第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)は28日、ウエイトリフティング男子の85kg級・95kg級決勝が行われた。会場が大きな手拍子と大歓声に包まれる中、男子85kg級に出場した東楽映と、男子95kg級に出場した西川勝之がそれぞれ登場。世界新記録や大会新記録が次々と塗り替えられるハイレベルな戦いの中、両選手ともに自己の限界に挑む力強い試技を披露した。
男子85kg級に出場した東は、得意種目のスナッチ第1試技で153kgを確実に成功させると、第3試技で157kgをしっかりと挙げ切って順調なスタートを切る。この種目では他国の代表選手が大会新・アジア新記録を樹立し、さらに第3試技では世界新記録を達成。国を超えて会場全体から割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こる大熱狂の展開となった。
続くクリーン&ジャークで東は、第1試技の195kg、第2試技の202kgを相次いで成功。第3試技では大会新記録となる206kgに果敢に挑んだ。惜しくも頭上へ挙げ切ることはできなかったものの、強豪に引けを取らない積極的なアタックに会場からは惜しみない拍手が送られた。
男子95kg級に出場した西川は、スナッチの第1試技で170kgを成功させたものの、続く試技で惜しくも失敗を喫し、厳しい状況で後半戦へ。
しかし、続くクリーン&ジャークで西川が意地を見せる。第1試技の200kg、第2試技の204kgを確実に成功させると、大歓声の中で迎えた最終第3試技でも207kgを見事に挙げ切り、クリーン&ジャークの3回の試技をすべて成功。トータルに向けて粘り強い戦いぶりを発揮したものの、他国の選手たちの奮闘によりメダル獲得には届かなかった。
■決勝後のコメント(ミックスゾーンより)
東楽映
「スナッチに関しては、3本目を取っても次に繋げられなかったので、2本目をきっちり取って3本目で自分の目指したい重量で勝負できるようにしていきたい。クリーン&ジャークに関しては、自己ベストを狙ったが更新できなかった。これからどんどん記録を伸ばしてメダルを取れるような選手になっていけたらと思う。大会を通して、コンディション自体は悪くなかったので、あとは実力や試合での強さを伸ばしていきたい」
西川勝之
「スナッチに関しては自分の一番の得意種目だっただけに、1本(170kg)しか取れなかったというのがすごく悔やまれるところ。クリーン&ジャークは、当初の目標では210kg以上という目標だったが、試合が進むにつれて展開や順位、体の調子を加味した上で、しっかり本数を取れる適切な重量として207kgに挑戦して成功できたので、そこはすごく良かった収穫かなと思う。今回の試合はすごく良い勉強になった。アジアの壁は決して低くないが、本数をどれだけ取るかが大事だと実感したので、まずは11月の世界選手権に向けてしっかり詰め直していきたい」
お気に入りに追加
関連リンク
CATEGORIES & TAGS