日本オリンピック委員会(JOC)は、8月16日と17日の2日間、日本オリンピックミュージアム(JOM)で第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)特集展示「eスポーツ展」関連イベント「eスポーツウィークエンド」を開催しました。
本企画は、「eスポーツ展」の関連イベントとしてそれぞれ開催し、8月16日(土)は「ぷよぷよeスポーツ体験会」と題してeスポーツアスリートとオリンピアンによるレクチャー&トークショーとぷよぷよ対決企画を、8月17日(日)は「GT7でタイムアタック!オリンピアンに挑戦!」と題して「グランツーリスモ7」でオリンピアンが出した記録にチャレンジするイベントをそれぞれ開催しました。
「ぷよぷよeスポーツ体験会」当日は、ぷよぷよプロプレイヤーのdelta選手と飛車ちゅう選手、ソチ2014冬季大会に出場した高橋成美さん(スケート/フィギュアスケート)が来館し、レクチャー&トークショー、そしてぷよぷよ対決が行われました。
登壇した高橋さんは「私は特にリズムゲームを試合前に行って、自分のリズムを整えながら試合に臨んでいました。今日はぷよぷよをたくさん勉強して、誰よりも強くなることを目標に頑張りたいと思います」と意気込みを述べ、『巨人の火力』という異名をもつdelta選手は「前年度の大会で優勝した実績がありますが、ぷよぷよを始めた頃、オリンピック選手と一緒にこのような舞台に立つとは思っていませんでした。今日はいろいろな技を見せたいと思います」、飛車ちゅう選手は「ぷよぷよがeスポーツになったのは約6年前ですが、ぷよぷよ自体は22年ほどやっております。ぷよぷよでプロ選手として大会に参加するほかにも、自身でぷよぷよの大会やイベントの開催もやっております。今日は高橋選手に『階段積み』という技をレクチャーしたいと思います。ぷよぷよのプロ選手の中では唯一『階段積み』を使うプロ選手なので、今日はこの技をご来場いただいた皆様には覚えて帰っていただけたらと思います」と自己紹介しました。
delta選手と飛車ちゅう選手の解説のもと、高橋さんが『階段積み』や『GTR』といった技のレクチャーを受けつつ、両選手と対戦をしました。高橋さんはプロ選手の速さとテクニックに驚いた様子をみせ、「スポーツと同じで技があり、そこに向かって挑戦するため練習しようという気持ちになります。技の習得とプロ選手に勝つという目標があったので悔しかったです」とプロ選手の凄さを目の当たりにした感想を述べました。
続いて、特別にプロ選手同士の試合を行うことになり、プロ選手ならではの視点で説明を入れながら熱い戦いを繰り広げました。
そして、参加者とプロ選手の対戦では、時間差でスタートするなどのハンディキャップを設け、レクチャーを受けた技を駆使しながらプロ選手と互角に戦う様子も見受けられ、大いに盛り上がりをみせました。
最後に参加者と記念撮影をした後、高橋さんは「とにかく楽しかったですし、eスポーツについてたくさん知ることができ、ぷよぷよの奥深さを感じました。練習したいという気持ちになれたので、非常にいいイベントであったと感じます」、delta選手は「オリンピアンにぷよぷよを体験してもらうことができて、光栄です。いろいろな技も見せられて、初めてぷよぷよを見た方にとって貴重な体験になったのかなと思います。僕自身も貴重な体験ができ、本当に楽しかったです」、飛車ちゅう選手は「私もオリンピアンの高橋さんに『階段積み』や『GTR』を覚えていただけて大変嬉しく思います」と感想を述べ、本イベントは締めくくられました。来年の9月から開催される愛知・名古屋アジア大会の正式種目としての採用が決まっているぷよぷよの奥深さや魅力を感じられるイベントとなりました。
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