も映し出されるなど、長野オリンピックが現在の平昌オリンピックへとつながっていることが表現されました。

 オリンピックコンサートも終盤に入り、7曲目に演奏されたのはトーマス・ドス作曲『セント・フローリアン・コラール』。夢への道のりをテーマに、ソチオリンピックで悔しい思いをした小平選手、渡部選手、梨沙羅選手(スキー・ジャンプ)、平野歩夢選手(スノーボード)、スマイルジャパンらが、平昌オリンピックへ向けて厳しいトレーニングに打ち込んでいる様子が楽曲に乗せて展開されました。そして、この流れを受けるように続く8曲目、モーリス・ラヴェル作曲のバレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲から『夜明け、全員の踊り』では、木美帆選手(スケート・スピードスケート)、宇野昌麿選手(スケート・フィギュアスケート)ら、夢をつかんだアスリートたちの平昌オリンピックでの活躍の数々が楽曲とともに会場を盛り上げ、羽生結弦選手(スケート・フィギュアスケート)が金メダルを獲得した感動のシーンとともにクライマックスを迎えました。

 最後は長野ジュニアコーラスの皆さんがステージに登場し、オリンピックの公式讃歌であるスピロ・サマラ作曲の『オリンピック讃歌』を合唱。また、アンコールでは『マンボNo.8』の明るく軽快な曲が演奏され、長野オリンピック、平昌オリンピックの感動を振り返るとともに、いよいよ2年後に迫った東京2020大会への期待がさらに高まる雰囲気の中、オリンピックコンサートは幕を閉じました。


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