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2026.07.09 キャリア支援

JOCの就職支援「アスナビ」:6月24日企業説明会を実施

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登壇してプレゼンを行ったアスリートたち(写真:フォート・キシモト)

 公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は6月24日、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)ウエストで、トップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」の説明会を行いました。

 アスナビは、アスリートの生活環境を安定させ、競技活動に専念できる環境を整えるために、アスリートと企業をマッチングする無料就業紹介事業です。年間を通じて「説明会」を複数回実施し、企業に対してトップアスリートの就職支援を呼びかけています。2010年から各地域の経済団体、教育関係機関に向けて本活動の説明会を行い、これまで252社/団体460名(2026年6月24日時点)の採用が決まりました。今回の説明会ではJOC主催のもと、10社15名が参加しました。

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柴真樹JOCキャリアアカデミー事業ディレクター(写真:フォート・キシモト)

 はじめに柴真樹JOCキャリアカデミー事業ディレクターがアスナビの概要を、スライド資料をもとに紹介。アスナビが無料職業紹介事業であることや登録するトップアスリートの概略のほか、就職実績、雇用条件、採用のポイント、アスリート活用のポイント、カスタマーサポートなどを説明しました。

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aicrew株式会社 事業責任者の徳南堅太氏(写真:フォート・キシモト)

 続いて、リオ2016大会、東京2020大会に出場し、現在はaicrew株式会社の事業責任者である徳南堅太氏(フェンシング・サーブル)によるオリンピアン講話が行われました。徳南氏は選手時代、自ら売り込んでコンサルティングファームにアスリート社員として在籍した経験や、選手引退後に現在のaicrew株式会社へ入社した経緯と業務内容を紹介しました。アスリート採用に関して、重要なのは「設計」と強調し、「目的を明確にし、成果が数字で見える役割や競い合う環境を与えることで、アスリートの持つ『サバイブ能力』や『学習速度』を最大限に活かすことができます。また、最初はアスリートと伴走し、仕事の楽しさを教えてあげることが大切です。アスリートが持つ、負けから学ぶ力や未知に飛び込む力を信じて背中を押してあげてください。ぜひよろしくお願いします」と参加企業にアスリート採用を呼びかけました。

 その後、就職希望アスリート12名がプレゼンテーションを実施。映像での競技紹介やスピーチで、自身をアピールしました。

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大島愛実選手(写真:フォート・キシモト)

■大島愛実選手(フェンシング・サーブル)
「私はこれまで、自分らしいフェンシングを追い求めてきました。私がフェンシングを始めたきっかけは、埼玉県育成プログラム『プラチナキッズ』でした。
その中で中学生のときには、国際大会優勝や国内ランキング1位などを経験してきました。しかし、その後コロナ禍に入り、私は自分に自信がなくなってしまいました。思い通りに結果が出ない時期が続き、自分にはフェンシングが向いていないのかもしれないと悩む時期もありました。
そこで私は、行動と考え方を変えました。まず行動では、練習後に選手の分析や練習内容を全て書き出すことなどをして、自分のフェンシングを整理し、客観的に見つめ直すことにしました。さらに、メンタルトレーニングに出会い、過去や未来にとらわれず、『今この瞬間』に集中することで不安がなくなり、目の前の一本を決め切ることができました。その結果、今年の全国規模の学生の大会では準優勝することができました。
しかし、今年の5月に右膝の前十字靭帯を断裂してしまいました。成績が上向きになっていて、試合を楽しみにしていたので非常に残念でしたが、ここでも私は今までと同じように、今できることを考えることに意識を向けました。負傷から1週間後にリーグ戦を控えていた時期だったので、私はチームメイトに技術的なアドバイスやチームへの声掛けを積極的に行い、チームを支え続けました。その結果、チームは3位という成績を残すことができました。
この経験から、私は今に集中することの大切さと、今できることを見失わないことの大切さを学びました。また、支えてくださる方々や家族、応援してくださる方々への感謝の気持ちを忘れず、私の目標であるブリスベン2032大会で金メダルを獲得することを目指していきます。採用していただけた際には、周囲を巻き込み一体感のある職場づくりを目指していきたいと考えています」

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浅沼一那選手(写真:フォート・キシモト)

■浅沼一那選手(トライアスロン)
「私はブリスベン2032大会のトライアスロンで日本人最高順位、そして入賞を目標に活動しています。本日は私が競技で培った『周囲への感謝を原動力にする力』と『主体性』についてお話しいたします。私がトライアスロンに出会ったのは小学3年生の頃でした。両親の影響に加え、幼い頃から水泳や長距離走に親しんでいたことがきっかけです。最初は父と二人三脚で練習をしていましたが、さらに強くなりたいという思いから、他チームや県の練習会に参加させていただいたことが、現在の『環境を選ばず飛び込む主体性』につながっています。現在はオリンピックナショナル指定育成選手として、全国のライバルと切磋琢磨しています。
私がここまで強くなれたのは、決して私一人の力ではありません。両親やチームメイト、そして監督、何より私の活動を支えてくださる企業の皆さまのおかげだと思っています。私はこれらの方々との縁を大切にしたいと思っています。だからこそ、最高の結果で恩返しをし、オリンピックに出場することが私の最大のモチベーションです。
私が企業に採用していただいた際には、2つの役割を果たしたいと考えています。
1つ目に、必ずオリンピックに出場し、企業の最高の広告塔となることです。2つ目に、仕事と競技の両立を果たし、競技で培った『目標から逆算して行動する計画性』や『決して諦めない力』を仕事に還元し、会社の戦力となることです。
競技が持つエネルギーは、必ず会社に活力と勇気を与えるものと信じています。私は仕事と競技の両立を負担ではなく、相乗効果と捉えています。必ず競技と仕事を両立し、お互いに相乗効果を得ることで企業に勇気を与え、そして自分の『オリンピックに出場する』という大きな目標を叶えたいと考えています」

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大島ひなの選手(写真:フォート・キシモト)

■大島ひなの選手(スキー/スノーボード・パラレル大回転)
「私は、長野1998冬季大会が開催された長野県白馬村で育ちました。遊びの一環で始めたスノーボードでしたが、ソチ2014冬季大会後に行われた祝賀パレードで、初めてオリンピックメダルに触れる機会があり、その重みと選手の姿に憧れ、私も世界の舞台に立ちたいと夢を持ちました。
その夢と憧れに向かって進んできたつもりでしたが、思うような成績が残せず、このまま競技を続けてもいいのか悩んだ時期がありました。しかし、迷いながらでも今できることを精一杯やり遂げようと気持ちを切り替え、その後に出場した国際大会で世界選手権の出場枠を獲得することができました。
世界選手権は、憧れのトップ選手が勢揃いで、そのオーラや滑りに圧倒されました。自分とトップ選手との実力差を感じましたが、その強さこそが小学校の頃憧れた姿だったことを思い出し、改めて次は私が世界のトップに立つと決意しました。
帰国してからは、コーチやトレーナーの協力を得ながら、トップ選手との差を徹底的に分析し、生活とトレーニング内容の再構築を図りました。また、目標に向かうための計画を、短期・中期・長期に分けることで、定期的な見直しと自己分析を心がけてきました。
昨年度は、短期計画として掲げていた『アジア女王になる』という目標を達成し、ワールドカップの個人枠を獲得することができました。現在は、大学4年間の中期計画である『ワールドカップチームとして活動する』という計画達成に向けて、夏場のトレーニングに励んでおります。
ご採用いただいた際には、競技に真摯に向き合う姿勢はもちろん、時には躓きながら前に進もうとする姿も含めて知っていただき、企業の士気向上に貢献できる存在でありたいと考えております」

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勝くるみ選手(写真:フォート・キシモト)

■勝くるみ選手(陸上競技・800m)
「私の強みは、どのような状況でも最善を考え、成果に向けて行動し続ける継続力と挑戦力です。できないことに目を向けるのではなく、今自分にできる最善は何かを考え、行動に移す姿勢を大切にしてきました。
大学3年生の1月末、レース中の転倒により左手の甲を20針縫合し、親指と小指を骨折する大きな怪我を負いました。シーズン序盤ということも重なり、これまで通りの練習ができない中で、不安や焦りを感じました。
しかし、そこで立ち止まるのではなく、練習内容や方法を考え、雨天時にはトレッドミルを活用する、屋内が使えない場合には患部を保護して走るなど、制限がある中での練習を継続する方法を自ら工夫しました。
その結果、怪我から約2週間後の関東インカレでは優勝し、翌月に行われた日本インカレでは3位、またその翌月に行われた、自身初出場となった日本選手権では自己ベストを更新して3位に入賞することができました。また、両インカレでは4×400mリレーにも出場し、チームの一員として貢献することもできました。
さらに、競技力向上のため、大学3年の2月中旬から約1か月間、単身でイギリスへ遠征に行きました。現地の中距離チームに加わり、海外の選手とコミュニケーションを取りながら練習をしていく中で、これまで意識していた『2分』の壁がなくなり、より高い水準で練習することも当たり前になりました。それと同時に、速い選手と走ることの楽しさを再確認し、海外の選手と対等に戦いたいという意識が明確になりました。
将来的には、800mでオリンピックに出場し、入賞することを目標としています。この挑戦を通じて、中距離種目の注目度と価値を高めていきたいと考えています。
ご縁があって入社できましたら、これまで競技を通して培ってきた継続力と挑戦力を発揮し、組織の価値向上に貢献していきたいと考えています」

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清田堅心選手(写真:フォート・キシモト)

■清田堅心選手(スキー/スノーボード・スノーボードクロス)
「私が競技に出会ったのは中学1年生のときでした。周囲の選手より始める時期が遅く、最初はビリからのスタートでした。しかし、心からスノーボードが好きだった私は、『どうすればもっと上手くなるのか』を常に考え、成長できる環境へ飛び込み、挑戦するステージを変えながら競技力を高めてきました。
中学時代は、毎週学校が終わると千葉県から新潟県のスノーボードスクールへ1人で新幹線に乗って通い、練習に励みました。高校では、多くのオリンピアンを輩出した開志国際高等学校に進学。地元千葉県を離れて、3年間寮生活を送りました。
そして、高校2年生で日本代表として海外遠征に参加し、それだけでなく、海外のプライベートチームにも所属し、世界へ挑戦してきました。その結果、大学1年生でワールドカップや世界選手権の参加基準を突破。イタリアや中国でのワールドカップにも出場し、オリンピックへの挑戦の舞台に立つことができました。
しかしながら、2025年2月、練習中に全治6ヶ月の怪我をしてしまい、目標としていたミラノ・コルティナ2026冬季大会への挑戦は叶いませんでした。同時に、私の実力不足と世界トップとの差を痛感し、『今はさらに努力を積み重ねなければ夢は実現できない』と強く感じております。
私がここまで世界へ挑戦し続けてこられた理由は、私の『競技が好き』という気持ちや家族の支えだけでなく、多くの方々からの応援とサポートがあったからこそだと考えております。中学3年生では地元企業様、高校3年生では隣の県の企業様と、多くの方々とのご縁が広がっていきました。
私は競技だけでなく、人として『正直さ』『素直さ』『行動力』、そして『最後までやりきる姿勢』を大切にしています。その姿勢が多くの方々からの応援に繋がり、いただいた応援の言葉が、さらに私が努力を続ける力の元になっています。
今後は、フランスアルプス2030冬季大会出場、ユタ2034冬季大会でメダル獲得という大きな目標に向かって挑戦を続けてまいります。そして、アスリート社員として、私がオリンピックという高い目標に向かって挑戦する姿を通して、社員の皆さまへ勇気や活力を届け、一体感の醸成に貢献します」

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新開誠也選手(写真:フォート・キシモト)

■新開誠也選手(水泳/競泳)
「私は3歳から水泳を始めました。中学時代には全国大会で優勝を重ね、地元鹿児島で開催される国体優勝を目標に競技に取り組んできました。
しかし、高校1年生の時に新型コロナウイルスの影響により地元国体が延期となり、大きな喪失感を味わいました。その経験を通して私は、ただ結果だけを追うのではなく、どうしたら成長できるのかを考えるようになりました。
競技のことだけではなく、生活習慣や体作りまで改善を重ね、競技力向上に取り組みました。その結果、高校3年生の時には、ジュニアパンパシフィック選手権の日本代表に選出されました。また、同年に行われた栃木国体では、自身初の日本一になることができました。
現在、私は早稲田大学水泳部で主将を務めております。競泳は個人競技でありますが、大学での経験を通して、人と向き合うことの大切さや、チームで戦うことの難しさを実感しております。また、大学では2年から3年にかけて勧誘担当として、高校生や保護者の方の見学対応や進路相談、受験支援など幅広く行ってきました。一人ひとりの目標や不安に寄り添うことで、信頼関係を築くことができたと感じております。競技人生を通して、目標に向かって努力を継続する力と、相手に寄り添い信頼関係を築く力を培うことができました。現在、私の最大の目標は、2年後にあるロサンゼルス2028大会での代表権獲得です。決して簡単な挑戦ではありませんが、これまで何度も壁にぶつかりながらも、一つ一つ乗り越えてきました。だからこそ、今後も競技者としても人としても成長を続けていき、自分自身の可能性を信じながら、挑戦を続けていきたいと考えております」

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大室杏夢選手(写真:フォート・キシモト)

■大室杏夢選手(トライアスロン)
「私の強みは、短期的な結果に左右されずに長期的な目標を立てて成長を積み上げられる点です。私は身長172cm体重58kgとトライアスロン界ではかなり小柄な方であり、身体的にも競技力的にもまだまだ未熟で毎回体格で負けています。しかし、ブリスベン2032大会での入賞という目標を掲げ、そこから逆算をし、今できることを考えて日々練習を積んでおります。
私は中高生時代、水泳と陸上のスピードを磨きました。高校2年生から大学1年生まで世界大会にも出場し、海外の選手との対戦も経験し、海外の選手にも通用すると実感を得ました。現在はスピードを武器に、持久力とフィジカルを強化しております。
私が競技を続ける原動力は、日々応援してくださっている方々への恩返しの気持ちです。私はたくさんの人やスポンサーの方々に応援していただきながら競技を続けており、その方々が笑顔で自分の結果に喜んでくれるところに価値を感じております。
高校の時にはインターハイに出場しました。また、陸上部の副部長も務め、チームの一体感をまとめる役を担いました。全国高校駅伝に初出場し、自分の競技力向上に加え、チームをまとめる力も養いました。
私が採用された際には、小学校1年生から続けてきたトライアスロンで培った計画力や継続力を業務に活かし、企業に貢献したいと思っております」

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山﨑妃奈乃選手(写真:フォート・キシモト)

■山﨑妃奈乃選手(フェンシング・サーブル)
「私は、2027年FISUワールドユニバーシティゲームズでのメダル獲得、そしてロサンゼルス2028大会出場、ブリスベン2032大会でのメダル獲得を目標としています。
小学5年生の時、母の影響でフェンシングに出会い、そこから10年以上競技に打ち込んできました。その中で常に大切にしてきたことは、文武両道の徹底と、出会いを大切にすることです。何事も手を抜かず、当たり前のことを大切にできる人こそが人として魅力的であり、応援される人になれるのではないかという考えに基づいています。
文武両道については、渋谷教育学園幕張高校に入学して以降、その意識がより高まりました。勉強も競技も、限られた時間の中で効果を最大限にすべく、何をすべきか考えて行動する力が養われました。その結果、高校2年時にインターハイで個人優勝を達成することができ、また海外においても、ジュニアワールドカップで団体銅メダルを獲得することができました。
このような何をすべきか考えて行動する力は、自身だけでなく、大学での団体戦においても発揮しています。チームを引っ張る立場として何をすべきか考え、コミュニケーションを取り、積極的に働きかけを行っています。その結果、昨年は大学団体日本一を獲得することができ、今年もリーグ戦完全優勝、フェンシング王座選手権2連覇を達成することができました。
出会いを大切にすることについては、様々な人とのつながりを広げ、それを力に変えられる強みにつながっています。それを特に感じたのが、ジュニアからシニアに移行する中で、世界はおろか日本でも全く勝てない時期でした。その時でも、一つ一つの出会いを大切につないできたからこそ、多くの方が私に力を貸してくれ、乗り越えることができました。現在では、シニア国内ランキング4位まで浮上することができ、海外においても回数を重ねることで、徐々に手応えを感じられるようになってきています。
秋から始まる新シーズンでは、結果にもこだわり、コンスタントに勝っていける力をつけたいと考えています。これまで培ってきた、何にも負けないと言えるような強み、そしてコツコツ積み重ねられる力を活かし、企業に貢献するとともに、目標達成に向け、精一杯努力していきたいと思っております」

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原口颯太選手(写真:フォート・キシモト)

■原口颯太選手(陸上競技・走高跳)
「ロサンゼルス2028大会での入賞を目標に、走高跳に取り組んでいます。パリ2024大会では、日本人選手が5位入賞という成績を収めました。そこに続き、日本人として世界で活躍できる選手になれるよう、日々走高跳に取り組んでいます。
私は小学4年生の頃に陸上競技を始めました。いろいろな種目を経験する中で、バーを飛び越えた瞬間の楽しさに魅力を感じ、そこから走り高跳びを専門的に学ぶようになりました。高校ではインターハイ3位、国民体育大会1位という成績を残すことができ、大学ではより高いレベルで自分の技術を磨き、活躍したいという思いから順天堂大学に入学しました。
大学では、全日本インカレや学生個人選手権といった全国大会優勝をはじめ、U20アジア選手権やFISUワールドユニバーシティゲームズといった国際大会での入賞もすることができました。しかし、順調な競技生活の中で身体の不調や怪我を経験し、思うように跳べない時期が続きました。自分の跳躍を再現することができず、今までにない深い喪失感を味わいました。
それでも競技を続けることができたのは、日々の練習で培ってきた私の強みでもある自己修正力があったからです。自分の体や動きを細かく観察し、感覚と動きの擦り合わせを行うことで、常にイメージした動きへと近づけてきました。この経験を通して、私は状況を分析し、改善し続ける粘り強さを得ることができました。
走高跳はバーを落として終わりではなく、なぜ失敗したかを分析し、次の試技で改善を図る競技です。この過程を通して、私は課題を発見し、原因を分析し、改善策を実行するというPDCAサイクルを回し続ける力を培ってきました。この力は企業に入ってからも、困難な課題や壁に直面した際に乗り越えていくための大きな強みになると確信しています。
もしご採用いただけましたら、持ち前の分析力と挑戦し続ける力を大いに生かし、社員の一員としても会社に貢献していきたいと考えております」

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山﨑優風選手(写真:フォート・キシモト)

■山﨑優風選手(スキー/クロスカントリー)
「私がクロスカントリースキーに出会ったのは5歳で、姉が始めたことをきっかけに、私もスキーの世界に飛び込みました。そして今日まで、クロスカントリースキーによって様々な感情に触れてきました。
中学3年生で出場した全国大会では、緊張して『心臓が口から飛び出しそう』という言葉の意味を実感しました。そして、その中でも優勝することができたのは私にとって忘れられない経験になりました。
高校2年生で初めて、ノルウェーで開催されたジュニア世界選手権大会に出場した際には、思うような結果を出すことができず、世界との差を痛感しました。しかし、同じ人間なのだから私にだってできるはずだと思い直し、この大会をきっかけに、私も世界で活躍する選手になりたいという気持ちが定まりました。
また、高校3年生のインターハイでは、リレーのアンカーを任せていただき、6連覇する瞬間をゴールで待ち続けてくれたチームメイトの姿を見たとき、今まで頑張ってきて本当に良かったと心の底から感じました。
今私は大好きなクロスカントリースキーで、世界で活躍する選手になるために、最後までやり抜くことを大切にしています。練習日誌を書くこと、掃除をすること、ストレッチをすること、これらは私が幼い頃から毎日続けてきたことです。どんなに小さなことでも、毎日積み重ねることによって、自分にとっての大きな自信へとつなげてきました。
自身の強みを最大限に発揮した結果、大学2年生ではアジア大会のリレーで銅メダル獲得、そして昨シーズンは3年ぶりとなるU23世界選手権大会に出場することができました。しかし、ここに来るまでの過程で、怪我も、成績が振るわないこともありました。ここまで続けてくることができたのは、たくさん応援してくださる方々がいたからです。
『諦めずに頑張っていれば、必ずいいことがある』ということを私がオリンピックに行って証明したいです。そして、競技で培った継続力を社会でも活かし、応援してくださる方々へ感謝の気持ちを結果で示すとともに、選手としても社会人としても成長していきたいです」

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大坂谷明里選手(写真:フォート・キシモト)

■大坂谷明里選手(陸上競技・棒高跳)
「私の目標は、2年後のロサンゼルス2028大会に出場し、棒高跳日本人女子初の決勝進出を果たすことです。今まで日本選手権で3年連続2位という結果を残しました。優勝を逃す悔しさもありますが、それは私の負けず嫌いな性格を刺激し、成長の原動力となっています。自己新記録を更新し、自己タイ記録を跳ぶなど、安定したパフォーマンスを発揮し、競技力の向上を実感しています。
現在はNTCで、世界陸上やオリンピックに出場する選手の背中を追い、日々挑戦を積み重ねています。また、子どもたちに走る楽しさを伝える活動も行っています。こうした取り組みを通じて、年齢や立場を問わず人と関わり合う力を養ってきました。
大学卒業時には、競技継続のためのポール購入のクラウドファンディングを立ち上げました。初めての挑戦で苦戦もありましたが、発信方法の工夫や、支援者の方々への丁寧な対応を積み重ね、最終的には目標金額を超えて170万円を達成することができました。支援者の方々への返礼として、高校生への技術指導や交流講演も行い、人とのつながりの大切さを学ぶ貴重な経験となりました。
もしご採用していただけましたら、競技で培った挑戦心や粘り強さに加え、クラウドファンディングや指導活動を通じて得たコミュニケーション能力を活かし、企業の一員として貢献してまいります。また、社内外に良い影響を広げ、企業のイメージ向上にもつながる活動にも積極的に取り組んでまいります」

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吉田智音選手(写真:フォート・キシモト)

■吉田智音選手(スポーツクライミング)
「私は現在、スポーツクライミングのリード種目で活動しており、昨シーズンはクライミングワールドカップ、バリ大会で優勝し、世界ランキング1位を獲得することができました。
私がクライミングを始めたのは6歳半の時です。もともと高い所に登るのが好きで、家族に連れられてクライミングジムに行ったのがきっかけでした。初めは純粋に楽しいという気持ちで始めたのですが、次第にもっと上手くなりたいと思うようになり、本格的に競技に取り組むようになりました。
しかし、ここまでの道のりは決して順調ではありませんでした。初めて出場したワールドカップでは世界との差を痛感し、自分の力不足を強く感じました。それ以来、世界で戦うためには何が必要かを常に考え続け、課題を洗い出し、トレーニングだけでなく、食事や睡眠などのコンディション管理も含めて改善を積み重ねてきました。
また、日本代表として世界各国を転戦する中で、多様な文化や価値観に触れてまいりました。海外遠征では英語で外国人選手や競技関係者と交流し、海外サプライヤーとのコミュニケーションを通じて、言語や文化の壁を越えて信頼関係を構築する能力を身につけてきました。
また、Instagramでは約4.7万人のフォロワーに向けて、競技活動を発信し、英語での投稿も通じて世界中のファンや競技関係者とのつながりを広げてきました。
私の強みは、目標に対して課題を分析し改善を継続できること、そして、異なる価値観を持つ人とも積極的にコミュニケーションを取りながら行動できることです。
競技としての目標は、ロサンゼルス2028大会に出場し、メダルを獲得することです。社会人としての目標は、競技を通じて培った分析力、コミュニケーション力、発信力を生かして、会社の成長に貢献できる人材になることです」

 説明会終了後には、選手と企業関係者との名刺交換、情報交換会が行われ、企業と選手がそれぞれ交流を深めました。

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