
2026年9月19日に開幕する愛知・名古屋アジア大会の1年前イベントが、愛知県名古屋市にある中部電力MIRAI TOWERで、大会組織委員会の主催により開催されました。
本イベントでは、大会組織委員会会長の大村秀章愛知県知事、フセイン アジアオリンピック評議会(OCA)事務総長が挨拶を行い、ハンドオーバーセレモニー(各国選手団団長への大会招待状の贈呈)等が実施されました。約100名ほどの各国選手団団長をはじめ、OCA幹部等が出席し、JOCからは、橋本聖子会長、太田雄貴専務理事、今大会のTEAM JAPAN団長を務める井上康生氏をはじめ、複数のJOC理事が出席しました。
イベントは、尾張万歳今枝社中による「尾張万歳」で幕を開け、続いてOCA総会でも演奏を披露したONE ASIAミュージシャンが「Spirit of Asia」と「Sending all the love」の2曲を披露しました。その後、映像ショーの上映に続き、ハンドオーバーセレモニーが実施されました。セレモニーでは、OCAと大会組織委員会が合同で発出した「第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)の公式招待状」が、本イベントに参加したアジア各国を代表しし、井上団長らを含む将来大会ホスト国(日本、カタール、サウジアラビア、カンボジア)、過去大会ホスト国(インドネシア、中国)の6つのオリンピック委員会に贈呈されました。最後に、MCのリードに合わせ、来場者全員でカウントダウンの掛け声を行い、名古屋テレビ塔がシャンパンフラッシュで煌びやかに点灯しました。
出席した井上団長は、開幕まで1年となった愛知・名古屋アジア大会への想いを次のように語りました。「TEAM JAPAN団長という立場で携われることを大変光栄に思います。子供の頃、両親の影響で愛知県にはよく足を運んでいたこともあり、この地でアジア最高の選手や関係者とともに、このスポーツの祭典を盛り上げられることを大変嬉しく思っています。(新型コロナウイルス禍で無観客開催となった)東京2020大会ではお見せできなかった、熱狂の中で躍動する選手の姿を届け、スポーツの多様な価値を感じ取っていただき、そして応援していただけるよう全力で取り組んでいきたいと思います。」
さらに選手たちへ向けては、
「日々全力で練習に励んでいる成果を、存分に発揮してほしいと思います。それだけでなく、アジア各国・地域から集まる選手たちとの交流を通じて、多くを学び合える大きな機会にもなります。アスリートとして、そして人として成長できる場になることを願っています。私は団長としてそのサポートに努めるとともに、自らも多くの方々と交流を深めながら成長するよう努めます。この大会を通じて、スポーツに興味を持ち、応援やサポートをしてくださる方が一人でも多く増えるよう、我々は最大限の努力をしていきます」と締めくくりました。
イベント終了後、主催国を代表してJOC主催のウェルカムレセプションが開催され、各国選手団およびOCA関係者など約100名が参加しました。橋本会長は、愛知・名古屋アジア大会を通じたアジアの平和と友好の促進、そして大会成功に向けたさらなる協力を呼びかけ、次のように挨拶しました。
「愛知・名古屋アジア大会を、何よりもアスリートが安心して全力を尽くせる“アスリート・センタード”な大会とするとともに、アジア各国・地域が一体となって大会を盛り上げ、友情を育み、そして世界中の多くの方々にスポーツの力、アジアの力を届ける大会を作り上げていきたいと思います。どうか引き続き、アジア各国・地域から派遣される選手たちへの温かいご支援と大会成功に向けたご協力をお願い申し上げます。」
本イベントの動画はこちら
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