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2026.07.01 その他活動

「2026年度JOC国際人養成アカデミー」が開講

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「2026年度JOC国際人養成アカデミー」が開講(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月12日、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)で「2026年度JOC国際人養成アカデミー(JISLA)」の開講式を行いました。このアカデミーは、国内スポーツ組織が国際スポーツ組織との関係を強化することへの支援を目的にした、人材の国際力向上を図る人材育成事業です。本事業を通じて、所属する国内スポーツ組織を代表して国際スポーツ組織において影響力を発揮し、所属組織のプレゼンスを高めることができる人材の育成を目指しています。

 過去15年間のなかで、417名の方がこのコースを受講し、うち延べ154名の方がIF(国際競技連盟)、75名の方がAF(アジア競技連盟)でポジションを得ました。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会においては、多くの修了生が競技運営テクニカルマネージャーとして活躍しました。16年目となる今年度のアカデミーは、20の国内競技団体(NF)等から推薦された計31名が受講。開講式には受講生とアカデミーのスクールマスターらが参加しました。

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主催者を代表して挨拶をする林肇JOC常務理事(写真:アフロスポーツ)

 最初に主催者を代表して、林肇JOC常務理事が挨拶に立ち、本アカデミーの参加への感謝を述べ、世界を日本側の考え方の方向に動かしていく国際人材になるために、長丁場をやり抜いて「ゴールイン」すること、人の心を動かす「ヤジロウ」のような人となりを目指すこと、日本の文化を脱して一歩踏み出すこと、そして道具としての外国語に繰り返し接すること、という4つの重要な心構えについて語りました。最後に「本アカデミーを受講し、どういうことを掴み取り、そしてどのようにそれを活用していくか、皆さまの今後の成長を大変楽しみにしています」と参加者にエールを送りました。

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来賓を代表して挨拶をするスポーツ庁参事官(国際担当)付参事官補佐の古市智氏(写真:アフロスポーツ)

 続いて、来賓を代表し、スポーツ庁参事官(国際担当)付参事官補佐の古市智氏が挨拶を行いました。古市氏は、「我が国が国際スポーツ界でプレゼンスを発揮し貢献するためには、国際組織で影響力を持つグローバル人材の育成が重要であります。本アカデミーはそのアプローチを具現化する非常に重要なプログラムであり、スポーツ庁としてもJISLAと連携しながら次世代人材の育成やポスト獲得への取り組みを支援してまいりたいと思います」と語り、結びに「講師と受講生の皆さんにとって、このアカデミーが有意義なものとなり、国際人として必要な素養、ネットワークを身につけ、近い将来、国際スポーツ界においてご活躍されることを祈念いたします」と受講生に対しメッセージを送りました。

 次に、アカデミーの理念や方針、カリキュラムや運営等に様々な助言をいただく3名のスクールマスターの紹介があり、大塚眞一郎氏、川廷尚弘氏、林肇氏より挨拶がありました。

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挨拶をする大塚眞一郎氏(写真:アフロスポーツ)

 はじめに、大塚氏は「ご自身のバックボーンや競技をアイデンティティとかみ合わせながら、自分が目指すべき国際人のイメージをいち早く作り上げてほしいと思います。私自身、今でも多くの失敗をしますが、失敗を重ねることでコミュニケーションは深まります。チャットやAI翻訳などが普及する今の時代に、どのようなコミュニケーションを取っていくべきかも含め、楽しみながら学んでください」と挨拶しました。

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挨拶をする川廷尚弘氏(写真:アフロスポーツ)

 続いて川廷氏は「最初は緊張すると思いますが、このJISLAではすぐに壁はなくなり、仲間と信じられないほど深いシェアができるようになります。そして海外に皆さんが派遣された時には、英語が完璧でなくとも、熱い気持ちとボディランゲージがあれば思いは伝わりますので、ぜひ殻を破って自分の意見を発信していってください」と述べ、最後に林氏は「先日、本アカデミーのOB・OG会に出席した際、皆さんが本当に嬉しそうな笑顔で交流されている姿を拝見し、この場がその後のキャリア形成に実質的な役割を果たしているのだと実感しました。皆さんがこれから素晴らしい道を歩み、今後活躍していけるよう、できる限り支援させていただきます」と挨拶しました。

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事業紹介をする2025年度修了生である一般財団法人全日本野球協会の石井新氏(写真:アフロスポーツ)

 続いて、修了生による事業紹介として、2025年度修了生である一般財団法人全日本野球協会の石井新氏が自身のキャリアを振り返りながら、英語授業での挫折を乗り越えるために意識した「なりきる・楽しむ・さらけ出す」という心の切り替えや、他競技の同期との貴重な出会い、そしてJISLAのカリキュラムの集大成であるチームプロジェクトを通して得た学びについて話しました。最後に、「振り返ると、本当に最高の仲間と出会えた激動の6ヶ月間でした。この素晴らしい機会を与えてくださったJOCの皆さまに心から感謝しております。これから受講される皆さんに、私が送るメッセージは一言だけです。『とにかく、とことん楽しんでください!』全力で泥臭く取り組んだ先には、最高の楽しさと達成感が待っています。皆さんのJISLAでの活動が素晴らしいものになることを祈念いたします」とメッセージを送り、スピーチを締めくくりました。

 最後に今年度の受講生31名全員の紹介が行われ、和やかな雰囲気で開講式が執り行われました。アカデミーは週末を中心に全8週間の過程で行われます。受講生たちは国際スポーツ界で活躍するために必要な知見、グローバル・マインドセットや国際人材としての哲学・思考力・行動特性を学ぶ講義を受けるほか、プレゼンテーション、ネゴシエーションなどのコミュニケーション方法を英語で学びます。それらのカリキュラムを通じて、人材の国際力向上を目指します。

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