OCA(オリンピック・オフィシャル)は、かねてからグリーン・ピースなどにたたかれていたホームプッシュの汚染問題について、「ホームプッシュ地区のたくさんの場所からダイオキシンが発見されたことは事実だが、オリンピック・パーク、オリンピック競技場と選手村のエリアは確実に安全であり、"グリーン・オリンピック"(緑のオリンピック)を目指す意味からも、1億3700万豪ドル(約121億9300万円=1豪ドル89円で換算)をかけてホームプッシュエリアの公害を清掃する」意図を明らかにした。
オリンピック以前は、シドニーに三つあるごみ捨て場の一つとして知られていた、ホームプッシュ。200〜300トンのゴミからは、史上最強の毒物として知られているTCDD(四塩化ジベンゾダイオキシン)が30kg検出される。国際環境調査期間の報告によれば、TCDDのレベルは安全レベルを犯さない低さであり、またオリンピック村やパークは汚染されていないということ。しかし、近くに危険かもしれない場所があるということは"緑のオリンピック"のイメージを壊しかねないものと真剣に受け取り、OCAはさらなるクリーンアップを公式に約束した。
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