第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)の3x3バスケットボール競技が9月21日、金城ふ頭駅前特設コートで開幕した。女子日本代表は予選プールBの初日に臨み、初戦でチャイニーズ・タイペイに8-12、続く第2戦でイランに16-18で敗れ、黒星スタートとなった。しかし、グループ3位からでもプレーイン(準々決勝進出決定戦)を経由して決勝トーナメントへ勝ち進む道は残されており、次戦での巻き返しに期待がかかる。
怪我で欠場となった八木悠香に代わり、急遽追加招集された平下結貴を含む4名(平下、西ファトゥマ七南、山本遥香、堀内桜花)で挑んだ日本代表。ロサンゼルス2028オリンピックと、その出場権をかけて2028年5月に代々木アーバンパーク(東京都渋谷区)で開催される「オリンピックQシリーズ2028東京」を見据え、今後の日本代表を担う若手選手を中心としたメンバーで臨んでいる。
海沿いに位置する屋外の特設コートには強い風が吹き荒れ、日本の持ち味である2ポイントシュート(5人制における3ポイントシュート)が影を潜める厳しい環境下での戦いとなった。
第1戦のチャイニーズ・タイペイ戦では、序盤こそ山本のアウトサイドシュートなどで食い下がりを見せたものの、強風の影響も重なりチーム全体で2ポイントシュートの成功が7本中1本にとどまった。シュートの決定率が上がらない隙を突かれ、フィジカルと高さを生かした相手のインサイド攻撃にじわじわとリードを広げられ、8―12でタイムアップを迎えた。
出だしの反省を踏まえ、意識を揃えて臨んだ第2戦のイラン戦では一転して激しい打ち合いの展開となった。平下と西がチーム最多の各5得点を挙げたほか、堀内が4得点、山本が2得点と全員で得点を積み重ねた。スイッチディフェンスやヘルプの連携を意識して食い下がり、終盤には16-18と2点差まで追い詰める粘りを見せたものの、勝負所でのリバウンドやフィジカルの攻防でわずかに及ばず、16-18で惜敗を喫した。
予選プールBは2試合を終えて0勝2敗となったが、下を向く必要はない。今大会のフォーマットでは、予選プール上位3チームに入れば、24日に行われるプレーイン(準々決勝進出決定戦)へと進出し、そこから準々決勝、準決勝、決勝のメダル争いへと駆け上がることが可能となっている。
日本は9月23日、同じく0勝2敗のウズベキスタンとの予選最終戦に挑む。一発勝負のトーナメントへ進むため、若き日本代表が課題を修正し、反撃の初勝利を掴み取ることが期待される。
■試合結果
第1戦(予選プールB)
日本 8 ― 12 チャイニーズ・タイペイ
(日本得点:山本4、西3、平下1、堀内0)
第2戦(予選プールB)
日本 16 ― 18 イラン
(日本得点:平下5、西5、堀内4、山本2)
■試合後のコメント(ミックスゾーンより)
西ファトゥマ七南
「初戦に比べて2試合目は全員が同じ気持ちでコートに入り、試合中も声を掛け合って臨むことができた。相手のディフェンスを冷静に見極めてアタックできたことや、新しく取り組んだスイッチディフェンスなど良い部分も出せたが、大事な場面でのリバウンドやインサイドの強さで後手に回ってしまったことが悔やまれる。直前に合流した平下選手ともコート内外で密にコミュニケーションが取れており、チームとしての一体感は高まっている。アンダーカテゴリーの集大成でもある今大会、自分たちが目指すバスケットを100%コート上で表現し、見ている方々にも感動を届けられるような納得のいく試合をして予選最終戦を勝ちにいきたい」
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