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2026.09.27 国際総合競技大会

スカッシュ渡邉聡美は激闘の末に逆転許す 27日の3位決定戦へ「しっかり勝って笑顔で終わりたい」

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スカッシュ女子シングルス準決勝でアナハット・シン(インド)と対戦した渡邉聡美(写真提供・共同通信社)

 第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)のスカッシュ競技は26日、名古屋金城ふ頭アリーナで女子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング6位で日本女子のエース渡邉聡美(日本)がアナハット・シン(インド)と対戦。ロサンゼルス2028オリンピックでスカッシュの初採用が決まり、今大会の男女シングルス優勝者に与えられる出場枠獲得を目指して決勝進出をかけた大一番に挑んだが、ゲームカウント2-3(11-9、13-11、10-12、6-11、3-11)の劇的なフルセットの末に惜敗した。

 得意とする相手の逆をつくショットや緩急自在のラリーを展開した渡邉は、第1セットを11-9で奪取。続く第2セットでは10-9の場面で相手選手と衝突するハプニングに見舞われ、その後10-11とゲームポイントを握られる苦しい場面を迎えたが、怒涛の3連続ポイントで13-11と粘り勝って2ゲームを連取した。

 しかし、第3セットで10-8とマッチポイントを握りながらも、粘る相手に連続ポイントを許し10-12でこのセットを取られると、「勝ちたいという思いが前に出過ぎて少し空回りしてしまった」と焦りから徐々にプレッシャーを受ける展開に。さらに第4セット以降、相手がそれまでのテンポから一転して「ロブ気味の高いボールを多用して揺さぶりをかけてきた」と、プレースタイルを巧みに切り替えてきたのに対し、メンタル面での焦りやリアクションの遅れから上手くアジャストできず。第4セットを6-11、第5セットを3-11で落とし、フルセットの末に痛恨の逆転負けを喫した。

 今大会でのロサンゼルス2028オリンピック出場枠獲得は叶わなかったが、渡邉自身「1つ道は途絶えてしまったが、プロツアーのランキングを上げて挑む道はまだ残されている。この悔しさや経験を絶対にオリンピックの舞台に繋げたい」と語る通り、夢への挑戦が途切れたわけではない。

 明日27日にはメダルをかけた3位決定戦が控えており、表彰台に挑む大事な戦いが残されている。「夜までにしっかり気持ちを切り替えて、明日は勝って笑顔で終われるようにしたい」と前を向く渡邉。ロサンゼルスへ繋がる新たな一歩として、明日の3位決定戦で見せる熱いカムバックと最高のパフォーマンスに期待がかかる。

 

■試合結果

スカッシュ女子シングルス準決勝
渡邉聡美(日本) 2 - 3 アナハット・シン(インド)
(11-9、13-11、10-12、6-11、3-11)

 

■試合後のコメント(ミックスゾーンより)

渡邉聡美
「素直にすごく悔しい。マッチポイントを握っていただけに、自分の精神的な甘さが出たと思う。今日は『勝ちたい』という思いが強く出過ぎてしまって、少し焦って空回りしてしまった部分があった。第4ゲーム以降は相手もプレースタイルを変えて高いボールを多く混ぜてきて、それに対して自分のリアクションが遅れたり、上手くアジャストできなかったのが反省点。
今大会でのオリンピック出場枠はなくなってしまったが、まだプロツアーのランキングで狙う道は残っている。この経験を無駄にせず、オリンピック本番で同じ失敗をしないための大きなステップにしたい。これまでは負けたら終わりのトーナメントばかりだったが、明日はまだ3位決定戦がある。今夜のうちに気持ちを切り替えて、明日はしっかり勝って笑顔で大会を終えたい」

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