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2023.07.03 イベント

阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催

阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
阿部一二三選手、阿部詩選手による「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は6月10日、11日の2日間にかけて、「TEAM JAPANシンボルアスリート ソーシャルアクション」第二弾として、阿部一二三選手、阿部詩選手とともに、「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を兵庫県立武道館で開催しました。

 本企画は、新型コロナウィルス感染症の影響等もあり、コンタクトスポーツである柔道に触れる機会、また子供たちが柔道を通して力を試し合う機会が減少していることを受け、未来を担う子供たちが柔道を楽しみ、柔道を通して切磋琢磨する場を設けたいという阿部一二三選手、阿部詩選手の思いを込めて実施されました。

阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
子供たちから大きな拍手で迎えられた阿部一二三選手、阿部詩選手(写真:アフロスポーツ)
阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
子供たちと一緒になって食事、栄養について学んだ(写真:アフロスポーツ)

■1日目:柔道教室 一二三選手・詩選手が熱血指導

 1日目の柔道教室は兵庫県在住・在学の小学5・6年生を対象に開催され、48団体・283名が参加。プログラムに先立ち、小学生たちからの大きな拍手に迎えられた一二三選手は「今日みんなに会えることをすごく楽しみにしていました。今日、明日の2日間、まずはみんなが柔道を楽しんでもらえたらいいなと思います」、詩選手は「この会場で多くの試合をしてきて、負けたり勝ったりと思い出の詰まった場所。そこでこのようなイベントを開催できることを嬉しく思っています」と挨拶し、柔道教室がスタートしました。

 はじめに行われた味の素 KK Presents「勝ち飯(R)」教室では、実際に阿部一二三選手、詩選手の食事・栄養面のサポートをしている味の素株式会社 ビクトリープロジェクトの管理栄養士である鈴木晴香氏が講師となり、食や栄養について一二三選手、詩選手の実例を交えながら説明。「成長期のカラダと食べる量」、「食事の勝ち飯」、「補食の勝ち飯」と3つのテーマに分けて、エネルギーと体重の関係、摂取すべきエネルギー、栄養素の3つの働きなどを説明したほか、栄養をバランスよく摂るために献立には主食、主菜、副菜、汁物、乳製品・果物の5つをそろえると良い、食事の最初に汁物を食べると良いなど実践テクニックが紹介されました。食事や栄養について自らの経験も語った詩選手は「強くなるためには一つひとつの行動が大切であり日々の少しの変化が目標達成に繋がってくるので、今日学んだことをしっかり取り入れて強くなっていってください」とアドバイス。また、一二三選手も「嫌いなものも食べないとやっぱり強くなれない。僕も嫌いなものも食べるようにしているので、みなさんもぜひ好き嫌いせず、バランスの良い食事を心掛けて、柔道を頑張ってください」と呼びかけました。

阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
阿部一二三選手は得意技の背負い投げを披露し、技の掛け方のポイントなどを解説(写真:アフロスポーツ)
阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
手取り足取りで熱心に指導する阿部詩選手(写真:アフロスポーツ)

 次に行われた打ち込み・トレーニングには一二三選手、詩選手も柔道衣に着替えて参加。まずは詩選手が内股、一二三選手が背負い投げと、それぞれの得意技を実際に披露しつつ、「一番意識していることは釣り手と引き手」(詩選手)、「引き手を高く、大きくすることをイメージして技に入ること」(一二三選手)とそれぞれの技の掛け方のポイントを解説。これらを参考に小学生たちが2人1組になって打ち込みを始めると、一二三選手、詩選手ともに手取り足取りで教え、時には自らが打ち込みの相手となるなど、熱心に指導しました。また、子供たちからのリクエストに応えて2人は体落、大内刈りなども披露。これらの技についてもポイントを解説し、一緒になって打ち込みをするなど、一二三選手、詩選手にとっても小学生にとっても充実した練習時間となりました。

 打ち込み・トレーニングの後は小学生からの質問タイム。東京2020大会で金メダルをとった時の気持ちについて一二三選手が「僕の前に妹が金メダルをとったので、妹に負けないように頑張りました。優勝した時はすごく嬉しかったです」と振り返り、緊張のほぐし方については詩選手が「日々の練習の中で緊張する環境を作って、試合を意識した練習をしています。試合では、もちろん緊張はするけれど、普段から緊張感のある環境で練習をすることで緊張感を上手くコントロールして試合を迎えられているのかな」と回答するなど、柔道以外のコミュニケーションの時間も楽しみました。

阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
2日目の柔道大会で観覧席から子供たちの試合を応援する阿部一二三選手、阿部詩選手(写真:アフロスポーツ)
阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
表彰式では入賞選手一人ひとりに特製メダルなどを贈呈(写真:アフロスポーツ)

■2日目:柔道大会 全国の小学6年生274名が熱戦

 2日目の柔道大会には、北海道から沖縄まで全国から126団体・274名の小学生6年生が参加。会場の観覧席から一二三選手、詩選手が見守り、声援を送る中、試合に出場した小学生たちは一生懸命に技を掛け合うなど、いくつもの熱戦が繰り広げられていました。

 表彰式では各部門で入賞を果たした選手たち一人ひとりに、一二三選手、詩選手が特製メダル、ABE CUP、アジパンダのぬいぐるみを贈呈して記念撮影。大会の開催・運営を支えたボランティアの皆さんに対しても、一二三選手と詩選手よりボランティア活動証明書を贈呈されるとともに感謝の言葉を伝えられました。

 そして、大会の最後には一二三選手、詩選手が参加した子供たちに向けて、それぞれメッセージを送りました。

阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
1日目、2日目ともにイベント終了後にサイン色紙をプレゼント(写真:アフロスポーツ)
阿部一二三選手・詩選手が子供たちと柔道で交流「ABE CUP 2023 -JUDO School&Friendly Match-」を開催
大会を支えてくれたボランティアの皆さんとも交流を楽しんだ(写真:アフロスポーツ)

阿部一二三選手
「この2日間、イベントを開催できて本当に良かったなと思います。ありがとうございました。今日は皆さんの戦う姿を見て、すごくパワーをもらったし、僕ももっともっと頑張らないといけないなと思いました。勝った子も負けた子も、みんなが本当に柔道を楽しんでいる姿を見て、すごく幸せな気持ちになりました。僕自身も来年、パリオリンピックがあります。みんなに金メダルを見せられるように頑張りますので、皆さんも頑張ってください」

阿部詩選手
「イベント開催に協力いただいたみなさん、本当にありがとうございます。2日間を通して、柔道って本当に素晴らしいんだなということを改めて感じました。今日負けた選手も勝った選手も、この先頑張っていけば必ず輝く未来を切り開くことができと思うので、自分を信じて、一歩一歩日々努力していってください。私もパリオリンピックが1年後にあるのですが、また皆さんに金メダルを見せられるように日々努力して頑張ります。一緒に頑張っていきましょう」

 1日目の柔道教室、2日目の柔道大会ともにイベントの最後に、一二三選手、詩選手と参加した小学生たちが一緒になって記念撮影をするとともに、一人ひとりにサイン色紙をプレゼントし、一二三選手、詩選手と子供たちは最後まで交流を楽しんでいました。

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