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2002.10.10 国際総合競技大会

金メダリストと37人の子供たち 〜From MPC JOC OFFICE

10月9日(水)、釜山日本人学校の子供たちと、前日、陸上競技ハンマー投げで
2連覇を達成した室伏広治選手が触れ合う機会がありました。

室伏選手と子供たちが会う事ができた場所は、室伏選手が所属するミズノトラ
ッククラブの優勝慰労懇親会の会場。
陸上担当記者と関係者だけのごく内輪の懇親会でしたが、ホテルのその場をお
借りする事ができました。当初は、懇親会終了後という話でしたが、ミズノト
ラッククラブのご厚意で、子供たちも懇親会に参加できる事になりました。お
まけに子供たちが、室伏選手の優勝と誕生日のお祝いの花束のプレゼンテータ
ーを務める事に。予定になかった行動に、子供たちも大喜びしました。

まずは、全員で声をそろえて「室伏選手、優勝とお誕生日おめでとうございま
す!」と元気な声で挨拶。そして花束贈呈。室伏選手も満面の笑みで「ありが
とうございます!」と返しました。

続いて1列に並んで、即席の握手会。引率の先生まで列の最後に並んでしまい
ました。子供たちは、小学校1年生から中学校3年生まで総勢37人。室伏選手は
床に膝をつき、子供たちと目線を合わせて1人1人と握手。

室伏選手の大きな手に包まれた子供たちの手はとてもちっちゃかったけれど、
でっかい夢をつかんでくれたのではないかと思います。

お次は、学年別の写真撮影。低学年の子供たちは、室伏選手の膝の上に乗せて
もらったり、懐にもぐり込んだり、とても賑やかで楽しい撮影になりました。

約45分。楽しく充実した時間は、あっという間に過ぎてしまいます。最後に、
子供たちがお祝いのしるしに元気良く校歌を歌ってくれました。

「澄んだ心を持つように」「たくましく明るく正しく」「友と仲良く手を取っ
て」という歌詞がありましたが、まさしく今日の子供たちの事だと思いまし
た。年長の子が年下の子に声を掛け、良く面倒を見ていました。最近、都会で
はあまり見られなくなった光景に、筆者は少し感動していました。

お別れの時間です。室伏選手は、子供たちの姿が見えなくなるまでホテルのロ
ビーで手を振っていました。

懇親会が終ってから、室伏選手に感想を聞きました。
「僕も子供の頃、アメリカで日本語学校に通っていたことがあって、1週間に1
度日本人に会うのがすごく楽しみだった事を覚えてます。日本人学校とは違う
かもしれませんが、きっとあの子たちも日本にいるのとは違う環境や習慣があ
って結構、大変だと思うんです。苦労してる事があると思うんです。でも、元
気でしたね。素晴らしいです。みんなしっかりしてるし。僕も、嬉しかったで
す。」

きっと、子供たちも今日の感激を忘れないと思います。ありがとう、室伏選
手。

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