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2026.03.06 オリンピック

【メダリスト会見】二階堂選手「自分の好きなことに熱中して、突き進んでほしい」、小林選手「僕がダメでも他のチームメイトが頑張ってくれる安心感。日本チームは強い」

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メダリスト会見に臨んだ小林陵侑選手と二階堂蓮選手(左から)(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

 ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのスキー/ジャンプの男子ラージヒルで銀メダル、男子ノーマルヒルと混合団体で銅メダルを獲得した二階堂蓮選手と、同じく混合団体で銅メダルを獲得した小林陵侑選手が18日、記者会見を行い、メダル獲得の心境を語りました。

――今大会4種目を終え、最後の最後まで緊張感のある戦いとなりさまざまな思いが残る大会だったと思います。改めて、今の率直なお気持ちとオリンピックという舞台で戦う中で感じた手応えや難しさなどを教えてください。

二階堂選手 4種目を終えて振り返ってみると、非常に悔しい思いもしましたし嬉しい思いもしました。大変貴重な体験をしたと思います。オリンピックという舞台で、他の大会とは違うプレッシャーを感じながら飛べたことは自分にとって非常に貴重な体験でしたし、その中でチャレンジできたことは本当に良かったと思います。

小林選手 ジャンプという競技は改めて難しいなと感じました。特にこのオリンピックという舞台にピークを持っていくことは非常に難しいと思いました。手応えについては、僕がだめでも他のチームメイトが頑張ってくれる安心感という手応えは感じました。日本チームは強いなと思います。

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小林陵侑選手(写真:川口浩輝/フォート・キシモト)

――競技人生においては、どのような大会になったか教えてください。

二階堂選手 今回初めて出場しましたが、初めてにしては上出来だったのかなと思います。

小林選手 自身3度目となるオリンピックでしたが、改めていろいろなことを感じる試合になりました。

――オリンピック、そしてオリンピック選手は子どもたちに夢を与える存在だと思います。今、このジャンプ競技をやっている子どもたちやジャンプ競技を始めようとしている子どもたちに、お2人からどんなことを伝えたいか教えてください。

二階堂選手 自分の好きなことに熱中して、突き進んでほしいということを伝えたいです。

小林選手 ジャンプを最終的に選んでくれれば幸いですが、夢がある競技なので楽しんでもらえたらいいなと思います。

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二階堂蓮選手(写真:川口浩輝/フォート・キシモト)

――夏頃からオリンピックに向けてメダルを取る自信があると話していましたが、どういう過程でその精神面や技術面の自信というのを積み上げてきましたか。

二階堂選手 僕の場合だと、ジャンプに対しては課題がはっきりと見えていたので、そこをしっかりとこなしていくことによって年々成績が上がり、そこからどんどん自信をつけていきました。

――その課題というのは空中姿勢ですか。

二階堂選手 空中に限らずスタートをしてからのアプローチのポジションや飛び出しの動作、着地のテレマークなど、ほぼ全部において課題があったので徐々にクリアしていきました。

――うまくいくきっかけとなる試合はありましたか。

二階堂選手 W杯を回り始めて2年目程のクリンゲンタールの試合で、作山ヘッドコーチからアドバイスをもらってアプローチの助走のスタートの仕方を変えたら、それが思った以上にはまり、その試合が非常に良かったことが好調のきっかけでした。

――スーパーチームはものすごく悔しい結果になりましたが、あのようにキャンセルになってしまった試合をどう感じていますか。

二階堂選手 あのような試合も長いシーズンを見ればあり得る話で、もちろん3本目をやってほしかったという気持ちはありますが、これがスキージャンプであり、これがオリンピックだなというように捉えています。

小林選手 W杯内でも、シーズンを通したらあり得る話なので割り切ってはいますが、ただオリンピックの新種目という名目であのようなことをやってしまうのは、少しもったいなかったなと思います。結局、競技の型枠にはまっておらず、2本で2人が、それだったら4人で2本やろうよといった感じになってしまうので、もったいないなとは思います。

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表彰台に立つ二階堂選手(写真:フォート・キシモト)

――ピークを持ってこられなかったというのは、シーズン序盤からの流れなのか、直前のW杯あたりでのことなのか、どういう違いがあったのでしょうか。

小林選手 今シーズンは今のところシーズンを通して良いというタイミングがあまりなく、自分の気持ちですが、何も考えなくても飛べたり、道具がビタビタにはまったりするというのは、今回もなかったかなというだけです。しかしシーズンを通してピークが来ないシーズンもありますし、1試合あれば良い程度だと思うので、それをオリンピックにぶつけるというのはやはり難しいと感じています。

――4年前はピークがピタッとオリンピックにはまったのでしょうか。

小林選手 4年前に関しては、試合までははまりませんでした。試合の日はよかったですが、ラージヒルの日も少し微妙な感覚がありました。シミュレーションなどでずっと調整していましたが、ピークがあれば良いという前提で自分のベースを作っています。

――この後、W杯でランキングも近いライバルになっていくと思いますが、お互いライバルとしてどのように見ていますか。

小林選手 後ろにぴったり付かれているので、これからフライングもありますし、まだ10戦ぐらいあるので、追い抜かれてもめげずに食らいついていこうかなと思っています。

二階堂選手 ぶっち切りで、今シーズンは陵侑さんを負かして終えたいなと思います。

――ジャンプは夢のある競技だと子どもたちに伝えたいということをおっしゃっていましたが、具体的にどんなところが魅力的で、どんなところに夢があると感じているか教えてください。

小林選手 今回のオリンピックに関しては夢だらけだったと思います。W杯で表彰台に立ったことのない選手がオリンピックの場で表彰台に立つことができたように、はまってしまえばそういうことがあり得る競技なので、そういう面でやはり夢があると思います。(二階堂選手に向かって)いい車乗れますしね(笑)夢があると思います。

二階堂選手 いい車はオリンピックに出る前から乗っていますが、そういうところも含めてスキージャンプは全体的に夢のある競技だなと感じます。

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記念撮影をする丸山選手、小林選手、高梨選手、二階堂選手(左から)(写真:川口浩輝/フォート・キシモト)

――今の日本におけるスキージャンプの普及について、どう思われていますか。また、オリンピックを通して、今後の日本のスキージャンプ界がどうなってほしいか教えてください。

二階堂選手 日本だとなかなかオリンピック以外ではスキージャンプを見る機会が少ないのかなという印象なので、今回このように個人と団体でメダルを獲得することができたことは、スキージャンプを知らない人たちにも広く届けられた大会だったかなと思います。

小林選手 普及はずっと課題でありますし、そういう面では僕の次の世代に二階堂君がいるのでラッキーですが、今後も難しい話になってくると思います。しかし夢のある競技なので大丈夫だと思います。

――お父さんが喜んでくれていると思うと話していましたが、実際には何を言われましたか?

二階堂選手 最初にとった銅メダルは、非常に嬉しかったので僕から父に泣きつきながら「やったよ」というやり取りがありました。ラージヒルの個人戦の銀メダルは逆に悔しい気持ちで「金メダル取れなくてごめん」と言ったら、「十分だ。まだ次あるから」といったやりとりをしました。

――ピーキングについて、オリンピックに向けてうまく調子を上げていったと思いますが狙った通りでしたか。

二階堂選手 あまりピーキングは意識しておらず、そのとき自分ができる最善というのをいつも尽くすだけだと考えて試合に臨んでいるので、今回はそこまでピーキングは意識しませんでした。

――きっと神様が褒めてくれましたね。

二階堂選手 金メダルを獲れていないので、満足しないで次獲れよと神様が言っているかもしれないですね。

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