第8回アジア冬季競技大会（2017/札幌）日本代表選手団の結団式を実施

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第8回アジア冬季競技大会の日本代表選手団結団式が行われた（写真：フォート・キシモト）

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主催者を代表して竹田JOC会長が挨拶（写真：フォート・キシモト）

　日本オリンピック委員会（JOC）は2月16日、札幌で19日に開幕する第8回アジア冬季競技大会（2017/札幌）の日本代表選手団結団式を行いました。

　式典には、日本代表選手団（選手団）総勢230名（選手146名、監督・コーチ等68名、アディショナルオフィシャル16名）のうち、海外遠征、国内合宿等に参加している選手らを除く55名が出席しました。

　最初に国歌斉唱が行われた後、主催者を代表して竹田恆和JOC会長が登壇。竹田会長は、1986年に札幌で初開催されたアジア冬季競技大会の歴史を説明すると、3回目の開催となる札幌大会へ向けて「アジアのスポーツ界を牽引する強い気持ちで、正々堂々と全力で競技に挑み、来年開催される平昌オリンピック冬季競技大会につながる活躍を期待いたします」と選手団にエールを送りました。そして、開催国の代表選手としてスポーツを通じた国際親善にも貢献するよう呼びかけると、「3年後の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向かって日本全国でスポーツの関心が一層高まっている中、選手の皆さんの全力の取り組みがスポーツの大きな力となり、国民の皆さんに夢、希望、勇気を届けます。皆さんの大いなる活躍でぜひ日本を盛り上げていただきたいと思います」と、期待の言葉をかけました。

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古川団長（左）から団旗を受け取る田中旗手（中央）と介添えの本橋主将（写真：フォート・キシモト）

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祝辞を述べた来賓の木村スポーツ庁審議官（写真：フォート・キシモト）

　続いて、日本代表選手団の古川年正団長をはじめ、本橋麻里主将（カーリング）、田中豪旗手（アイスホッケー）ら各競技の選手団を紹介。団旗授与では、秩父宮殿下よりご下賜の団旗が竹田会長より古川団長へ、古川団長より本橋主将介添えの下、田中旗手へと授与されました。

　次に、来賓の木村徹也スポーツ庁審議官から祝辞が述べられ、「選手の皆さんには日ごろの練習の成果を遺憾なく発揮し、日本代表としての誇りと自覚を持って、平昌冬季オリンピック大会、そして様々な国際大会につながるような素晴らしい成果を出していただけるように、ベストを尽くしていただきたいと思います」と選手団を激励しました。

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日本代表選手団を率いる古川団長が抱負（写真：フォート・キシモト）

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決意表明を行った本橋主将（写真：フォート・キシモト）

　また、日本代表選手団を率いる古川団長は挨拶で、1月29日〜2月8日にカザフスタンのアルマティで開催されたユニバーシアード冬季競技大会で日本代表選手団が歴代最多となる28個のメダルを獲得したことに触れ、「この勢いを我々も引き継ぎ、来年の平昌オリンピック冬季競技大会につなげられるよう、自国開催の強みを最大限活用し真摯に取り組んでまいる所存です」と抱負を述べ、そしてJOCが掲げる『人間力なくして競技力向上なし』のスローガンのもと、「今回参加する選手の皆さんは、人間力、競技力が備わったチームジャパンの一員として、全てを出し切っていただきたい」と選手団に奮起を促しました。

　最後に田中旗手介添えの下、本橋主将が決意表明を行い、「私たちは札幌市と帯広市において開催される第8回アジア冬季競技大会の名誉ある日本代表選手団に選ばれたことを誇りとし、自覚と責任を持って大会に臨みます。競技において自国開催の強みを生かし、ひとりひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、最後の最後まで全力を尽くしてまいります。また、ホスト国の選手団として参加する各国・地域の選手団に敬意を表し、活力ある日本の姿を積極的にアピールしてまいります。北海道で生まれ育った私も本大会に出場できる喜びと、これまでサポートしてくれた皆さまに感謝の気持ちをプレーでお伝えできるよう、真摯に取り組むことをお誓い申し上げます」と力強く述べました。

　大会は2月19日に開会式を行い、26日までの8日間で5競技64種目を実施します。