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2026.07.22 キャリア支援

「第37回アスナビ採用企業情報交換会」を開催

第37回アスナビ採用企業情報交換会を開催(写真:アフロスポーツ)
第37回アスナビ採用企業情報交換会を開催(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は7月10日、味の素ナショナルトレーニングセンター・ウエストで、「アスリート社員への期待とミッション設定」をテーマに「第37回アスナビ採用企業情報交換会」を行いました。

 アスナビは、オリンピックを目指すトップアスリートの生活環境を安定させ、競技活動に専念できる環境を整えるために、アスリートと企業をマッチングする無料職業紹介事業です。2010年から各地域の経済団体、教育関係機関などに向けて本活動の説明会を行い、これまでに252社/団体460名(2026年7月10日時点)の採用が決まりました。

 今回の情報交換会では同時にオンライン配信も行い、過去にアスリート社員を採用した企業が直接来場とオンライン参加を含めて23社30名が参加しました。

開会の挨拶をする柴真樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクター(写真:アフロスポーツ)
開会の挨拶をする柴真樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクター(写真:アフロスポーツ)

 はじめに、柴真樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクターが登壇し「JOCキャリアアカデミーによるアスリートの就職支援が16年目を迎え、来年度には累計採用者が500名に達する見込みである中、引退後の定着や転職などの課題が生じています。そのため、組織としてアスリート社員に何を期待し、彼らがどう価値提供すべきかをマネジメントの観点から議論し、各社に合ったヒントを持ち帰っていただければと思っておりますので、本日はよろしくお願いいたします」と挨拶しました。

 続いてアスナビスタッフの紹介が行われ、その後アスナビ意識調査の報告が行われました。この報告は、企業がアスリートを社員として受け入れる際の「現状の課題」や「マネジメントの方向性」を把握するために実施された意識調査の結果で、主に「調査の目的と全体的な満足度」「今後の採用意向」「雇用形態と労働時間」「配属先と仕事内容」「勤務日数と目標設定」「入社後の想定外のギャップ」の6点について報告がありました。

採用企業事例講演をする城北信用金庫Johoku Athletes Clubアスリートマネージャーの久良知美帆氏(写真:アフロスポーツ)
採用企業事例講演をする城北信用金庫Johoku Athletes Clubアスリートマネージャーの久良知美帆氏(写真:アフロスポーツ)

■採用企業事例講演
 続いて、城北信用金庫Johoku Athletes Clubアスリートマネージャーの久良知美帆氏が登壇し、採用企業事例講演を行いました。当金庫の紹介をした後、経費処理や日報等の事務作業から、ブログ更新、地域密着のイベント参加など所属アスリートの業務内容について紹介がありました。後半は柴JOCキャリアアカデミー事業ディレクターとのトークセッション形式で目標管理シートを用いた「業務」と「競技」両面における精緻な目標設定や擦り合わせのプロセス、メンターとしての選手への関わり方や高い定着率を支える居心地の良い環境づくりについて話がありました。最後に久良知氏は「現役時代、競技以外の世界の人と関わる会社での時間が気持ちのリフレッシュや社会人としての学びの意欲に繋がりました。選手が弱音を吐き出せる相談しやすい環境を作っていくことが大切ではないかと思います」と述べ、講演を締めくくりました。

アスリート体験談に登壇したNTTインテグレーション株式会社の川村京太選手(写真:アフロスポーツ)
アスリート体験談に登壇したNTTインテグレーション株式会社の川村京太選手(写真:アフロスポーツ)

■アスリート体験談
 続いて、アスリート体験談として、NTTインテグレーション株式会社に所属する川村京太選手(フェンシング・フルーレ)が登壇し、はじめに引退から現役復帰を決意した背景と半日練習・半日仕事という自身のアスリート社員としての勤務形態について語り、会社とアスリートの双方が遠慮をせず、お互いにビジネスや社内貢献の企画を提案し合いながら関係性を築いていくことの重要性を説きました。さらに、ロジカルシンキングなど業務で培った経験が競技にも活きるという相乗効果について語り、最後に「アスリート社員には彼らにしか発揮できないフレッシュさや高いPR力があるため、会社側は『練習で疲れているから』などと遠慮をせず積極的にチャンスを与えてその価値を在籍期間中に存分に発揮させてほしい、そしてビジネス経験の浅い彼らの背中を優しく押してあげてほしい」とメッセージを送りました。

■アスリート社員を採用および採用を検討中の企業による情報交換会・交流会

アスリート社員を採用および採用を検討中の企業による情報交換会・交流会を実施(写真:アフロスポーツ)
アスリート社員を採用および採用を検討中の企業による情報交換会・交流会を実施(写真:アフロスポーツ)

 その後、味の素ナショナルトレーニングセンターでは、参加者が4つのグループに分かれ、各社のアスリート採用における取り組みなど、活発な意見交換が行われました。

閉会の挨拶をする柴真樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクター(写真:アフロスポーツ)
閉会の挨拶をする柴真樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクター(写真:アフロスポーツ)

 最後に柴氏が登壇し「今回初めて『アスリートの期待・ミッション設定』というお題で開催しましたが、やはりアスリートの皆さんが会社側のミッションや期待を理解し、それにどう応えていくか。これがしっかりできてこそ、アスリートが引退した後に、企業の皆さまから『やっぱりアスリート雇用ってよかったよね』と思っていただける一番の要因になると確信しております。今後もこのような機会を作りつつ、『アスリートを雇ってよかった』という輪が広がっていくよう、我々としても精一杯頑張っていきますので、ぜひまたご参加いただければと思います」と閉会の挨拶を述べ、情報交換会・交流会が締めくくられました。

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