第4回ユースオリンピック冬季競技大会（2024／江原道）TEAM JAPANの解団式を実施

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第4回ユースオリンピック冬季競技大会（2024／江原道）TEAM JAPANのオンライン解団式を実施

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今大会の振り返り

　日本オリンピック委員会（JOC）は2月1日、第4回ユースオリンピック冬季競技大会（2024／江原道）TEAM JAPANの解団式を現地選手村内で実施し、現地で参加できない選手、監督・コーチらはオンラインで参加しました。

　最初に選手団本部員でリュージュ競技オリンピアンの小口貴久氏が、結団式後のTeam Buildingで話をした3つの『オリンピックの価値（オリンピックバリュー）』と関連させながら、「ユースオリンピックでの自身の競技結果のみではなく、そこまでの過程などをぜひこのタイミングで振り返ってみてください。『エクセレンス（卓越）』という言葉には、結果の良し悪しだけではなく、そこに至るまでの過程において様々なことに挑戦できたこと、ベストを尽くせたことの素晴らしさも含んでいます。『フレンドシップ（友情）』について、様々な競技、様々な国の人が集まるこのユースオリンピックという場で、多くの人と友情を育み、新しい友達ができていれば嬉しく思います。『リスペクト（尊重）』では、アスリートとして守るべきルールやアンチ・ドーピングを遵守して競技していたと思いますし、競技後には対戦相手にも握手や挨拶をするなど、敬意を持って接してくれることができていたのではないでしょうか」と大会を振り返りました。

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大会を振り返る原田雅彦団長

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団長賞に選ばれたスケート／ショートトラックチーム（写真：アフロスポーツ）

また、「ピエール・ド・クーベルタンの『参加することに意義がある』という言葉には、『人生で大切なのは、成功することではなく、努力することです。大切なのは、勝利したかどうかではなく、よく闘ったどうかなのです』という続きがあります。このユースオリンピックは69名の選手の皆さんが全力で取り組み、多くのことに挑戦してくれた13日間だったと感じています。結果はどうであってもユースオリンピックに出場したことを誇りに思いつつ、これからも先に向かって頑張ってください」と選手たちに呼びかけました。

　続けて原田雅彦団長が「選手として日々の努力が実り、このユースオリンピックという素晴らしい舞台で十分に競技ができたことと思います。素晴らしい成果を上げた選手もいれば、悔しい結果に終わった選手もいるとは思いますが、この大会に向けてコンディションを整え、出場すること自体が非常に価値あることで、皆さんはそれを成し遂げ、全力で頑張ったと思います。

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団長賞に選ばれた鎌田宇朗選手（スキー／アルペン）（写真：アフロスポーツ）

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団長賞に選ばれた田口凛選手（スキー／フリースタイル）

その努力に心から敬意と感謝を申し上げます。今回の大会はユースとは思えないハイレベルな競技会だったと感じていますが、そこに挑んだこと自体が大きな成長に繋がったことと思います。選手の皆さんの健闘をたたえると共に、次に向けての更なる成長に期待しております。ユースオリンピックでの経験を糧に、また目標に向かって進んでください」と挨拶しました。

　次に、団長賞の表彰が行われました。団長賞とは、TEAM JAPANの中から特に活躍したチーム・個人を表彰するものです。今大会では競技成績、国際交流や教育プログラムへの積極的な参加、スポーツや自身の価値を高めるSNSの発信等、様々な観点から選考され、スケート／ショートトラックチーム、鎌田宇朗選手（スキー／アルペン）、田口凛選手（スキー／フリースタイル）の1チーム2名に団長賞が授与されました。

　最後に、原田団長が「第4回ユースオリンピック冬季競技大会（2024／江原道）TEAM JAPANを解団します。またこれからも新たなTEAM JAPANとして高みを目指していきましょう」と呼びかけ、解団を宣言しました。エンドロール映像では、大会テーマソングに乗せて、今大会の各競技写真とともにTEAM JAPAN選手団の名前が紹介され、解団式を終了いたしました。