第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)は2日、柔術競技の男子77kg級が行われ、日本代表の森戸新士が登場した。過去のアジア大会でも実施されていた同競技だが、日本代表の出場は今大会が初めて。1回戦で鮮やかな絞め技による一本勝ちを収めたものの、試合中の負傷により、続く2回戦は無念の欠場(不戦敗)となった。
初戦(1回戦)に登場した森戸は、序盤から慎重に相手の動きを見極める。低い体勢から果敢に引き込みを狙い、グラウンドの展開へ持ち込む。相手も必死の対応を見せる中、着実にポジションを有利に進めて2ポイントを先取した。
途中で腕を取られかけるヒヤリとする場面もあったが、冷静に対処して難を逃れると、再び主導権を確保。白熱した攻防の末、最後は得意の絞め技をしっかりと極めて鮮やかな一本勝ち。見事初戦を突破した。
しかし、初戦の試合中に手を痛めるアクシデントが発生。チームと協議した結果、苦渋の決断で2回戦の棄権を選択することとなった。
最年長34歳として日本柔術界を牽引し、自国開催の大舞台に挑んだ森戸。2回戦での戦いは叶わなかったものの、負傷の痛みに耐えながら最後まで技を極めきり、初戦突破を果たした姿に会場からは温かい拍手が送られた。
■試合後のコメント
森戸新士
「初戦は勝つことができたが、試合中に手を痛めてしまったのが悔しい。試合中はなんとか大丈夫だと思っていたが、終わった後に違和感を感じ、チームで話し合って2回戦は棄権という決断をした。初戦の一本は怪我をしながらも技を極めきることができたが、自分の強みを出せた反面、弱さも出てしまって棄権になってしまったのは本当に悔しい。それでも家族や友達、仲間が会場で応援してくれていて、本当に力になった。怪我をしながらも初戦を勝ちきれたのは皆さんのおかげ。自分は今年で35歳になり、今大会の柔術日本代表チームでは最年長になるが、若いトップ選手たちともまだまだガンガン戦っていけると思っているので、これからも競技を続けていきたいと思っている。選手村に入ってからもスタッフや運営の方々にたくさんサポートしていただき、本当に素晴らしい大会で戦えたことに心から感謝している。本当にありがとうございました」
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