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2026.02.25 オリンピック

【メダリスト会見】丸山選手「素晴らしいお土産を持って日本に帰れることを嬉しく思います」、高梨選手「最後の瞬間まで背中を押し続けてくれたおかげで、心強くスタートが切れました」

丸山希選手(左)と高梨沙羅選手(右)(写真:©JOC)
丸山希選手(左)と高梨沙羅選手(右)(写真:©JOC)

 ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックのスキー/ジャンプの女子ノーマルヒルと混合団体で銅メダルを獲得した丸山希選手と、同じく混合団体で銅メダルを獲得した高梨沙羅選手が16日、記者会見を行い、メダル獲得の心境を語りました。

――メダルをかけて日本に帰ることができる今の気持ちをお聞かせください。

丸山選手 正直メダルを持って日本に帰れるとは思っていなかったので、素晴らしいお土産を持って日本に帰れることを、今はとても楽しみですし嬉しく思います。

高梨選手 私が初めてオリンピックに出場したときはノーマルヒルのみでしたが、今回はノーマルヒルと混合団体、そしてラージヒルと3つのチャンスをいただき、これは女子ジャンプの先輩方がここまで引っ張ってきてくださったおかげでできた舞台だと思います。そこに自分が立たせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。自分の今持っている力を発揮でき、たくさんの方に支えられ、チームのおかげで獲れたメダルを持って帰れるので、たくさんの方に見ていただけたらと思いますし、今はすごくほっとした気持ちでいっぱいです。

丸山希選手(写真:青木紘二/アフロスポーツ)
丸山希選手(写真:青木紘二/アフロスポーツ)

――今大会を振り返って、印象に残っているジャンプを教えてください。

丸山選手 初戦のノーマルヒルが私にとって人生で一番緊張した試合になりましたが、2本目を飛び終えて、高梨選手や伊藤選手がハグをして私の銅メダルの瞬間を一緒に喜んでくれたシーンが一番思い出に残っています。

高梨選手 私はやはり混合団体が非常に記憶に残っていて、飛ぶ瞬間まで丸山選手や小林陵侑選手、そして二階堂蓮選手がずっと寄り添い、最後の瞬間まで背中を押し続けてくれたおかげで、心強くスタートが切れました。おかげでオリンピックの中で、一番良い状態のジャンプが2本そろえられたなという気持ちでいます。

――他の大会の違いとオリンピックに対する特別な感情や思いを教えてください。

丸山選手 毎週末行われているW杯とさほど違いは感じませんでしたが、終わってみるといつもの週末とは違うくらい緊張していたのを感じました。しかし、その緊張感の中で飛べるというのが私の中では非常に楽しかったです。

高梨沙羅選手(写真:青木紘二/アフロスポーツ)
高梨沙羅選手(写真:青木紘二/アフロスポーツ)

――混合団体に向けて、試合の前に選手間で何を話し合いましたか。

高梨選手 選抜選手に選んでいただいてからずっと緊張しており、自分のジャンプが本当にできるのかという自信があまり持てていませんでしたが、前日の夜からみんなが寄り添って支えてくれているという感覚があり、何かを言うわけではありませんがたくさん励ましてもらって試合を迎えたという記憶が多くあります。一緒に戦ってくれたメンバーはもちろんのこと、日本チームを支えてくれた他の選手やスタッフの皆さん、全員で取ることができたメダルだと思うので、今までのオリンピックの中でも特別な瞬間で一番印象に残る場面だったと思います。

――これまで女子スキージャンプをけん引されてきたと思いますが、オリンピックで女子スキージャンプが多くの人の目に触れるようになったことをどう感じていますか。

高梨選手 初めてオリンピックに出場したときは、ノーマルヒルの1試合に4年間を全ベットするような感覚で臨んでいました。数秒のジャンプで終わってしまうのでとても緊張感がありましたし、毎回悔しい気持ちで終えてしまっていましたが、混合団体とラージヒルができたことでチャンスが3つに増え、4年間かけて築き上げてきた瞬間を増やせることに非常にありがたく感じます。挑戦する機会を3回もいただけるのは、ここまでスキージャンプ界に携わってくれたすべての方々のおかげだと思いますので、感謝の気持ちでいっぱいです。

記念撮影をする丸山希選手(写真:川口浩輝/フォート・キシモト)
記念撮影をする丸山希選手(写真:川口浩輝/フォート・キシモト)

――今大会、第1号のメダル獲得となり、チーム全体に勢いをつけられたことに対してどのように思っていますか。

丸山選手 スケジュール上、女子ジャンプが前半にあり、私がこうしてメダル第1号になれて大変嬉しく思います。TEAM JAPAN全体の勢いづけになってくれたのであれば、非常に嬉しいことだと感じています。

――団体に出場したことにより、ジャンプにかける思いがさらに強まったのではないかと感じますが、いかがですか。

高梨選手 選手は結果で返すしかない分、丸山選手の最初の銅メダルはとても勢いづくものになり、TEAM JAPAN全体の士気が上がる瞬間だったと思います。その中で、自分も刺激を受けて頑張りたいと思いました。またメダルを獲得することは、ともに喜びを共有できるすばらしい瞬間であると感じ、こういう場を増やしていけたらいいなと思いますし、TEAM JAPANとしてこの場に立てて幸せでした。

――次への思いを教えてください。

丸山選手 終わったばかりで4年後のことについてはすぐに出てきませんが、前回分も含め、この4年間やりきったと思えるくらい、この3試合を通していろいろなことに挑戦することができ、とてもこの舞台を楽しんで飛ぶことができました。ラージヒルが終わったときに、悔しい結果ではありましたが、思った以上に清々しく終わっていたので、この4年間は楽しかったのだなと実感しました。

高梨選手 個人としては悔しい結果に終わってしまいましたが、ジャンプの内容としてはここに来た中で、2本いいジャンプが飛べたと思うので、また次へ繋げていけたらと思います。また選手としては、自分のジャンプを見て、ジャンプを始めてくれる子どもたちが増えてくれるのが最も嬉しいことでもあるので、そういうパフォーマンスができるように今後も頑張っていきたいと思います。

04_記念撮影をする(左から)二階堂蓮選手、丸山希選手、高梨沙羅選手、小林陵侑選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
記念撮影をする(左から)二階堂蓮選手、丸山希選手、高梨沙羅選手、小林陵侑選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

――公式練習でまだ調子が上がってきていないように見えましたが、それをノーマルヒルにどのように合わせていきましたか。

丸山選手 公式練習を2回終えた時点では、正直メダルは遠いものかなと思っていました。前日の夜のシミュレーションで、金城ヘッドコーチと作山コーチにすねの入りが甘いのではないかとアドバイスをもらい、イメージをもう一度作り直して試合当日のトレーニングで取り組んでみた結果、飛び終えていきなり2番に入ったので、これはいけるぞという確信に変わりました。試合の2本では、自分のやるべきことに集中すればいけるのだという自信に変わったので、その前日の夜がキーポイントになったかなと思います。

――非常に難しい風の条件だったと思いますが、その中での6本のジャンプをどう評価していますか。

丸山選手 昨日のラージヒルを飛び終えた後、難しい条件だったねとコーチに言われましたが、私自身は追い風をあまり感じていませんでしたが、その中でもK点に届くジャンプができたというのは、1つ自信になるかなと思うので、まだ続くW杯にその自信をつなげていけたらなと思っています。オリンピックまでに足裏など100%にして迎えたいと思っていましたが、まだ2本続けてやることができず、それでもメダルに届いたというのは嬉しく、今はそれで満足かなと思います。

――小学校時代ぐらいから練習日誌をつけられていると伺いました。今大会はどのような気持ちで日誌をつけたか教えてください。

高梨選手 毎日日誌をつけているのでイタリアに入ってからの日数分ありますが、練習の内容やゲートの番号、感覚と実際の映像の見た目など、現実的なことが書かれています。これを積み重ねていくと、自分の傾向や流れが見えてきて、ジャンプ台に戻ってきたときに前回はこうだったなと思い返すことができるので、そのために毎日つけています。

――4大会出場し、前回大会の辛い思いと今大会の喜びを受けて、オリンピックは好きですか。次の試合に向けた気持ちも教えてください。

高梨選手 今回ようやく楽しんで試合に臨めたと思います。それはやはり日本チームの皆さんの支えのおかげです。前回大会では、自身の中で本当にやってはいけないことをしてしまい、正直この場に戻ってこられるなんて、そのときは1ミリも思っていませんでした。戻ってこられたのは、変わらず一緒に飛び続けてくれた仲間や受け入れてくれた日本チームのおかげです。そこで自分がやるべきことは、しっかりと自分のパフォーマンスをすることであり、この4年間をかけて、スキージャンプはもちろんですが、このスキージャンプの世界のためになることを模索しながらやってきたつもりです。それもすべてが正解とは言えないものもあったと思いますが、たくさん試行錯誤して過ごしてきた4年間だと思うので、またこの舞台に戻ってこられ、そして混合団体に出場しメダルを獲得することができ、たくさんの方の支えがあって、このオリンピックにいられているのだなと非常に感じています。その方々のおかげで楽しくスキージャンプができています。4年後について、今すぐに切り替えはできませんが、今回飛んだ中で課題も出たので、次のW杯に向けてシーズンが終わるまで走り抜けたいと思います。

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