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1997.11.01 オリンピック

オリンピックに向けてタクシー運転手が訓練開始

 オリンピックに向けて国内のタクシー運転手たちが「より地理に詳しくなり、プロらしい仕事をすること、また、なるべくユニフォームを着て仕事をすること」などを要求していたSOCOG(シドニー・オリンピック組織委員会)だが、先ごろ35人のタクシー運転手が、SOCOGの催したタクシーキャンペーンの勉強会「パイロット・セッション」に参加した。

 オリンピックまでの間に観光客たちに豊富な情報を与えて、オリンピックシティとしてのシドニー観光を楽しんでもらうため、SOCOGはNSW(ニュー・サウス・ウェールズ)州タクシー評議会を通して、オリンピック準備状況の最新情報を継続的にタクシードライバーたちに報告していく予定。

 このSOCOGのコミュニケーション関係のゼネラル・マネージャーであるフォレスト女史は、「素晴しいオリンピックを作り上げるため、交通手段の要の一つになるであろうタクシーの運転手たちが、顧客たちと良い関係を持つことを真剣にとらえ始めてくれたことはとてもいいこと」と言う。

このSOCOGのプランの下、タクシー運転手たちは、これからオリンピック本番まで、28の競技のうち14競技が行われるオリンピックパークと、その周辺のホームブッシュエリアの理解を深め、客に最新の情報を与えられるよう努めることになる。

 「パイロット・セッション」に参加した35人の運転手たちの話す言語は17種類にも及ぶというマルチ・カルチャーぶりのシドニー・タクシー業界。

 「世界で最もお客に友好的なタクシー・サービスを目指す。オリンピック成功のために活動的に役割を演じられることは大きな喜びだ」とNSW州タクシー委員会副委員長のボブ・マーロウ氏が言う通り、ドライバーたちは、ベストのサービスに意欲を燃やしている。

 

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