柔道男子73キロ級で五輪2連覇中の大野将平(31)=旭化成=が7日、東京都内で記者会見を開き、競技の第一線を退く意向を明らかにした。「試合は命を懸けたもの。軽はずみに笑顔で出るということは現状、考えられない」と述べた。年内に日本オリンピック委員会のスポーツ指導者海外研修事業で英国へ留学予定。期間は2年。来年のパリ五輪での3連覇は消滅した。
大野は真っ向から相手と闘う正統派の柔道で世界に君臨。五輪は2016年リオデジャネイロ、21年東京の2大会で優勝し、世界選手権は3度制した。東京五輪後は自身の階級での実戦復帰が遠のき、昨年12月に全日本柔道連盟の強化指定選手から外れていた。(共同)
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